八十八箇所巡礼は最高にアツいロックバンド。
現在の音楽シーン。多少の流行りはあるとはいえ、もう個性の押し付けあいみたいな感じになってると思う。
そんな中でも今、とにかくアツいオルタナティブロックを提供し続けるアーティストがいる。
八十八箇所巡礼
超個性派スリーピースバンドである。
リリースしている楽曲はロックンロールであり、サイケであり、プログレメタルであり、となんでもアリの彼ら。PVや楽曲アプローチにもかなり独特のユーモアが組み込まれており、かなり独自の世界観を表現している。
東京のアンダーグラウンド、特に中央線界隈にこそ似た音楽性やユーモアを売りにしているバンドは星の数ほどあるが、八十八箇所巡礼はその中でも群を抜いてテクニカルであり、アカデミックな面をきっちり下地に置きつつ、とにかく自由に演奏している点において独特の存在感を放っている存在だと思う。
公開されているインタビューを読めばメン募サイトで集まったとのこと。さらにメンバー全員もともとスタジオミュージシャンを志していたとのことなのでそのテクニックにもうなずける。
そもそもこの超個性的なメンバーがメン募で集まったというのもかなり衝撃的だ。
とにかく、楽曲を聴いて欲しい。
オシリペンペンズやボガルタ、ミドリといった関西ゼロ世代周辺のシーンにどっぷりハマったことのある人ならまず間違いなく楽しめることが出来ると思う。