【ゲーム】俺氏、UNDERTALEをプレイするも開始30分で涙腺崩壊
名作と名高い「UNDERTALE」
僕はもういい大人なのだけれど、ゲームをしてこんな涙を流すことになるとは思わなかった。
きっかけはPSストアで今なら1000円ほどで買えるみたいだったので、そこからなんとなくプレイしてみたわけなんだけど
もう最初からヤバかった。
「UNDERTALE」のベースは王道RPG(っぽい)作りになっている為、ドラクエなんかと同じく『移動/イベントパート』と『戦闘パート(ターン制バトル)』の2種類で構成されているんだけど戦闘パートのアイディアが凄い。
敵の攻撃ターンになると、四角形の枠の中で敵の攻撃を躱す簡単な弾幕シューティングみたいなミニゲームが入るんだけど、そこの表現が秀逸。
ゲーム開始30分で僕の涙腺が崩壊したのはこのせいと言っても過言ではない。
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最序盤で主人公は「守られた安全な場所」から、「危険な外の世界」へ冒険をしなければならなくなるんだけど、その時に自分を守ってくれていた母親ポジのキャラクター(トリエル)が立ち塞がるわけ。
「あなたを危険な目に合わせたくない。どうしても行くというのなら私を倒していけ」って。
で、またこいつがかなり手練れの魔法使いなわけだからボッコボコにされる。
明らかにゲーム始めたての不慣れなプレイヤーに対する攻撃じゃない。
「もしかして負けイベか?」
そんなこと思いながら操作していると攻撃をする時のトリエルのセリフがどんどん変化していっているのに気がついた。
だんだん辛そうに変わっていっているのだ。
「どうして逃げないの?」
「私を攻撃するか、逃げるかしなさい」
うろ覚えだけどこんな感じ。
※「私を攻撃するか〜云々」は、直前のチュートリアルでトリエルが「モンスターとは分かり合えるかもしれないから攻撃しないでね」って教えてくれていたので信じて愚直に攻撃しなかったからっていうのもあるかもしれないんだけど。
で、その後が凄い。
主人公のHPが残り僅かになってあと一発でも掠っただけでゲームオーバー。そんな状態になるとトリエルの攻撃が自分に当たらなくなる。
正確にはそれまでは自分のいる方向に迫ってきていた攻撃魔法が、途端に自分を避け始める。
その時、僕は最初は何が起きてるのか掴めなかったけど次第に伝わってきた。
トリエルの優しさが、「殺したくない」「もうこんな酷いことはしたくない」
そんな心の声が聞こえてきて、もうダメだった。
こんな単純なバトルシステムでここまでキャラクターが生きていること(感情が伝わってくること)を実感させられたこと、少なくとも僕にはなかった。
この時点で僕はこのゲーム買って本当に良かったと思ったんだけど、この後にも愛すべきバカで最高のキャラクター達が次々出てくるわけ。
みんな小さな悩み、「他人からしたらどうでもいい、それでも本人からしたら深刻な悩み」を抱えていたり、その中でも勇気を出してみたり。
なんかね、再度になっちゃうけどそんなちっちゃなことでもみんなどうしようもなく足掻いて、汚れながらも笑って生きている。
なんだか凄く勇気をもらえたゲームだった。
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他にも語りたいシーンやセリフ、演出たくさんあるんだけど全部紹介してたら凄い分量になってしまうので、一番最初に、一番強いインパクトが残ったところを挙げてみた。
続編?の「DELTARUNE」もこの余韻が終わったら手を付けてみようと思う。
ここ良いよなここ好きだぜってところ、あったら是非教えてくださいな。