アンビソニック方式のマイク搭載レコーダーZOOM H3-VRが発表
皆さんこんばんは。VR映像制作合同会社ジーンの近藤将人です
ZOOMからアンビソニック方式のマイクが搭載されたZOOM H3-VRが発表されました。
左右・上下・前後を捉える4チャンネルのマイクを搭載。
最大24bit/96kHzでの収録が可能です。
AmbisonicsはFuMa、Ambix、Ambisonics Aに対応。
ステレオでの収録はもちろんのこと、バイノーラル録音も可能になっております。
360度撮影となりますと全方向撮影されてしまうためマイクの置き位置が重要です。
H3-VRは本体に6軸のモーションセンサーを搭載。
上下の反転や横置きでもしっかりと方向を感知して収録することが可能です。
音声サンプルはこちら。
Ambisonics方式のマイク搭載でレコーダー一体型といいますと中国メーカーでひとつ見たことがありますが日本のZOOMが出してくれるのは嬉しいですね。
VRと書いてあるので飛び道具的な見え方がしますがこちらのすごいのはプラグインで後から好きな方向のステレオを切り出したりもできることです。
円形になって話す時にセンターに1台置いておいて後から必要な方向だけ抜くみたいな使い方もできます。
ZOOMのAmbisonics対応はH2nもありますがあちらはMS(ミッドサイド)方式のマイクなので上下の情報が録れませんでした。
世界360度カメラメーカーがH2nを搭載できるような形で考えられているので次はこれが基準になってくるのかなと感じます。
レコーダーと一体型なので可搬性もよく、動き回ることが多い現場やコンパクト装備が必須な現場にはもってこいですね。
発売は10月下旬予定とのことです。
日本での価格情報がまだ出ていないですが海外の価格から見ると4万円くらいなのかなと予想しております。
これは手に入れたい1台ですね。
明日も一日頑張りましょう、