自社プロダクト説明書 ~ PayDash編~
先日、プレスリリースにてりそなグループ向けに「PayDash(ペイダッシュ)」の提供開始を発表しました!
今回は、加盟店向けサービスであるPayDashについてお話しします。
1.加盟店が抱える課題
消費者が感じる利便性や購買意欲は、キャッシュレス決済が導入されているかどうかが大きく関係しています。現在、現金/クレジットカード/QRコード/電子マネーなど、様々な手段で決済できる加盟店が当たり前のようにありますが、キャッシュレス比率が上がるにつれ、この相関関係はより顕著に出てくると思います。
一方で、キャッシュレス決済の導入には端末・システム利用にかかる費用がかかり、入金サイクルが異なる決済手段の管理は、店舗(加盟店)にとっては大きな負担になってしまいます。
多店舗経営している企業であれば、店舗ごと・エリア全体の管理がさらに煩雑になるので、データ集計はもちろん、情報共有も難しくなります。
2.PayDashについて
2-1 PayDashでできること
① 複数の決済サービスを一元管理
クレジットカード、電子マネー、QRコードと導入しているキャッシュレス決済の売上や入金情報をダッシュボードにまとめて表示することができます。
また、各情報はサマリーから詳細情報まで閲覧可能なので、複数の画面を行き来して確認する必要がなく、一元管理が可能になります。
② 各情報の自動分析
曜日・時間帯・単価など集計に時間がかかるデータを自動で出力し、分析しやすいUIに情報をまとめることが可能です。また、店舗ごとの情報も一覧で閲覧することが可能なので、どの指標に課題があるのかを把握することもでき、分析されたデータを基にマーケティング施策にも活用することができます。
③ 複数店舗経営にも対応
個店経営に加え、チェーン展開など多店舗経営している企業も一元化した情報にアクセスすることができます。具体的には全店舗、または店舗別のキャッシュフロー情報を閲覧できるようになるので、繁盛店舗の状態やCF予測、資金繰りデータまでも把握することができます。
2-2 金融機関(アクワイアラ)からみたPayDash
上記では、主に店舗(加盟店)が抱える課題に対し、PayDashができることをお話ししました。PayDashでは決済センター・アクワイアラなど各社取引データ・加盟店情報を連携し、それぞれのデータを紐付け集計を行っています。
言い換えると、金融機関(アクワイアラ )も加盟店の現状を把握することができるということです。
PayDash上でみれる決済データを通じて、加盟店と金融機関の距離が縮まるので、そのデータを活用した新しいビジネスを創造することが可能になります。
例えば、従来の事業や財務情報に基づく定点的な経営実績からではなく、“いま”のキャッシュフローを軸にした融資や精算サービスを提供することも可能になります。
そのほかにも、各企業の決済データ・動向を一元で可視化できるので、そのデータを基に金融機関による経営アドバイス・コンサルティングなどの活動を活性化することも可能です。
10月よりPayPayの手数料が有料化されるなどが記憶に新しいですが、加盟店を取り巻くビジネスの動きも活発になると予測されます。
インフキュリオンでは、「事業をつくる、人をつくる」をミッションに各事業者が新しい体験を享受できるプロダクトを生み出していきます!
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