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学校講習の無力さ

 今日は日曜日でした。みなさんはさぞかし楽しい時間を過ごしたことでしょう。僕は学校へ行き、一コマ 90 分の冬期講習を受けてきました。先生の威圧により多くの生徒がこの講習を取っていますが、授業内容はほぼ自習。全体の三分の一も、先生は喋りません。というかいないんです。本当に、これは講習なのでしょうか。

 テキストは、学校と絡みのありそうな業者の方がタメ口でくれたものです。もちろん買いました。値段は高めで、人によっては 8000 円にもなったそうです。塾じゃないんだから、もうちょっとどうにかならないのかな。

 もう、ダメすぎてどこから話せばよいかわかりません。クリスマス講習、講習は自習、簡単すぎる問題、微妙な時間割、エトセトラ。ピアノの先生にも、講習はサボっていいよと遠回しに言われました。

 このことを親にも話すと、学校は予備校化している、この進学校も終わったなって言っていました。教育というのか、ただ先生が知っている受験テクニックを生徒に教える場所になっています。真の教育の定義を考えさせられます。

 まあ、先生も年寄りが多いから仕方ないですね。実は、講習自体にもお金がかかっていて、それはなぜか自販機で購入します(食券みたいに)。そんなところに費用をかける意味がわかりません。しかも手数料が加わるので、昨年度より出費は増しました。さらに、IC カードは使えるものの普段使っているバスの定期券には対応していないという残念さ。生徒からも批判は強いです。

 そもそも先生は変な人しかいません。ただ変なだけならいいのですが、面倒なベクトルに厄介。自分は学生のときに苦労したから、この子らには後悔させぬよう必死になってあれこれ詰め込んできます。これは逆効果です。

 講習は、少なくても 1 年次や 2 年次に強制的に受けさせるべきではありません。勉強をしまくって賢くなる子がいれば、マイペースでやっていくのがよい子もいるのです。なぜ、みんな画一的な方法で勉強せねばならないのでしょうか。

 先程強制だと言いましたが、これに対して堂々としている先生方はおバカさんだと思います。こんな人達に権利を握らせるともう歯止めが効きません。自分たちは余計に苦労する(紙でいっぱいの机、遅くまでの事務業務、アホらしい部活動など)ならまだしも、生徒全体に迷惑がかかっています。

 その上、実績は気にします。東京大学合格とか、北大に何人入ったとか。いったいどれくらいの子が北大を志望して、自分に絶望し諦めたと思っているのですか?受験は厳しいけれど、進学校を名乗るくらいならそれなりの教育をしているつもりですか?結果だけ気にしていませんか?

 これが負のスパイラルというものです。昔の頭がよい学校とはかけ離れてしまいました。賢い子は隣の頭の良い学校に進学しています。一方、この学校に入った子はそれほどできないのも混ざっています。関門が風化してきています。

 僕は今まで勉強してきませんでした。自分の能力のせいでもありますが、学校のせいでもあります。中学校までの学び方と高校からの学び方が違うということをいつまでも指導してくれなかったこと。学校で辛かったとき、根本的な解決をしてくれなかったこと。先生に質問しにいっても、嫌な顔をして時間がないからと途中で切られたこと。その他、全部。

 僕は勉強ができない。僕はスポーツができない。文武両道を目標としているこの学校には、僕は向いていなかったのです。そこそこの学力で、簡単に入れそうだったから選んだ高校はミステイクでした。いや、ミスマッチでした。

 僕がよい大学に入ることはないでしょう。勉強していないのですから当たり前です。でも、浪人するかどうかは考え中です。高校生活でメンタルは崩壊して肉体もぶよぶよに太ったので今後の時間をどう割けばよいのかもわかりません。人生わからないことだらけといっても、GPS を拾えないかわいそうなマップの運命みたいです。視力を失った状態で大通りを歩けと言っているのでしょうか。

 僕には難しすぎて、よく理解できませんでした。