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留学が人生に与えた影響

皆さんこんにちは、GCSの北山です。
壮大なタイトルですが、りんごの種程度の小さい話だと思って聞いてください。
写真は実家であるきたやま農園のりんごです。

自分語りは好きではないのですが、
僕の6年間の東北大学での学生生活がもうすぐ終わってしまうので、
留学が僕の人生に与えた影響について書きます。

だらだら書いてしまいそうなので、結論から書きます。
・挑戦とコミュニケーションのハードルが大きく下がった
・留学前後で自分の将来像がクリアになった

このように感じた過程を以下に書きます。

1.留学意識・準備編

僕が留学を意識し始めたのは、学部1年の終わり頃でした。
自分自身マレーシアと日本のハーフということもあり、国際交流を身近に感じていたからか、あまり留学しようとも考えていませんでした。

そんな時に同じ学科の友人から国際交流の誘いを受け、なんとなくで参加してみました。
そこには、多くの学生が英語で積極的に交流している光景が広がっていました。
自分も混じって話してみると、意外と通じるんだ!と驚き、とても楽しかったです。

同時に、今まで経験してきたのは親にさせられた受動的な国際交流だったと痛感しました。
また、自分と同い年にも関わらず積極果敢に異国に飛び込み、新しいことに挑戦する留学生を見て尊敬の念を抱くと共に、自分も留学に挑戦したい!と思うようになりました。
どんどん海外に飛び立っていく先輩方の姿もカッコよくて、憧れがありました。

とりあえず自分も交換留学をするんだ!と決めて、いつまでに何をすべきかを、先輩に聞いたり、インターネットを使ったりして調べて、計画を立てました。
具体的には、短期留学や、語学勉強、東北大にいる国立台湾大(僕の留学先)の学生との交流などをしました。

うまくいかないこともありましたが、留学を志す友人のおかげで乗り越えられました。

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短期留学(FL)での様子

2.交換留学編

いよいよ目前となった留学。
「本当に俺一人でやっていけるのかな?」と出発直前まで不安しかなかったです。
ただ不思議なことに1ヶ月くらいで、人間関係、気候、食事、言葉などに慣れて普通に生活できるようになりました。
銀行口座開設や居留証発行等の手続きは、東北大でできた台湾人の友人に助けられました。

留学中は旅行やサークル活動など楽しいことの方が圧倒的に多かったです
(専攻である物理の授業は院生向けだったため大変苦労しましたが…)
10ヶ月という限られた時間を楽しむために、興味が湧いたもの全てに可能な限り挑戦しました。

やりたいことをリストアップして、毎週いろんな友達を誘って出かけていたら友達がたくさんできていました。
複数人で遊びに行くと会話が勝手に続くのでおすすめです。

友人から「話しやすい」「翔との旅行が1番楽しかった」と言われた時は嬉しかったですね。
人とコミュニケーションを取ることが最も楽しいと感じた1年でした。
物事への挑戦とコミュニケーションに対するハードルがとても低くなりました。

3.帰国後編

帰国後すぐに研究室生活が始まりました。
正直、留学生活よりも苦しいことが多かった感じましたが、
ハングリー精神で食らいつきました。
修士論文執筆中は心が行方不明になりましたが、なんとか修士号を取れそうです。

本来は在学中に再度短期留学や海外旅行をしたかったのですが、コロナが蔓延したこともあり断念しました。
現在は少しずつ留学できる環境が戻ってきていますので、皆さんには諦めずに準備して欲しいです。

また、留学前はぼんやりと研究者を志していましたが、留学後は自然と、新しいことに挑戦できるかつ多くの人と関われる企業に就職したいと考えるようになりました。
研究を経験して、後者の方が性に合っていると感じたからです。
そして来年度からは、fintech分野のコンサルタントとして働きます。

4.今思うこと編

素直に好奇心のままに大学生活を送ってよかったと思いました。
違和感を感じているのであれば勇気を持って辞めることも必要だし、
学部1年でなくても新しい団体に入れば良いと思います。(経験談)
僕の進路も専攻である物理とは直接関係ないですし。

この6年間で感じたことは「自分は新しいことが好き」ということです。
就活で自己分析をするまでこんなことを考えたことはなかったのですが、
自分が楽しそう!と思うことは新規性があってどう転がるか想像できないことが多かったです。
自分って軸がグラグラかもと思いましたが、意外とあるのかもしれません。

話は変わりますが、留学後に、もっと日本人は周囲の視線、親の期待などに囚われずに、自分本位に生きれば良いのになと感じました。
僕は、人に頼ることは迷惑だと思わないですし、頼られるとむしろ嬉しいです。
「周囲への迷惑」はかけてなんぼだと思います。
もちろん度合いにもよりますが。(この度合いが一番難しい...)
「周囲の迷惑にならないように」というのは、周りのことを考えられるという点では素晴らしい長所だと思いますが、自分の心を蔑ろにしては本末転倒です。

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愚痴みたいになったので台湾でもらったお年玉を載せてマイルドにします

5.最後に

書きたいことを書いたので、話が乱雑になってしまいましたが、最後にまとめます。

「せっかく大学生になったし、何か挑戦してみたいなぁ」
そんな人に僕は留学をお勧めします

ただ、留学は副産物が他の活動比べて多いのではないかと思います。
語学力、世界各国の人脈、すべらない話、自分のアナザースカイetc...
そして、脳裏に焼き付く鮮烈な経験ができると思います!

結果的に留学は僕の人生に、コミュニケーションの取り方、挑戦する心、進路選択など様々な面で大きく影響しました。
正直、別に留学以外の挑戦でも全然いいと思いますし、どの挑戦も素晴らしいと思います。
挑戦することに一番価値があると思いました。
加えて、多くの人は大学卒業後に働くと思うので、進路選択をする上で多くの経験をした方が自分が適していることが見つけやすくなると思います。

人生本当に偶然の積み重ねだなと感じるので、多くの挑戦をして、
楽しいと思ったことにとことんコミットしてみて欲しいです。
(僕はかなり行き当たりばったりで生きています)

もし挑戦したいことが留学だった場合、是非GCSを使い倒してください。
僕たちGCSの蒔いた種が、読者の中で芽吹き、実りが生まれると嬉しいです。
皆さんの大学生活が後悔無きものとなるように祈っています。

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