なぜ底辺youtuberは迷惑行為しかできないのか
2005年に始まった動画配信サービス「YouTube」はネット配信の形を大きく変えたのは事実だろう。従来の映像配信は大規模は設備を持つごく一部の放送局が独占していたが、いち個人のレベルで実行できるようになったのは情報発信の革命と言っても過言ではない。YouTube以降、雨後の筍のように類似サービスが始まったが、それでも動画配信=YouTubeというイメージは変わらない。YouTubeを使わない動画配信者でもユーチューバーと呼ぶように、もはやYouTubeは一般名詞化したと言える。
インターネットの世界ではあって当たり前な感じになった動画配信だが、配信者のすべてが有益で楽しい動画を作るわけではない。迷惑行為を生業とするろくでなしが増長する一因になっている、負の側面があるのも事実だ。
能力も魅力も無いのに自己評価は馬鹿みたいに高い
動画配信者の中には俗に『底辺youtuber』と称される者がいる。単に画質や音質、編集技術など動画のクオリティが低い未熟な配信者のことではなく、動画の内容が底辺と蔑まれるような奇行・蛮行であることが不名誉な肩書きを得る条件のようだ。
『自身を客観視できないのが底辺youtuberの共通点』
器物破損や動物虐待などの犯罪行為を嬉々として公開するyoutuberもいるが、そういった者は底辺とは呼ばれない。底辺youtuberと呼ばれるには異常なまでの自己評価の高さが必要のようだ。
自己評価が異常に高い者の共通点として自身を客観視できないことが挙げられる。人間は社会性を持つ生き物であり、他者との繋がりや他者からの評価が自身の生存権すら左右することもある。年相応な身なりを整えよ、寝ぐせを直して服装もちゃんとしろなどと言われることがあるが、これも突き詰めれば他者からの評価を良くするのが目的だ。他者からの評価が自身の社会的な価値に繋がることを知っているからこそ、人は身だしなみを整え、公序良俗に反するような言動は取らない。
しかし底辺youtuberと呼ばれる者は他者からの評価は基本的に関係無い。動画の評価は無暗に気にするが、その点についても無条件の賛美しか聞こうとはしない。皮肉を理解出来ず、字面だけを見て有頂天になる頭の悪さこそが底辺と蔑まれる所以だが、当の底辺youtuberは理解できない。根拠がない己惚れの醜さがその外見に表れているのに、本人は自分が賢く美しいと思い込んでいる。まるで暗示をかけているかのように。
『室内でたき火をするとどうなるか。小さい子供でも分かる事を考えられないのが底辺』
相手に迷惑をかけるのはもっとも手軽にマウントを取る方法
迷惑行為ができなければ底辺youtuberに非ずみたいな風潮もあるが、ではなぜ底辺youtuberはわざわざ迷惑行為に励むのか。炎上商法で広告費を稼ぐためという見方もできるが、ほとんどの場合においてそれは後付けの理由である。迷惑行為が人の目を惹きつけ、再生数の増加で広告収入が得られることもあるが、多くの底辺youtuberは炎上商法で儲けてやろうなどとは考えていない。他人に迷惑をかけて一時的にでも自分が優位に立ちたいという、単純なマウント取りが目的だ。迷惑をかけられた者は何らかの形で不利益を被るが、迷惑をかけた側は相手が得るはずだった利益をふいにすることで自分が優位に立ったような感覚を味わう。知識も技能も要らない、もっとも単純かつ効果的な方法と言えるだろう。もちろん、優位に立ったなどと思うのは本人だけの錯覚に過ぎず、後で大きなしっぺ返しを食らう。そうなることなど容易に想像できるが、それができないからこそ底辺に甘んじているのだ。底辺は絶望的なまでに頭が悪いので、今現在の快不快でしか物事を考えることができない。
『ストーキング、窃盗、脅迫・・・。底辺youtuberの犯罪行為は自分を大きく、強く見せようとするものが多い』
底辺に年齢や性別は関係ない
かつてネチケットという言葉があった。「画面の向こうにはどんな相手がいるかわからないから、イキらずに襟を正しましょう」というマナーだが、相手が何者か容易に分かるようになった現在ではほぼ消失した考えと言える。むしろ、如何に自分の方が優位であるかを示すマウント取りが顕著になった事実は否定できない。また、個人情報を安易に露呈させてしまうのも昨今の風潮だ。
『自分でバラしておきながら特定されたと言う底辺もいる』
底辺youtuberは特定の世代や職業に集中しているものではない。新しい分野は好奇心旺盛な若い人ほど集まりやすいので傍目には若年層ほど底辺youtuberになると思われるが、中高年層も底辺思考の持ち主なら動画の内容もそれに準じる。また、性別や職業、人種も関係無い。
『老いも若きも迷惑行為に勤しむ』
迷惑行為が唯一のコミュニケーション手段
急に大きな物音がすると誰でもその方向に振り向く。人によっては音が生じた原因を知ろうとする。底辺youtuberの迷惑行為は大きな物音と同じで、自分の行いで多くの人が振り向くのが嬉しくてたまらない。なぜそのような行為に至るのかを知るために接触した人がいたら、獲物がやってきたとばかりに飛びついて骨までしゃぶろうとする。迷惑をかけ、寄生することが底辺にできる唯一のコミュニケーションである。
いらぬトラブルを避けるには底辺youtuberに関わらないのが最善の方法だ。自分なら絶対にやらないであろう奇行・蛮行を後先考えずに行ってしまう底辺youtuberはインパクトが強く、傍目には面白いかもしれない。しかしその本性はまったく褒める所が無い、唾棄すべき屑である。関わっても暮らしに何のプラスも無いので放置するのが賢明だ。