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フィリピン人の中で仕事をしてみて。

フィリピン人と付き合っていく・・・という事

よく聞かれます、フィリピン人をどうやってマネージメントしていくのか?フィリピン人とどうやって共存していくのか?フィリピン人とどうやって良い関係を構築していくか?

これらの答えですが。色々書いてる方もいるし、色々考察があると思います。しかし。

そんなの正解があったらこっちが知りたい

です。

ただ、ざっくり考えると、仕事という枠で考えれば結構できる事はあります。

  • まず時間にルーズなのを最初から頭に叩きこんでいく!

  • 嫉妬が理由の問題には気をつける!

  • 日本の常識=フィリピンでは常識では無い!

  • 言い訳が多い=絶対言い訳から入る事を前提にする!

  • お金にルーズも考慮しておく!

  • 家庭の事情=そんなの知らんがなはNG!

  • 嘘を見抜く力!

この辺が肝かなと思います。
勘違いして欲しく無いのは、全員が上記のような人ではありません、日本人以上にしっかりしてる人もいるし、人あたりは非常に明るく、フレンドリー、ホスピタリティに溢れ情も深いと思います。

時間にルーズだよ!

時間には本当にルーズです、面接だって遅れるのはよくあるし、その度にキレてたら体が持ちません。
なので、これも簡単にヘッジできます。

まず、打ち合わせの時間が2時なら、1時半にします。
待ち合わせが2時なら1時半にします。
下手すりゃ1時間前にしときます。
2時に待ち合わせの場合、1時半に相手に連絡、「今どこ?」で遅れそうなら2時半ごろにいけばいいです。

ちなみに、こちらが遅れてもあまり文句でません。お互い様なので、なのでそのぐらいの気持ちで十分(でも日本ではできないので、慣れない程度に・・)

嫉妬が発端になる問題には気をつける

男性も女性もそうですが、嫉妬が絡む問題はマジで気をつけてください。案外大丈夫じゃね?ぐらいに思っている人が多いですが、本当にこれは怖い。
社員同士でも案外多くありますし、その扱いを間違えるととばっちりが来ます。
嫉妬が発端の問題が発生した場合、事実確認を客観的にするか、もうバランガイオフィス言って話つけようぐらいの勢いで双方の頭を冷やす方向に持っていくしかありません。
妻帯者の社員も結構な確率でご自宅の奥様が怒り心頭で会社に来たりなんてのもあります。
当人同士で処理してくれればいいですが、フィリピンではなんというか結構な確率でこの手の話題はオープンにされてしまい、お互いのFacebookで晒し者(こいつには気をつけろ的な)になったりします。

FBで面白いのが、世界一FBがここフィリピンで使われてますが、揉め事もFBで行われています。正直?なんですが、まぁ余談程度にどうなっているか。

Quote(要は引用)ですが、まぁ良くも悪くも、今の自分の心境を引用した言葉(詩のような感じ)で表現した画像を載せます。
そこでのコメントはどうしたの?とか、大丈夫とか、うんそうだね!とか同感!みたいな。
まぁ承認要求です。

これが、揉め事が増えると、その手の引用で周りを惹きつけます。例とえると、「離れていく友など真の友では無い」とかっていう画像があれば友人と揉めてます。「どうせあなたには私は大した価値が無いって思ってる?でもそれはあなたも一緒」とか。

正直呼んだ時、なにこれ?って感じでした。
FBは完全に承認要求のためのツールなので、正直友達が1万人いてもなんの意味もありません。でもフィリピンではFBを使って問題提起をしたり、誰かを晒し者にしたりします。ほんとエグいです。

私からすると、本当の意味での友達付き合いをしている人は少ないなという印象ですね。なので嫉妬に走れば友人だろうが家族だろうが関係ねぇぐらいの勢いです。

気をつけましょう。

日本の常識=フィリピンの常識?では無い。

まぁもう語り尽くされたネタですが、自分はビジネスにおいては、日本の常識を捨てずにやっています。これ賛否両論あります。ですが、日本の常識で会社を運営する場合、どちらかというと、社員の倫理観を根底から覆すのでうまくいかない事が多いのかと思います。
でも、それでも、折れないという所は自分は周りに理解してもらうように進めます。こんな事を言うと、結構普通の日本人の方とは相当相反すると思うのですが、

一回決めた事は守る、原則を曲げるような前例を作らない。

というようなシンプルな常識、原則をキープするほうがいいです。
フィリピンではとかく、臨機応変になんでも変えちゃいます。それも確かにフレキシビリティがあっていいと思う事もありますが、やはりここは駄目!って事は通した方がいいです。それでフィリピン人との間がこじれて、疎遠になっても仕方ありません。で、だいたい、我々が考えている常識の根底ってここなのかなって思います。

言い訳が多い!

うーん、これはもうどうしょうもありません、こっちの子供でも同じです。
大人も同じです。だから前述の通り、原則を決めたら守るんだよ!を徹底するんです。
本当に言い訳は十人十色で、バラエティに富んでおります。
もううんざりするような言い訳も多いですし、まぁ聞き流すか、先に結論を言うほうが早いです。英語だとこんなやり取りが多いですね。

A: Sir, I understand but, because of xxxxx, and my family is like this situation xxxxxx, i was no position to decide xxxxxx, and my brother also told me he could do it but he didnt do xxxxx, then I asked my sister but she was not around…. xxxxx. xxxxx.

