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年末と米津さん

 日本レコード大賞を見た。昨年と同じグループも多くいて、本人たちには失礼だが長生きする人が多いのだなと感じた。

 大賞は Foorin のパプリカだった。米津玄師さんがプロデュース・作曲したらしい。今日は VTR で出現して、数分間思いを語ってくれた。

 米津さんは当初ネットでハチと名乗り、ボカロP ( ボーカロイド曲を作る人 )をしていた。初めて聞いた彼の曲はマトリョシカだった。小学生のとき、公民館で友達に見せてもらい、それをデジタルカメラで直撮りした記憶がある。

 もう、その感想は強烈だった。強い音作り、狂った PV。とにかく初音ミクとかの顔が怖かった。間奏でぐるぐる回ったり、Wikipedia よりと引用文が画面からはみ出してでっかくうつされる。Steam 風に言えば、精神的恐怖。

 彼はボカロPとして最後の曲、砂の惑星を残した。その解釈は妹と議論したものだ。歩いていく方向は何を指すとか、憶測を交えて。その後まさか本名で、しかも本人が歌ってメジャーデビューするとは思ってもいなかったけど。

 去年の紅白ではとある教会から素晴らしい演奏をしてくれた。あれほど保守的な父もだめだしをできなかった。本当は認めたくないだけなのかもしれない。だって Aqours に興味持ってたもん。声優なのにかわいいって言ってたじゃん。

 レコード大賞は昔の映像を流して、年をとっても楽しめるようになっている。大賞に選ばれた曲は今後何十年と歴史に刻まれると考えると、なんだかうれしい気持ちになってきた。

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おまけ 彼の曲をどうぞ


マトリョシカ」( 2010 年 8 月 )


砂の惑星」( 2017 年 7 月 )


馬と鹿」( 2019 年 2 月 )

最近の子が好きじゃない 40 代母ですらお気に入りの曲です。ドラマ「ノーサイド・ゲーム」主題歌。


パプリカ」本人 ver.