善と悪2台のナイト2000(ナイトライダー)

原題は"Trust Dosen't Rust" 直訳は「信頼は錆びない」確かにこの訳だと意味不明。昔から「原題と違う」と言われる邦題だが、こうしてみると分かる。「直訳したって分からないよね?」原題は"Trust Dosen't Rust" 直訳は「信頼は錆びない」確かにこの訳だと意味不明。昔から「原題と違う」と言われる邦題だが、こうしてみると分かいます。「直訳したって分からないよね?」という事です。
 タイトルでは昔の映画の邦題とかやたら「パニック」を付けるという悪癖もあったが邦題にする時に頭を悩ませる側の立場を考えると、少し理解できるような気がします。
タイトルでは無くても翻訳には苦労することが多いようで、「ダジャレ」は当然各言語で違うので例えばシェイクスピアの戯曲などもダジャレは翻訳者が違うのを挿入してたりします。
 さて、これを読んでいる方がどのくらいこの「ナイトライダー」をご存じかは分かりません。これはアメリカで1980年代に放映されていたテレビドラマで日本にも輸入されて地上波で放送されていました。その頃は「地上波」と言う呼び名は「衛星放送」がなかったので単に「テレビ放映」と言っていました。その頃の放映では「吹き替え」が当たり前で声優さんが日本版の声を担当していました。なので、僕が昔に見たイメージはアメリカ人が日本語を喋ってドラマが進行していく感じでした。2000というネーミングからも分かるように2000年にはこんな車も登場しているのではないかという夢も含まれていたと思います。
 物語の概要を説明いたします。ナイト財団と言う財団があり、そこの会長が秘密裏に新しいマシンを開発します。トランザムという車をベースとしたその車はコンピュータコントロールが可能な夢の車「ナイト2000」です。表面は特殊金属で弾丸さえ跳ね返す、会話が出来指示に従って運航可能しかも、人を撥ねたりはしません。このナイト2000のライダーとして選ばれたのは元刑事のマイケル・ロンガー。名前はマイケル・ナイトと改名されました。このあたり、経緯を書き出すと長くなりすぎるので「マイケル・ロンガーは死にマイケル・ナイトとして登場」と言う形にさせてください。詳しくは調べればすぐにわかります。
 今回のお話で明らかになったのは、実は現在のナイト2000「キット」の開発の前に「カール」と言う同型を開発していました。そのコンピュータのプログラムは「自己防衛を最優先」とした車でした。つまり「人間が死んでも関係なし」です。
 ロボットにはアイザック・アシモフの作成した「ロボット三原則」と言う原則が組み入れられるべきとされています。「第1の原則:人間への安全性、第2の原則:命令への服従(人間からの命令)、第3の原則:自己防衛」このように一般的なロボットにおいては「自己防衛」は最後の原則です。「カール」はロボットではありませんが、開発目的は「犯罪抑止や事件解決」と言う「人の役に立つ」と言う使命から「ロボットに準ずるもの」と考えられます。その観点から「カール」は大変危険な存在となります。開発中にその事に気づいたので「カール」の開発は中止され、電源を抜かれて財団の倉庫に閉じ込められていました。ここにコソ泥が入り込んでその時に「カール」の電源が入って復活してしまいます。彼らは強盗などを繰り返し、金を集めます。超合金で自走できる車なんで無敵です。一方で事態を知ったナイト財団は彼らの活動を止めるべく動きますが、中々作戦は進みません。
 そのうち、カールに調整が必要になりました。装置の細かい不具合が発生したので「整備士を誘拐してこい」という話になりました。誘拐は成功してしまいます。整備士は仕方なく「カール」の整備を行います。途中まで追いかけていた「キット」はついに「カール」の場所を突き止め、対峙しますが、カールに逃げられます。「キット」に搭載された最終兵器は、全弾を打ち尽くし、結局役に立ちませんでした。ラストは以外な方法で「カール」を駆逐するのですが、それは原題が示唆していました。
 久しぶりにこのドラマ見て、「結構見ていたはずなのに全然覚えていない」ことにもびっくりしたのですが、丁寧に作られているドラマにも感心していました。車のハンドルは普通の丸い形ではなく、飛行機の操縦桿のような形でとても未来的、黒のトランザムは見た目もカッコよくて「こんな車なら乗りたい」と思わせるデザインです。あの形の車、今でも作ったら良く売れるのではないだろうかと思わされます。そう言う物理的なカッコよさもお勧めポイントです。今、見てもデザインは古くは感じないと思います。
 それから、「キット」と「ナイト」の会話も見どころです。「キット」はコンピュータなので「感情」は無いのですが、「ナイト」と組んでいろいろ仕事をしていくうちに「感情っぽいもの」も徐々に見え隠れします。会話そのものも面白く実は英語の勉強にもなります。現在、私が見ているのはHuluなのですが、「日本語字幕・英語字幕」の切替も出来るのでストーリーをきちんと追いたい時は日本語で見て、ヒアリング重視の時には英語字幕で見るなんて使い方も出来ます。
 今回は、昨夜見た一話だけを紹介しましたが、このシリーズ面白いので是非とも皆さんにも観て頂きたいと思います。これから次の一話を観ようと思います。
タイトルでは昔からやたらと「パニック」を付けるという悪癖もあったが邦題にする時に頭を悩ませる側の立場を考えると理解できるような気がする。

