憧れの山岳リゾートの朝食
本日はリゾートホテルの朝食の話です。
ゆすらには
10年ほど前から憧れ続けている
ホテルの朝食があります。
1. スイスの山岳リゾート
ゼタ(是太郎。息子)が
赤子から幼児になりたての頃、
休暇をスイスのリゾートで過ごしました。
長い歴史を持つ山岳リゾートは
鉄道やゴンドラなど
移動のためのインフラが整っていて
お年寄りや車椅子の方でも
標高数千メートルまで行き
絶景を楽しむことができます。
小さい子は体を守るため
年齢によって行ける高さが決まっています。
当時のゼタが行けるのは
標高3000mくらいまでだったので
それより上へは
夫婦で交代でゴンドラで行きました。
最高峰ではひとり&自撮り。
2. ゼタのテーブルマナー
その時に滞在した高級リゾートでは
ビュッフェ形式の朝食でした。
ゼタは幼い頃から食に興味があり
大人が食べ終わるまで
飽きずに食べ続けるので
レストランに連れて行きやすい子でした。
パンケーキを前にナイフとフォークを持たせると
静かに切って食べています。
こぼさないように
ゆすらがつきっきりでお世話をしていたけれど。
お世話に熱中していたゆすらが
ふと顔を上げると
少し離れた席にいる
とても上品なおばあちゃまが
ゆすらとゼタの方を見ています。
アジア人なので目立つのかしら
それとも何か失礼があったかしらと
一瞬、身の回りチェックをしたけれど
なんと
おばあちゃまは
拍手のジェスチャーをしながら
クチパクで
「(Bravo)」
って言ってくれた!!
なんならウインクもしてくれていた
かもしれない。覚えていない。
ゼタのマナーもしくは
ゆすらの頑張りに対して
言ってくれたのは明らかで
本当に嬉しかったわ。
3. 忘れられない朝食
少し遅れて
そのおばあちゃまのお嬢さんかしら。
と思われる年頃のおばさまが
ニコニコしながらおばあちゃまの隣に
いらっしゃいました。
朝食をもって。
見たら。
エスプレッソとフロマージュ・ブラン
(ヨーグルトに似た食べ物)だけ。
それだけですか?
ゆすらは大食漢。
当時は今より若いからさらによく食べていたわ。
年齢が違うとはいえ、
食べる量のあまりの違いに
鮮烈に記憶に残ってしまったわ。
富裕層はビュッフェでお腹いっぱい食べないのね…
と若いゆすらは思いました。
良いものを、少しだけ楽しむ。
って大人に見えて、それに憧れました。
4. 山盛りごはん
それから10年。
ゆすらは相変わらず大量に食べます。
ホテル滞在時のゆすらの朝食
・水、トマトジュース
・パン(トーストする)
+ハム、チーズ、卵料理
+バター、ジャム
・トマト
・食後にヨーグルトとフルーツ
・それは食後とは言わない
・エスプレッソ+牛乳
・日本ならご飯とおかずも食べる
トマト好きね。
日本のホテルでも
パンをリベイクしている女性がいたら
その人は高確率でゆすらです。
それでも
リゾートに行くたびに
あの日憧れた朝食を再現しようとします。
この夏も。
エスプレッソはなかった。
だからカップが大きいの。
でもミニトマトくらいならいいかな…
そしたら切ったトマトもあったから追加。
少しサラダも食べておきたい。
水は飲まなくちゃね。
隣にあったオレンジジュースとパンも。
さらにベーコンとソーセージ。
そして金時豆。
日本かよ。
最終的にはこうなっちゃうのよ。
ちなみに
ゆすらを見て育ったゼタが選んできた
朝食はこちら。
秋田かよ。
いぶりがっこにじゅんさいに…
ゼタは嬉々として
地元の素晴らしい食材を楽しみます。
朝シャンならぬ
朝ポン酒があったわ。
あんころ餅と黒ごま餅もあったりしてね…
なかなか
あの日憧れた朝食の境地に至らないわ。
おしまい。