ここまでの松波さん振り返り(2)

ということで、承前。

松波さんのこれまでをツイッタのログで概観


前回書いたときは、1トップが流れて、相手SBとの関係で質的優位を作り、そこをシャドーが追い越す!くらいの工夫はあったな、と思い出す。回数は1試合2~3回くらい。

ただ、ツイッタで呟いていたことは書いてなかったので、ツイッタのログを遡ってみた。

試合途中まではノーマルだったが、井手口のCB脇落ちを契機に、矢島も脇落ちを始め、ビルドアップ時に密集発生、非効率なビルドアップ局面実現。


初勝利の徳島戦。1-3-4-2-1初採用。徳島相手だからかな?と思ったんだけど、その後も継続的に使用。その割に練度は上がっていない。


徳島戦感想2。松波さんの初勝利なのに、チームが更にぶっ壊れていき、頭に来てた様子。ツネさんと同じ基準であれば、この時点で解任が妥当。

そして、1-4-4-2系リトリートでやる方が良いかもね、ってのは、現在も思うところ。1-4-4-2系なら、慣れ親しんでいる分、選手らに任せても何とかなりそうって要素も大きい。

正直、俺でさえ、『暫定監督』ならまだしも、『監督』は無理って分かってたわけでね。現場は、松波さんに監督業は向いていないことを、十分に理解していたと思う。

細かいこと分かんねーよ!なら、こういう言い方でも良い。2012年、ほぼ1シーズン、監督としてチームを率いたが、J2に降格したという負の実績がある監督を、今据えるのか?ってね。一般論として、あり得ない。


福岡戦感想。

相手が真摯に競技に向き合っているのに、個人の能力で殴り倒すという別競技を行い続ける。

てなところ。

何か書いてて、以下の方が書きたくなってきた

ガンバ大阪の強化部は狂っているのか?

松波さんに全てを託してしまったという結果だけ見れば、YES。なんだけれど、これは、不幸が重なった結果だろうと推測してる。

これもまた推測なんだけれど、新監督選任にあたって、親会社の承認(または資金)が必要だったのではないか。もしそうであれば、現在の状況は、一定程度、説明できる。

大岩さんクラスでも4000万円くらいは掛かると思う。他の候補でも1000~4000万円くらいは掛かるだろう。

平時であれば、大した金額ではない。が、無観客試合が連続し、観客制限もあり、例年より大幅な収入減が確実な中では、出せない金額だったのだろう。結果、親会社からの資金を引き出さなければ、新監督を選任できなかったのではなかろうか。強化部の求める新監督要件とは別で、親会社の求める要件が存在したのではなかろうか。

大岩さんに一本化、その後、新監督選任を諦めた、という経緯が、報道された。しかし、おそらく、現場サイドは、少なくとも5人くらいは、新監督候補をリストアップしていたはずだ。しかし、早期に、大岩さんに一本化『せざるを得なかった』。

ここから、強化部がリストアップした候補者の中で、大岩さんだけが、親会社が新監督に求める要件を満たしていたんだろう…と推測している。

しかし、今までを見れば十分に分かるように、松波さんを、続任させるべきではなかった。監督として、松波さんよりも優秀な方は、いくらでも居る。フリーの監督という条件でも、だ。

ツネさんの解任自体は、消極的ながら、支持できる。当時、(短期的に)最悪の状況から抜け出せる見込みがなかった。しかし、新監督が松波さんで決定となるのなら、話は別だ。監督としての能力的に、ツネさんにそのまま任せた方が良かった。

こんなもの、松波さんも含め、現場経験者の方々は、分かっていたはずだ。そこまで愚かではないはずだ。

仮に、5000万円程度の案件でも、親会社の承認が必要なのであれば、その運用を改めるべきだと思う。どのような条件下であっても、(1億円なり5000万円なり、適切な金額を限度として)、強化部案件として、単独で執行可能なようにしよう。

そのために、今までも、取締役に『現場サイドの代表者』を入れ続けてたんだろう。和田さんなら、強化部長もできるほどに、現場サイドの事情を熟知しているはずだ。

強化部担当者の発案、強化部長の承認、現場サイドの取締役の承認、この三段階を踏めば、そうそう無茶苦茶な監督を連れてくることもなかろう。過去と違って、各プロセスにおいて、素人目でも分かるほどの無能そうな人も居ないしね。

過去、非常に無能な強化部長が、無茶苦茶な監督を連れてきたことがあった。それぞれ1度ずつ。しかし、現時点では、(松波強化部長の復職を前提に)、無能な者は傍目存在しないように見えるし、体制は整っているはずだから、次の監督…ホント、何とかしてね。

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