タイトルでは無くても翻訳には苦労することが多いようで、「ダジャレ」は当然各言語で違うので例えばシェイクスピアの戯曲などもダジャレは翻訳者が勝手に違うのを挿入したりしています。

さて、これを読んでいる方がどのくらいこの「ナイトライダー」をご存じかは分かりません。これはアメリカで1980年代に放映されていたテレビドラマで日本にも輸入されて地上波で放送されていました。その頃は「地上波」と言う呼び名は「衛星放送」がなかったので単に「テレビ」と言っていました。その頃の放映では「吹き替え」が当たり前で声優さんが日本版の声を担当していました。なので、僕が昔に見たイメージはアメリカ人が日本語を喋ってドラマが進行していく感じでした。2000というネーミングからも分かるように2000年にはこんな車も登場しているのではないかという夢も含まれていたと思います。

物語の概要を説明いたします。ナイト財団と言う財団があり、そこの会長が秘密裏に新しいマシンを開発します。トランザムという車をベースとしたその車はコンピュータコントロールが可能な夢の車「ナイト2000」です。表面は特殊金属で弾丸さえ跳ね返す、会話が出来指示に従って運航可能しかも、人を撥ねたりはしません。このナイト2000のライダーとして選ばれたのは元刑事のマイケル・ロンガー。名前はマイケル・ナイトと改名されました。このあたり、経緯を書き出すと長くなりすぎるので「マイケル・ロンガーは死にマイケル・ナイトとして登場」と言う形にさせてください。詳しくは調べればすぐにわかります。

実は「ナイト2000」の開発の前に「カール」と言うスーパーカーを開発していました。それは「自己防衛を主体」とした車でした。もちろん、自分で車を操縦することも可能でありましたが、最優先事項は「自己防衛」です。つまり「人間が死んでも問題なし」です。

アイザック・アシモフの「ロボット三原則」をご存じの方がどのくらいおられるかは知りませんが、関連するので少し触れておきます。「第1の原則:人間への安全性、第2の原則:命令への服従(人間からの命令)、第3の原則:自己防衛」ご覧の通り、「自己防衛」は最後の原則です。つまりこれは「カール」の危険性を示唆しています。

人の命はどうでもいい。そんなロボットはどれほど危険でしょう。それでなくても昨今の事例を見ても「人間の誤操作」で多くの人が被害にあう状況です。その場合は「殺したくて殺す」訳でもなく、殺してしまっているのですが、この場合「自らの保護」を最優先なので「人間の生命はどうでもいい」と更に危険な状況です。

カールはコソ泥に偶然、電源を入れられることによって復活してしまいます。実は途中で開発の失敗に気づいて「封印」されていたのですが、コソ泥どもの迂闊な行動で彼の電源が入ってしまいました。彼らは共に行動をして様々な荒稼ぎをします。

いわば超合金で自走できる車、そんな車はこの時代では無敵です。銀行の金庫やらいろいろ襲い放題です。襲撃を繰り返し、大金を手にします。しかし、問題も起きました。カールに調整が必要になったのです。装置の細かい不具合が発生したので「整備士を誘拐してこい」という話になりました。

誘拐はなんとか成功します。そして、実はキットには秘密兵器が装備されていたのですが、それも不発で最後はマイケル・ナイトの推測通りに事が運んでカールは消し去られました。


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