ニンテンドーゾーンのナゾ解明(前編)!
ニンテンドーゾーンとは
結構長い間稼働していた「ニンテンドーゾーン」。
詳しくはウィキを見ていただければと思いますが、マクドナルド(マックでDS)や、セブンイレブン(7スポットでDS)など、いろいろな所で受信・通信できたので、利用していた方も多いかと思います。
そんなニンテンドーゾーンですが、コレクターの悲しいサガで、楽しむよりも、どのように配信しているのかが、ずっと気がかりでした。
というのも、それ以前からあった同じようなサービスの「DSステーション」では、配信専用ソフトを利用して、DS実機で配信をしていた時期が(海外では)あったからです。
日本国内の「DSステーション」や、今回紹介する「ニンテンドーゾーン」もこの形式だとすると、「マックでDS」などのソフトがあって、さらに、配信毎のバージョンがあるということになります。
つまり「それぞれのソフト数」×「バージョン数」=「非売品ソフト数」という計算!!
この推測どおりだと、国内すべての携帯ゲーム機のソフトを集めたいというコレクター(自分)的には、かなり絶望的な状況で、一時はフルコンプをあきらめたほど。
ですが、以外にもその答えは、DSステーションの公式記事にきっちりと書かれていました。
「ネットワークでデータ更新」!
それすなわち、無線LANなどでデータを更新しているので、配信毎のソフトは不要ということ。
当然、DSステーションより後に出たニンテンドーゾーンも、同じシステムだと思われるため、こちらも専用のソフトはないだろうと、安心するのでした。ハンバーガーを食べるたびに更新されていたのも、これで納得です。
以上、すでに序文で長くなりましたが、ニンテンドーゾーン(とDSステーション)をコレクター目線で見たお話です。
ちなみに、先ほどの任天堂の記事は2006年にすでに掲載されていましたが、GeeBeeがそれに気づいたのは数年前。つまり、何年も無駄に悩んでいたことになります。
他人事のようですが、こんなことを毎日のように考えてるコレクターって、本当に大変な生き物ですね。
ニンテンドーゾーンのナゾ解明!
そして、月日は流れ、平成→令和に突入。
ニンテンドーゾーンなど、すっかり忘れていた頃、ひょんなことから、ニンテンドーゾーン用無線配信ボックスなるものをゲットしました(オークションで競り合っておいて、ひょんとか言うのも何ですが)。
コレクターなので、大事に保存しておきたいと思いつつも、手に入れれば、やはり試したくなるもの。
すでにほとんどのサービスは終了していたため、繋がらないとは思いつつも、早速、電源を入れて動作確認をしてみます。
いきなりのエラーですが、無線LANに接続できないとのことですので、早速、我が家の無線LANに接続してみます。
そうしたところ・・・
じゃーーん!
無事、ニンテンドーゾーンが見つかりました!!!
この画面、懐かしくて涙ものです。
ということで、さっそくサービスの利用を開始・・・
できませんでした(笑)。
当然といえば当然の結果ですが、ちょっと残念な結果に。
ということで、実験はここまでとして、気になった点をあげてみます。
特に、その3に書いた、ねじ止めされているスロットはとても気になります。ということで、ドライバーで開けてみたところ・・・
ババーーーン!
なんと、専用ソフト「ニンテンドーゾーン用 無線配信用 DSカード」が入っていました(レア度:★★★★☆☆☆)!!
ちなみにこのソフト、普通に他のDSシリーズでも動きます。
見てのとおり、下画面に上下が逆転して配信画面が表示されているため、ニンテンドーゾーン用無線配信ボックスの正体は、DSの下画面の模様・・・
というより、ソフトを入れずに起動したら、メニュー内に「ニンテンドーDSiカメラ」を発見(笑)。メニュー画面のデザインでも分かるとおり、ニンテンドーゾーン用無線配信ボックスの正体は「DSiの下画面」のようです。
これで、後期版のアダプターが利用されていたナゾも解明。
以上、全部の伏線が回収されたところで、ニンテンドーゾーン用無線配信ボックスと、その中に入っていたソフトのお話は終了です。
ゲームボーイマクロ(分からない方はググってみましょう)の逆バージョンといった感じの無線配信ボックスも嬉しかったのですが、DSの非売品ソフトをゲットできたことが大収穫!
この後、絶望的な気持ちになるとも知らずに、その時は喜んでいたのでした(つづく)。
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