見出し画像

シニアの居場所作り プロティアンの旅② ーこの1年間を振り返ってー

第69号(2022年8月17日)平松正樹さんからバトンを引き継いだ三田勝彦です。
前回の「ぷろぴのひろば」への投稿から1年が経過し、私はこの6月で65歳になりました。今回は、その後の私の1年間を振り返ってみたいと思います。

私にとってこの1年間はいろいろな意味での、人生の節目の年となりました。

■母と過ごした1年

私は、昨年の4月から1年間  隔週実家のある足利(栃木県)で、軽い認知症のある92歳の母と一緒に暮らしました。

朝起きて朝食の支度をして、母を起こし(朝8時頃)、朝食後にデイサービスに車で送る。夕方、デイサービスから帰る母を迎え、夕飯を食べさせて床につかせる(夜7時前)。という単純な毎日でしたが、朝の「母さんおはよう」の声がけと、車からおりてデイサービスの玄関まで「手を繋いで歩く10数秒」の時間は、息子の私とってとても思い出深い貴重な時間となりました。

母は、この4月に天国にいる父の元に旅立ちましたが、誰とでも優しく接していた母の笑顔は、息子の私の自慢です。

■契約社員としての4年間(自由時間と報酬の関係)

私は61歳から今年3月末までの4年間、人材派遣会社で契約社員として勤務し、その間私の希望や事情に合わせて、週5日勤務から隔週3日勤務まで、3つの契約形態を経験しました。

そこで感じたことは、所謂正社員(フルタイム勤務)と違って、契約社員は自分で仕事の内容、働く時間、報酬などを会社と交渉して決める・選択することが出来る という事実です。

「61歳からの私の働き方」

これは、従来からの月々決まった「給料を貰う」という考えから、自分の資本(スキル・経験)を生かして「報酬を得る」(稼ぐ)ことへの発想の転換に繋がりました。

■自由な時間をどう使うか

私の場合コロナ感染拡大後の3年目からの契約変更(週5日→隔週3日勤務)により、給料(収入)は確かに減りましたが、一方自分のやりたいこと(母の介護、副業、3rdプレイスで学ぶ)をする時間が確保できるという、それに代わる大きなメリット(心理的報酬)がありました。
4月からフリーランス(個人事業主)として、新しい働き方がスタートした私にとって、この1年は自分のキャリア(働き方・生き方)を考え、実践するとても充実した1年となりました。

さて次号は、今注目の組織成長デザイナー
ワクワク人事WorkBe 代表の北村豊さんにバトンを渡したいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?