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手術・入院レポ(子宮外妊娠)

12/11(火)

朝起きて暫くしたら突然下腹部に激痛。動けなくなり丸くなったまま一時間くらい過ごす。しかしバファリンを飲むことで痛みが引いてきたのでとりあえず出社。とはいえやはり痛みが完全に消えたわけではないということと、朝の痛みが半端じゃなかったことから、昼休みに会社の近くの内科を受診。内科系の原因ではなさそうなので、恐らく婦人科系の炎症だろうとのこと。炎症止めを処方され、これで痛くなくなったら別に婦人科も行かなくてもいいよと言われる。確かにその炎症止めを飲んだら痛みがましになった。

12/12(水)

ましにはなったけどまだ痛む。とはいえ衝撃を与えなければ大丈夫そうで、基本会社はデスクワークなので出勤。ただ、やっぱり婦人科は行こうと決意し、木曜日はミーティング等あって外せないし、休診も多いので金曜日の休みを申請。

12/13(木)

痛みが更に少し弱まる。火水はまだ背中丸めないと歩くのも辛いくらいだったけど、木曜日は割とふつうに歩けていた。薬も飲み続けてたから、炎症が弱まってきたのかな、と思いつつ過ごす。

12/14(金) 10:00

市内の婦人科で炎症を診てもらうついでに、ここ3年くらい受けていない子宮がん検診もしてもらおう、と思いつく。予約不要だったのでそのまま病院へ。小さいところなので割とさくっと呼ばれる。「内科で炎症じゃないかと言われまして」というと内診になる。しかしこの内診が異様に長く、先生が何も言ってくれないので不安が募る。血液検査になり、採血されて再度待ち合いへ。しばらくしてもう一度呼ばれ、生理周期を何度も尋ねられる。でも、前回生理きてから心当たりないし、妊娠の可能性も聞かれたけど「ありません」と言うしかない。念のため尿検査も、ということになり、採尿。また待ち合いへ戻り、すぐ呼ばれる。

「(妊娠反応)陽性ですね」

????????
え、でも生理きてるし…と思っていると、恐らくその前回の生理は、生理じゃなくて「出血」だろうと。子宮外妊娠の疑いがあるので大きい病院で手術、入院が必要になるだろうとのこと。突然看護婦さんたちから「ここに寝てて」とか「痛くない?大丈夫?」とか言われて一気に病人扱いに…とは言え私的には痛みは引いてきていてその病院までも電車と徒歩で自力で来ているし…。看護婦さんや先生たちはてきぱきと受け入れ先の病院を探してくれている。ただ年末で忙しいのか、なかなか見つからず、暫くしてから隣の市の市立病院で受け入れてもらえることが決定。
しかしひとりで行くのは危険だから誰かに付き添ってもらいなさいと。自分でも緊急度がよく分からないまま、仕事している旦那と母に連絡。旦那は職場が都内で母は市内のため、旦那には直接市立病院に行ってもらうことにし、母に迎えを要請。仕事の処理したら行くね、といわれ待機していたら、看護婦さんから「早く行った方がいいからひとりでタクシーでいったら?今呼ぶから!」と言われるも、そんなつもりで来てないから現金も大して持ち合わせてないしパニック…。母にタクシー呼べっていわれた、と言うと、すぐ来てくれることに。

母はどうしても仕事に戻る必要があるので、途中で同じく市内に勤める父にバトンタッチされ、市立病院へ向かう。

12/14(金) 12:00

市立病院に到着。紹介状を持っていくと、結構すぐに診察に。そこからもまた先生や看護婦さんたちの迅速な対応で、血液検査され、点滴をつけられ、手術着を着せられ、車椅子に。どこから見ても立派な病人になってしまい、訳分からず笑いそうになるけど不謹慎だから耐える。その後心電図、肺機能検査、レントゲンをぐるぐると回り、最終的に病棟に着いたのが14:00前頃。そこで逸機に手術の説明を受け、次から次に書類に署名し、印鑑なんて持ち合わせていないので母音押しまくる。説明内容は聞けば聞くほど怖いので、よく分からないままに署名する。「14:15には手術室向かいます」といわれ、あれよあれよという間にまた車椅子で今度は手術室へ。

12/14(金) 14:15

手術室にはもちろん付き添いは入れないので看護婦さんに車椅子を押してもらい入室。シャンプーハットみたいなの着用して、手術台では裸になり、酸素マスクのようなものを付けられる。「だんだんボーッとしてきますからね~」と言われて割とすぐに頭が痛くなり、気付いたら意識失っていたようだった。喉に管を入れられていてその苦しさでむせて目が覚めたけど、その時にはもう手術は終わっていた。

12/14(金) 15:40

病棟へ戻る。まだ少しボーッとするけど話してるうちに意識がはっきりしてくる。母が娘を連れてきてくれるが、酸素マスクをして寝ている私にどこか他人行儀…でも手やほっぺを触らせてくれる。この子がいることが何よりの幸せ。そして病院の異様な空気を感じてか(まあこどもにとっては何も面白くないからか)、もう帰る、といいあっさり帰ってしまう…。でも泣かれるよりましだな、と思い一安心。

ここからはほぼ寝ているだけなんだけど、本日夕方やっといろいろ手術や入院中の流れについて説明を受けた。
病名には異所性妊娠とあり、やはり子宮外妊娠だった模様。卵管近くに出血があり(350mlって言われたけど、小さいペットボトル一本分!?)、腹腔鏡手術により左の卵管を一部切除したとのこと。

また明日先生からちゃんと説明を受ける予定で、退院できるのも火曜日で、そんなにはっきりと今の自分の状況が分かっているわけではないんだけど、とにかく思うのは、健康っていつ突然そうじゃなくなるか分からないし、子供を無事に産むことは少しも当たり前じゃないということ。どちらも分かっていたつもりで、自分でも、書きながらどこかで読んだことある言葉な気がする。そしてこういうことは、他人の身に起きているうちはどうしても他人事で、例えばこの投稿を読んでくれた人が体のどこかに違和感を持っていても行動しないかもしれない。

私は一人目を帝王切開で産んだから、二人目も帝王切開になるのやだなあ、痛いのになあ、ひとりくらい男が産めよ、とは思っていたけど、まさかその前に卵管を片方失ってしまうとは考えてなかった。子宮外妊娠というのは10~15%くらいの確率で再発するらしい。はっきり言って、次もまたこうなったら…と思うと、次の妊娠はめちゃくちゃ怖い。今は特に、まだ痛みもあるし。お腹の傷も増えてしまったし。妊娠が一切できなくなったわけではないからまだ良い方なのに、やはりメンタル自体を上向きに持っていけていなくて、娘をお姉ちゃんにしてあげられなかった、もしかするともうしてあげられないかも、とか、私が突然入院になったことで小さい娘にもきっと混乱があるだろう、とか(今朝テレビ電話したら大泣きして熱が出てしまった)、もう、これを言ってもどうしようもないけど何で私が、っていう気持ちが今溢れててやばい。

まあとにかく健康は何よりも大事。健康なときは疎かにしがちだけど、本当に何事も体が資本。子供の健康を守るには自分が健康でいなきゃいけない。

雑だけど自戒を込めて。入院2日目の夜でした。

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