カジノ【英語を覚える】
🎬 映画について
月並みなコメントだがマーティン・スコセッシ×ロバート・デ・ニーロ×ジョー・ペシの組み合わせは良くなるに決まっていて、まぁ良作ですよ。
マーティン・スコセッシの映画は男の一生と盛者必衰のテーマが多い故に、尺の長い映画だけど面白いので観れる。この映画もそう。
『アイリッシュマン』とも同じ時系列であり、ジミー・フォッファが関わっていた事案なのか、直接リンクとかはしていないのだけれど、なんとなく終盤あたりは通ずるところがあるような。
なんか大阪のカジノ構想が一気に怖くなってきました!笑
ひたすら暴力的なジョー・ペシと、ヤクに溺れるシャロン・ストーンのラストはトラウマもので、まぁこの辺はロバート・デ・ニーロは生き残るあたり、欲に"溺れたもの"、"溺れなかったもの"が迎える末路というところを対比させているような気もしないでも。
巨大なものだけが生き残るという社会的縮図のような不条理さも教訓なのだが、この噺のキモは計算高いサムだけが迎えた結末に教訓がある気がする。
ただ、やっぱり思うのはスコセッシが描くのは"孤独"なんでしょうね。
盛者必衰の言葉でお馴染みの『平家物語』もそうなんだけど、敵はライバルじゃなくて味方サイドという話で、結局この話も身近な人物に裏切られる話。いつも終わりに導くのって嫉妬とか欲望の感情を良心に都合よく置き換えた友達だったり身内だったりする。
そういう意味では『タクシー・ドライバー』となんらテーマは変わらないわけですよ。
ちなみにこのサイトがモデルになった話とかを要約しているので、鑑賞後に観ると良いかもしれない。
それにしても少し出てくる日本人のK・K・イチカワのモデルになった人物の柏木昭男さん。この方の件も中々恐ろしいエピソード。
彼自身も割と闇の深い不動産王だったみたいだが、もっと闇の大きい男にやられたという…。
こんな疑惑ある人を大統領になれるアメリカって極限状態だったのかな。
📖 今日覚えた単語・文法
サム(デニーロ)と部下の会話シーンより。
『いいやり方、悪いやり方、私のやり方。』って言ってみたいね。
けど自分に実用的なのは部下のセリフだなと思った自分が情けない。
🔸サム :
(英語)
Listen to me very carefully.
There are three ways of doing things around here : the right way, the wrong way and the way that i do it.
You understand?
(吹替)
いいか。よく覚えとけ。
カジノには三つやり方がある。いいやり方、悪いやり方、私のやり方。
分かったか。
(単語・文法)
■ carefully→注意深く、念入りに、慎重に
■ around here→ここ辺り
■ way that i do it
(直訳)
しっかり聞け。
ここらじゃ何かをするのに3つの方法がある:正しい方法、間違えた方法そしてオレのやり方。
🔹部下 :
(英語)
I do understand that.
I’ll get right on it.
And thank you.
(吹替)
わかりました。
すぐそうします。
すみません。
(単語・文法)
■ I do understand that.→ understand の前にdoをつけることで”理解した”の動詞を強調するとのこと
■ I’ll get right on it.→すぐに取り掛かります(これも多いフレーズらしいのでまとめて覚える)
(直訳)
良く分かりました。
すぐに取り掛かります。
そしてありがとうございます。
🔸サム:
(英語)
Don’t thank me.
Just do it.
You’re the slots manager.
I shouldn’t have to tell you this.
(吹替)
君はスロットマシンの責任者なんだから
考えてやってくれ
(単語・文法)
■ Just do it.→ やってみろ(NIKEでお馴染みのフレーズ)
■ shouldn’t → べきものではない、べからず
(直訳)
礼はいらないからやるんだ。
お前がスロットのマネジャーなんだから。
これは言うようなことじゃない。
🔹部下 :
(英語)
Dang, you are right, Mr.Rothstein.
I am so sorry.
(吹替)
おっしゃる通りです。すみませんでした。
(単語・文法)
■ Dang→ げっ、いやだ、あら大変 ※不愉快、困惑などを表す。
■ I am so sorry. → 大変申し訳ございません。
(直訳)
ううっ、あなたが正しいミスターロビンソン。
大変申し訳ございません。
———
以上でございます。
お付き合いいただきありがとうございました!
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