10年後、私は人からムキムキの魔女と呼ばれたい。
夏に1週間ほどメルボルンで楽しすぎる日々を過ごしてから、気付けばそろそろ3ヶ月も経つらしい。
帰国した直後は、本気で転職しようと思って転職エージェントとも何社か話したし、何社かは応募した(この書き方から結果は察してね)。
婚活も本気でしようと思ってアプリに登録し、マッチした何人かとやりとりした。
だけど帰国から日が経ち、また元の日常的な日々を過ごしていくうちに、だんだんと転職求人に目を通さなくなり、アプリでマッチした人とはチャットのやりとりすら面倒くさくなりフェードアウト。
特にマッチングアプリに関しては、男性と長期的に連絡取り合うのが苦痛で、会いたいと気持ちは微塵も沸かず、とどのつまり全然興味が持てない。他の女性もみんなそういう気持ちを乗り越えて半ば無理矢理デートしてるのか、私の他人への興味が薄いのかは分からないけど、兎に角何度かのフェードアウトやお断りを経て、最近ようやく「あ、これ無理そうだな…」と気付いた。
すごい資産家で別居可でモラルがあってオーストラリアの永住権があってもうすぐ死にそうな男性がいたら再婚したいな〜、と思ってたんだけど、ちょっとそう簡単には出逢えなさそう。
日常的な生活が、如何に簡単に人の意志を変えるかをぼんやりと実感しつつ、押し寄せる日常の仕事や家事育児などなどをこなしつつ、何かを変えるために更に動くことの難しさ…それが出来る人の精神力の強さに感心してしまう。感心している場合じゃないだろ、って話なんだけど、私のような怠け癖がついた人間からすると、体操競技のオリンピアンくらい、「自分とは別の人種だなあ」とつくづく思ってしまう…。
3ヶ月前はあんなにメルボルンに移住したくて、何か出来ることはないだろうか?と焦る気持ちだったのがまるで嘘のように、私の日常をそのまま表すが如く、感情まで凪となってしまったた。
そもそも今の暮らしにも不満があるわけではなく、生活に全くストレスがなく、娘との時間も割と確保できていて、これはこれでかなり幸せなのだから、わざわざ変える方が難しいわけで。
仕事内容が好きじゃないというのはあるけど、「家で働ける」という勤務条件が性に合いすぎている。というか、メルボルンに移住したとしても仕事はしなきゃいけないし、そしてほとんどの仕事は私にとって楽しくはないだろうし、であれば現状維持がベストじゃない?っていう気持ち。
そんなわけで結局私は変わらぬ日々を過ごすことになりそうだけど、メルボルン旅行自体はめっちゃ楽しかったので、また娘と色んなところ旅行したいな〜とは思う。
それから、ずっと興味があったけど手を出せずにいたことがいくつかあり、そろそろそれらを始めてみたいなと思っている。超趣味的なことではあるけど。というか、趣味的なことに関してはやりたいのに手を出せていないことが結構あるので、順次挑戦していきたい。
あと、40歳になるまでにジムに通い始めて、45歳くらいまでにムキムキになりたいんだけど、今からムキムキになることって出来るのかな?ムキムキへの強い憧れ。
凪のような生活を送りつつも、これからやりたいこと色々やろう、と思い、将来のなりたい自分(ムキムキの魔女)を妄想すると結構ワクワクするので、これはこれで楽しく生きられるかも?って思い始めている秋。
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