こんなんが多い!

私: OK, I tell you what, why dont you clear your mind, and bring me what you CAN do. Then we talk about it. I need YOUR Opinion and Idea, Not a suggestion from someone else.

結論をもってこいという形を徹底します。言い訳を否定するのも正直疲れます。そして、日本の常識ではそもそも言い訳は駄目だという事が理解できてないので・・・つまり言い訳は遮って先に結論もってこいとします。

お金にルーズだよ!気をつけよう

これは、もう正直難しいですね、どうしてよいやら。
ただ、現状マニラで稼ぐ最低賃金でもとても生活できないレベルです。我々の目線からだと、とかく、節約しろ!無駄遣いするな!って思ってしまうんですが、実際かなりシビアな生活を強いられています。そこが我々日本人の想像の及ばないところなんです。

ただ、そうは言っても、子供の誕生日には盛大にパーティーを開き、翌週から金欠生活へ、お金を借りるなんて日常茶飯事、基本、祝い事とか、旅行とか結構かね使ってしまって、お金が無いってのが多いです。
そして金銭の貸し借りが非常に安易に行われる。持っている人が貸してあげるのはある意味普通的な考えなので、ここもなかなか理解できないところです。
他人からお金を借りることに背徳感がないので、どうして?なんで?という質問は意味がありません。
月に2回給与支給があるのも理解できます。そして給与が出れば即降ろして使ってしまうので・・・

家庭の事情・・・そんなん言われても。

これもすごく多いです。本当に色々ある、嘘の場合もあるし、本当の場合もある、ただ、1度目は助けてあげても、2度目、3度目とあると、1回目の事から改善されてないのか?何故似たような事が何度もあるのか?と懐疑的になってしまいます。
これも日本人との摩擦の一つだと思うのですが助けられた方は「おぉ助かった!」ぐらいにか思っていない部分もあります。互助が当たり前の国なので、我々が助けてもあーよかった!ぐらいなので、だから生活スタイルを変えるとか節約するとか、そんなのはあまりありません。
これもポジティブな一面・・・と思うしかないのかなと。ただ、助けるのも給与の前借りとしてとか、一線を引いて、できる、できないははっきり言うべきだと思います。案外ケロッとして、あーそうですか無理でしたか。。ぐらいで終わる時もあります。
家庭の事情でお金を借りて、3ヶ月後にはさらに妊娠したとかざらです。
もうそうなるとお金返せとも言えないですね。

ただ、自分の場合、相手にしっかり伝えます、自分の価値観だとそういうのは受け入れられないと。これも賛否両論あると思います。少額なら文句言うなとか、貸してやるべきだとか。それもやってみましたが、結果あまりいい方向にならないんです。
その分仕事をしろとか、良く言われますが、これも目の前にお金を貸してくれそうな人がいる前では無意味です。むしろ、前から言ってるのに同じ事をしてお金は貸せないとはっきり伝えるようにしてます。

嘘見抜く力。。。

これが結局の所全てに繋がるかなと思います。子供が入院しました、学校のお金が必要です、事故に巻き込まれ・・・。台風で自宅が・・・。もうあれやこれや色々相談がやってきます。
ただ、残念ながら、借りる方も、なんとかして借りたいので話を誇張したりなんて事は日常茶飯事です。

医療費ネタの場合

  • Philhealth に加入しているのか?(入ってるなら少しはお金出るはず)

  • 手術の場合医師からレターが出て必要な器具のリストがあるはず。確認しよう。(フィリピンは手術の場合一般的には家族が医師に言われた器具を用意する、ガーゼが○○枚とか、メスが何本とか。

  • 病院名とか処方箋とか・・・結構あるのが別人のやつだったりする。病院に問い合わせれば本当に入院してるかとか確認できる。

学費ネタの場合

  • 基本公立は無料なので、何に使うのか?

  • 毎年新しいバックを買うのがセオリーだが、必要最低限にしておくべきと助言

  • お菓子代が無い・・・1日30ペソぐらいにしておいてそれぐらいは貸してあげる。

  • 私立の場合は学校名の確認、それとそもそもちゃんと学生なのか確認する。

事故・災害ネタの場合

  • どういう状況なのか確認、Facebookをみて本当なのかとか、本当の場合FBに載せている場合が多い。

  • 何に対してお金が必要なのかはっきりさせる、最悪欲しいものを代替えで買ってあげてその分を返済してもらうとかの方がいい。

  • 単にお金が欲しいのであれば(災害や事故で)その場合、あえて、会社でカンパを募るよ!とか言ってみる。(嘘の場合辞退する)

少額のお金なら貸してもいいよ・・・という人も多いと思います。ですが、結果本当にそのお金が必要な事に使われているのかどうかを確認するのはある程度チェックしておいた方がいいと思います。

もちろんケースバイケースですし、本人が本当の事を言って本当に必要な場合もあります。自分もそうしてお金に関しては貸してきました。ちなみに、返金してきたパターンは2割ぐらいですかね。8割がた返ってきませんでした。(T . T)










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