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フィリピンの学校教育その2
前回の学校教育についてなんだかんだでアクセスが多かったので、ちょっと深堀りしてみようと思います。
フィリピンの学校ですがフィリピン教育省(Department of Education)からの説明でいくと。こんなかんじ。
![](https://assets.st-note.com/img/1661868900293-UEprq28HJr.png?width=1200)
Elementary(小学校教育)はグレード1から6まで(一年生から6年生)なのでここは日本と同じ。
Junior High School(中学校)はグレード7から10まで、なので、中学校が4年制なようです。
Senior High School(高校)はK12でいうと、11から12なので高校が2年。
面白いのが、Grade7−8の「Exploratory TLE」とありますが、このTLEとは
Technology and livelihood Educationとあります、テクノロジーや生活についてとありますが、
小学校で習うのはどんなものなのかと掘り下げてみたら。
AGRI-FISHERY ARTS
HOME ECONOMICS
INFORMATION AND COMMUNICATIONS TECHNOLOG(ICT)
INDUSTRIAL ARTS
という科目のようです。ただこれについては、Grade9から12までの間に習うようですので、Exploratoryですから、予備知識程度なんでしょうね。
そしてGrade9から10で習う、TLEって書いてありますので、2年間で少しこの辺が入ってくるようです。
で、このTLEって一体どんな科目なのかって調べてみたんですが。
Technology and Livelihood Education (TLE) and Technical-Vocational-Livelihood (TVL) Track
specializations may be taken between Grades 9 to 12. Exploratory Subjects at 40 hours per quarter are taken during Grades 7 to 8.
とありました、Specializationについては、グレード9から12の間で、Exploratory科目については40時間(1クオーター)をグレード7から8の間で習うとあります。
このTLEとTVLとかで習う科目についてはどうやらNC1とかNC2とかになってますので公的証明書のようです、フィリピンでは出稼ぎ労働者が多いですが、彼らがTESDAとで取得する、フィリピン政府認定の教育機関で発行されるNCと同じなようです。なので予備的とはいえど、そこそこ実践的な事をやるのかなと思います。
日本で中学生がそんな勉強をいきなりやらないと思いますが、ある意味自分の未来を決めるような・・・興味を見つけられるような科目なのかもしれません。
もちろんそれぞれの科目はどの程度のレベルなのかなどはわかりませんが、
勉強した=証明書を貰えるというのは、これはフィリピンで仕事をしてて賞状大好き!な社員が多く、毎度毎度、結構よくできたで賞にサインしてたのでまぁこれはこういう所からもあるのかもですね。
さて、私がこれから開く学研教室では5歳から11歳をターゲットにしています。当然ながら、まさにグレード1からグレード6までは対応していくので、当然ですが、ここは分析していきます。
ただ、勉強して知識を身に着けて、更に大学、大学院へというような選択肢を選べる子供が少ないのも事実です。又、中学生からもう職業で使えるような知識を習う以上高校まで出てしまえば後は出稼ぎ労働者・・・という政府の思惑も透けて見える気がします。
OFW( Overseas Filipino Worker)は世界的に有名ですが、やはりこれも貧困から脱するという手段としてが大きいですし、そしてOFWが必ずも幸せなのかと言われるとそうではないよねと私は感じています。
学研教室を通して、より知識を身に着けて、理論的に物事を捉えてもらえるような人材を育てて行きたいなと思っています。
さて、さらに深くこのあたりを調べていくのは又次回・・・