ロスト・ハイウェイ【英語を覚える】
🎬 映画について
先週の『ワイルド・アット・ハート』に続き、デヴィッド・リンチ。
アート映画も教養として見ようということで、かつて『インランド・エンパイア』で惨敗した過去と向き合い週1で借りるのを始めたわけでして…。
とりあえずリンチの作品の中では、『ロスト・ハイウェイ』は世間的には中級ランクの難易度を持つ作品に鑑賞したわけだが、やっぱり難しい!
ここから容赦なくネタバレ要素入れます。
サウスパークに教えてもらったO.Jシンプソンの事件がモデルであることと、デヴィッド・ボウイの隠れ名盤『outside』の自己の錯乱について歌われている『I'm Deranged』がオープニングに使われているあたり、間違いなく主人公が妻を殺した話なのは分かった。
とはいえ話がループするような終わりとかで、わかりかけていたものが、アラッ?てなってしまったりで、難しいっすわ。
例によって脱線しますが『outside』は前回、『セブン』の回でも紹介した作品。世間的にも当時は難解で終わってしまったけど、確実に再評価されているアルバムだと思うので、是非聞いてみてください!
話戻します。
この映画は明確なメッセージを送っているというよりかは、穴だらけの問題用紙のようなテスト問題のごときサスペンスなので、当然解説サイトが乱立していたわけだが、答えは十人十色になっている。
まぁ無理もなく、そもそも分かりやすく問いかける作品でもないし、あとはデヴィッド・リンチって恐らく答えを持ってる人なんだけど、作品の芯については語らない人物なので、結局、個々の判断になってくると。
…というか、白昼夢や映像ドラッグの感覚で楽しめばいーんだよ!みたいな人もいるしね。確かにスタイリッシュな映像や音の演出とかも多いし、それも正解なんだと。
ただ自分が学生の頃に周りにいたリンチ好きを自称してた人たちは絶対に内容が飲み込めなくて、感覚論を述べることで、ごまかしてたとオレは思ってるよ!(ミルク・ボーイ風)⇦好きなら背伸びしたって良いだろ!とか自問自答してみる。
さて、そんな僕ができることは素敵な解説サイトを紹介するくらいです。
色々観ましたが、この方のサイトが一番僕は考えが近かったような気もするし、図解もしていてるので参考資料としてはベストなのでは。
そんな謎だらけのストーリーもすごいことながら、NINのトレント・レズナーがサウンドプロデュースに関わっていたり、マリリン・マンソンがAV男優役で出てたり、BGMとかも90s〜00sのUSオルタナティブ・ロック好きは、おおっ!って来るチョイスが多いです。
別にボウイだったり、ラムシュタインだったり、別にアメリカな訳じゃないですが、いい具合に趣味が偏っている感じがたまらない。
音楽が好きな人が、この映画を好きと挙げる理由は、わかった気はした。
ちなみに自分が実話ナックルズの次に、この世界のニュースソースとして活用しているカラパイアで知ったのですが、デヴィッド・リンチが5月にYou Tubeで謎の天気予報チャンネルを開設したみたい。
今日の天気を簡単に説明するだけの動画と短編アニメが観れるチャンネルだが、ファンじゃない自分でも深読みをせざる得ないパワーコンテンツである。確実に企んでるよね。この人。
📖 今日覚えた単語・文法
今日は会話形式で。
🔸英文:
フレッド:I like to remember things my own way.
刑事:What do you mean by that?
フレッド:How I remembered them. Not necessarily the way they happened.
🔹吹替:
フレッド:記憶は常に自分なりに
刑事:と言うと?
フレッド:起こったとおり 記憶したくないんです
🔸単語・文法:
▪︎ my own way→私なりに
▪︎ necessarily→必ず
▪︎ Notが文頭に来る場合は次に来る単語を否定するのが基本みたいです。
この場合は「必ずしもそうではない」とか。
▪︎ the wayの部分は、このサイト観て考えたけど良くわからなかったな…。
▪︎ theyは”世の中”と勝手に考える。
🔹直訳したらこんな感じ?
フレッド:私は自分なりに物事を覚えるのが好きなんです。
刑事:それはどういう意味ですか?
フレッド:どうやって私がそれらを覚えたか。世の中で起きてることが必然的とは限らない。
———
以上でございます。
お付き合いいただきありがとうございました!
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