エンジニアの仕事を体験!小中学生に向けてプログラミングの授業を実施しました
ギークスでは、株式会社バリューズフュージョンが主催する国内最大規模の小中学生対象プレゼンテーションアワード「スタートアップJrアワード2021」に協賛しています。
「働き方の新しい”当たり前”をつくる」を事業ビジョンに掲げるギークスが、これからの進路やキャリアを考える子どもたちに自分に合った職業・働き方の選択肢を見つけるきっかけを導くことができれば、との願いからこの取り組みを応援しています。
本イベントの協賛の一環として、2022年1月12日(水)に、小学生・中学生を対象に無料オンライン授業「今日から君もエンジニア!?プログラミング言語に触れてみよう!」を実施しました。
グループ会社のシードテックが運営するプログラミングスクール「Seed Tech School」でエンジニア講師を務めるEndoが登壇し、参加してくれた50名以上の小中学生に向けて授業を行いました。今回は、その授業の様子をレポートします。
Endo
大学卒業後、私立・公立高校にて教員として従事し、9年間学校教育に携わる。「プログラミングの楽しさを多くの人たちに届けたい」という想いから、2021年シードテックに入社。現在は、開発業務にも携わりながら、エンジニア講師を担当している。
プログラミングって何?
授業の前半では、プログラミングとは何か・エンジニアの仕事とは何かについて、解説しました。
まず最初に、1枚の写真が表示されました。「これは何の写真でしょうか?」というEndoの問いかけに、小中学生がチャットで回答していきます。
Endo:今では見かけない光景になりましたが、これは「駅の改札」です。昔は駅の改札には駅員さんが立っていて、乗客は乗降時にきっぷを見せるのが当たり前でした。今は改札機に交通系ICカードをかざせば通過できるようになっていますが、実はこのシステムを作り上げるために「プログラミング」が使われています。「プログラミング」があるので、私たちの生活は便利になっています。
改札機のみならず、私たちが生活する中で欠かせないものとなっているメッセージアプリ、小中学生も日常的に触れているゲーム機など、「プログラミング」は身の回りにある様々なもの・場面で使われていることが伝えられ、小中学生のみなさんからは「プログラミングがゲーム機に使われているのは知らなかった」などのコメントが寄せられました。
参加者の多くが学校の授業で「プログラミング」に触れたことがありましたが、実際に使われている場面のイメージも湧いたようです。
さらに詳しく、プログラミングについて説明していきます。
Endo:「プログラミング」は、コンピューターと人が会話するための言葉です。英語を話す外国の方に日本語で「こんにちは」と話しかけても伝わらないのと同じように、コンピューターに人間の言葉で伝えても何も反応してくれません。コンピューターに伝えるための専用の言語を「プログラミング言語」といいます。「プログラミング言語」は、200種類以上あると言われています。学校の授業で「Scratch」に触れたことがあると教えてくれた方もいましたが、これもプログラミング言語の1つです。
200種類以上もあるということに、小中学生からは驚きの声が上がりました。
続いて、プログラミングに関する仕事について、解説していきます。プログラミングを使って仕事をする人たちをエンジニアと呼び、様々な種類の仕事があります。
今回は、代表してシステムエンジニア・プログラマー・インフラエンジニア・ブリッジエンジニアの4つの仕事について説明していきました。
「ここまでの話を聞いていて、エンジニアをやってみたいという人がいたら手を挙げてみてください」とのEndoからの問いかけには、多くの小中学生が手を挙げてくれました。
プログラミングにチャレンジ!
授業の後半では、「CodePen」を用いて実際にプログラミングに挑戦していきます。
共有されたEndoの画面を見ながらそれぞれ手元でコードを書いていくと、画面上に自分の名前が表示されました。引き続きコードを書き進めると、先ほど表示させた自分の名前の色を、黒から赤に変えられました。
チャットで「赤以外にも自分の好きな色に変えられるの?」との質問が寄せられたので、自分の好きな色に変える方法も実践していきました。実際にコードを書く中でプログラミングの面白さを実感できた方も多く、「楽しかった!」「もっとやってみたい!」と嬉しい感想をたくさん受け取りました。
Endo:今日は、みなさんにプログラミングを体験してもらって、みなさんも「エンジニアになれる」ということを感じてもらえたら嬉しいなと思いましたので、このようなプログラムにさせてもらいました。今日やってみて興味を持った小中学生のみなさんは、今からプログラミングを学んでみるのも良いと思います。
授業に参加した小中学生の感想
今回の授業に参加した小中学生からは、様々な感想が寄せられました。
・あまりプログラミングに興味がなかったけど、今日の授業を受けて、少しずつ興味が湧いてきました。またプログラミングをやりたいなと思いました。
・いままでWEBサイトというのは画面に文字を打ち込んでつくっていると思っていました。あんなにたくさんのコードで表現されている世界なのかというのが発見でした。
・エンジニアは裏で私たちの生活を支えてくれている大切な仕事だということが分かりました。プログラミングも難しかったけどとても楽しめました。とてもいい経験になりました。
2020年には小学校・2021年には中学校でプログラミング教育が必修化されており、今後はプログラミングを勉強していることが当たり前で、知識がないと遅れをとってしまう時代に突入します。今回の授業を通じて、プログラミングの楽しさを感じてプログラミングに対する興味・関心を高めてもらえていたら嬉しいです。
また、小中学生のみなさんにチャレンジを通じて「好き」「嫌い」や「得意」「不得意」を感じてもらい、自身の将来選択に活かしてもらいたいと願っています。