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フィリピンで会社を立ち上げる

フィリピンって簡単に会社できますよね?

よく聞きます。英語が通じるから結構簡単なんでしょ?って話。そして検索すれば山程そんなネタは出てくるので今回は私の会社Gold & Diamond Minds Corporationのケースを書いときます。

会社を建てるのに重要な部分って?

そもそもフィリピンは1事業1目的なんです。これを理解してない人がめちゃ多い。定款に追加しとけば、いや追加しなくても日本では別にどんな事業で金稼いでも別に問題ないと思いますが、フィリピンは一つの会社には一つの目的になります。

これってめちゃ制限が多い。例えば、教材を販売もするし(物販)塾的な授業を行うこともしたいし、先生を自宅へ派遣するような事もしたい。。

やばいです。

そもそも日本人の感覚だと関連している事業ならいけるんじゃね?って思いますがやはりおおっぴらにやったら突っ込まれるケースが多いようです。
この辺はどっから突っ込まれるかわからんので、大変。

ついでにですが、外国人が全ての業界で独自資本で会社が設立できるかどうかっていう問題があります。教育上(Education)というカテゴリーだと、
これもちょっと微妙な論点がありますが、Tutoring(テューター)として登記すれば100パーセント外資OKのようでした。

ただ、資本でそれなりの金額を突っ込む必要があり、今回は最低資本金90万ペソで会社を設立。

よく言われます。200万円ぐらいで会社建てれるのか?って話。

できましたが、外国人は40%までの株しか取得できません、残りの60%はフィリピン人になります。いわゆる6・4の会社です。
※後の話ですが、やはり2000万円オーバーで独自資本で会社設立はOKのようでした。

で、6・4の会社・・・ってやばくね?

よく言われます。というか今でも言われてます。ですが

  • そもそもそんなに資金に余裕が・・・5,6千万ぐらいあるなら別ですけどね。

  • そもそも設立のは小さく、後で増資していけばいいという考え

  • 正直リスクは取る覚悟

これよく言われるんですけど、外国で日本人が会社設立するのに6.4の会社だとどうやってもフィリピン人の助けが必要です。

これ散々言われたんですが。

フィリピンで仕事するのに、仕方ないよね

です。

自分は一番リスクのある、「友人」を社長にしてます。
彼とは、2回程日本で仕事を一緒にこなし、ある意味一番信頼しているエンジニアであり、友人でもあります。本来は彼の奥さんもキャビネットに入れたかったのですが・・・危険であるという事でこれは却下に。

なので、こんな構成に。

  • 友人M(エンジニア、既婚、家族保有の自宅(サリサリストア運営)保有(中流層)

  • 前職からの会計士(既婚、CPAホルダー(フィリピンの公認会計士)、ほぼ会社の金の流れは管理していた)

  • 弁護士

  • 弁護士(高等教育経験あり)

こんな構成です。

あ、すいません、ちょっとここで考えを述べさせて頂きたいのですが、
よく思われているのですが、なぜ自分がここまで日本人的な考えに反して会社を立ち上げているか?というと。

  • 英語での会話、ビジネスに問題が無いレベルで話せる。

  • 既にフィリピンで6年のPEZA企業の立ち上げ、運営、現在清算まで対応してきている

  • 友人として腹から話せる連中が数人いる。

大抵の日本人の人は英語は苦手だ、そこそこ話せますが、って人だと思います。

大事なのは、英語でどこまで仕事ができるか?なんです。
英語でぶっちぎれて、文句を言い、交渉の場に立ち、全てを受けて立つぐらいの会話力があるかどうか。です。


自分も2005年に某サッカーの国際大会のIT担当になり、色々言われてますが、大手広告代理店さんと一緒に仕事をする事になりました。
巷ではガーガー言われてますが、皆さん、英語で仕事するっていう意味の本質を理解している人達。

仕事では、折衝したり、ある時はこちらの意見を強引にでも押し通すぐらいの会話の組み立て、そしてそれを相手に実感させるような国際感覚・・・が必要だと強烈に感じました。
日本人との交渉ではありません、会議の場でもぞろぞろいる強面のどこどこ人相手に有利になるような会話力が必要です。

この広告代理店さんとの仕事で自分はそれをかなり学びました。

英語の上手、下手はどうでもよくて、持っている英語力が仕事として使えるかどうか?

これです。ここに尽きると思います。正直広告代理店会社の人はそれぐらいが普段の仕事だよねー的な人達ばかりだったので、めちゃ感動してました。
フィリピンで自分もこのやり方でかなり助かった事があります。
ただフィリピン人の場合、内向きな部分もあったりして、本音を言わない傾向もあります。

タガログ語は理解しててもそれを人前で言わない。

これも大事かな。と思います。私が会社で実践してたのは、

  • 社内でタガログ語は禁止(英語、日本語のみ)業務時間内のみ

  • 毎朝日本語授業を1時間(能力別JPLT試験に合格すれば昇給あり)

  • 毎朝企業理念を日本語で斉唱(遅れて入ってきた社員はデフォルト斉唱)

このあたりがメインかなと思います。
タガログ語は禁止と言っても当然話てますが、いわゆるタガログ語と英語のミックスが私には通じないというのを徹底させました。
そして私が話す英語は正直

かなり汚いというか、ラフな英語です。

フィリピンではアメリカと違い(アメリカでも違うか)あまりオフィスでスラングを使ったりしませんが、自分はあえて、そういう単語を多用して・・・ました。
あまり気を使ってなかったのもありますが創業当初はなんでそんな強い言葉を使うのかと社員に言われたぐらいです。
でもそういう雰囲気のほうがよかったなと今でも思ってます。

会社の立ち上げと言ってもその先のビジョンを常にイメージしておくことが大事かなと思います。

会社の設立、具体的な資金計画、場所の選定やら什器やらってのは後ほど書きますが、正直ネット社会の今ではいくらでも情報の収集ができます。
コンサルティング会社を使うのも自由です。

ですが、 会社を設立してその後どうしていくかってのがテーマだと思います。ただ、フィリピンでは全てがうまく行かないです。本当にうまくいかない。それといわれの無い洗礼を受ける事が多いです。
その際、ある程度、英語を駆使して相手を説き伏せるぐらいの気迫が必要だったりします。
じゃないと相手の言い分だけを聞き入れて動かしていくのでこれが一番危険。結局ですけど、騙される事が多いって外国では聞きますが、同じ言語の土俵で動かせていれば、騙されるリスクは低減できるのではないでしょうか。

もちろん、立ち上げのお手伝いもできます。もし記事を読んで、オッこいつなら少し任せてもいいな!という事があればご連絡ください。


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