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もうすぐ本番

今年、初めて第九を歌うイベントに
合唱団の一人として出演します。

合唱は高校生の時の校内合唱コンクール以来。

当時はすでにエレキギターを始めていて、
音楽に興味は強かったのですが、
なにせ学校という場所が苦手で
不登校気味だったため、
イマイチ楽しめずに終わりました。

その後、エレキギターなど担当で
バンドを組んでライブに出たりなど
社会人になっても音楽に関わり続けていました。

でも、それも娘が生まれる直前まで。
発達障害を持った娘が生まれてからは、
毎日が過酷で音楽どころではなく、

気分転換にとギターを持つと、
娘がギターに突進してくるので危険で断念。
(エレキギターって、思ってるより重くて
飛び出てる場所もあるので危ないんです)

そんなこんなで音楽から距離がある
時期が12年。長い…

なんとか音楽と繋がっていたくて、
ドライブの時はジャンル問わず
様々な音楽をかけていたし、

家でも歌を歌ったりなどしていました。
そのおかげか、娘も音楽が大好きです(笑)

その娘も大きくなって、私が家にいなくても
「一人で全然平気。むしろ一人を満喫してる~」と
娘が言ってくれるようになったので、夫とも相談の上で、

昔、姉と出たいねと言っていた
第九ひろしまに参加を決めました。

その後すぐに私が転勤で
飛行機移動が必要な県外に引越してしまい、
出られなかったのです。

もちろん姉を誘ったのですが、
姉は私の結婚・転勤後、バイオリンを始めて、
今はアマチュアオーケストラに入っていて
歌に興味が無くなったそうで断られました(笑)

私は、そうハッキリ言ってくれる
クールな姉が大好きです。

そして、一人で申し込んで始まった練習は
毎回が刺激的で、学ぶところが沢山あり、
とても楽しかったです。

せっかくなので、100%楽しんで吸収してやろうと
パート練習では毎回、最前列で参加しました。

他の参加者の方々には、ルーツが違い、
それぞれが持っている参加の意義も違い、
歌う姿勢も違う多様性のある面々で、
でも、音楽という一つのツールでは繋がっている。

不思議な体験でした。

そして、今日は本番前日のリハーサルでした。

ここが会場。リハーサルも楽しかった

指揮者(マエストロ)の沼尻さん指導のもと
オーケストラや、ソリストの方々との初めての合同練習です。

たったの1時間でしたが、
オーケストラが鳴り始め、ソリストの方が歌いだし、
「この素晴らしい音に今から自分たちの歌をのせるのか」
そう思うと、鳥肌が立ちました。

第九ひろしまに申込をしてすぐに
コンコーネという歌の練習楽譜を買い、
発声練習やコンコーネの伴奏を
YouTube先生にお願いして練習開始。

パート練習が始まってからは、
まずメロディを覚えて、
ドイツ語の歌詞の発音練習、
歌の意味を調べ、感動。
ベートーヴェンが仕掛けた音のからくりを
先生方から聞き、これまた感動。
他の方々の歌に対する姿勢にも感動。
先生方の音楽に対する情熱や姿勢に感動。
勉強になることばかりでした。

正直、この半年間ほど
真剣に毎日歌を練習したのは
生まれて初めての経験です。

真剣に取り組むからこそ
気づけることがたくさんありました。

そして、明日が本番です。

本番で歌う時間はほんのわずかですが、
今までの人生をのせるつもりで、
今までで一番いい歌になるように、
また、ベートーヴェンが過去から
私たちに伝えてくれた、

現代の世界の人々にとって
一番大切なことなのではないかと思う
メッセージを来てくださった方々に
届けられたらと思っています。

さて、そろそろ寝て、
明日に備えます。

明日は朝から夕方までずっと
会場にいることになるので、
体力大事!

おやすみなさい。

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