“こんなものいいな、あったらいいな”都心のマンションに必要な共用施設
1. トランクルーム
都心のマンションは住戸が狭いので、どうしても収納が不足します。建物の地下部分や低層階の日当たりや眺望の悪い部分にトランクルームを設置したら、有料でも住人の賃借希望は多いと思います。それで住人サービスは向上し、その収入で管理費を値下げできます。
2. 複数のラウンジテーブル
4人掛けのラウンジテーブルセットが複数設置されている広いエントランスラウンジなら高級感があります。その1セットだけは常にキープして、他は予約テーブルとして、住人に有料で時間貸しすれば、その時間内は専用の応接コーナーとして使えます。住人サービスは向上し、その収入も管理費の値下げに使えます。
3. 集会室
集会室はマルチルームです。管理組合の理事会を開くだけでなく、住人に有料で時間貸しすれば、会議室や大事な来客との応接室として、あるいは仲間や友人とのパーティルームとして使えます。住人サービスは向上し、その収入も管理費の値下げに使えます。
使用申し込みが無い時間帯にはその部屋のエントランスアプローチに面した壁面を全て開放して、ラウンジの一部として使えるようレイアウトすれば、建物に高級感が備わります。
4. もう一つの集会室
もう一つ時間貸しの集会室があるといいですね。その部屋には収納式のベッドとドアで隔てられたバストイレとミニキッチンが隣接していますから、16時~翌日の10時までは、申し込みがあればゲストルームとしても使います。壁掛けの大型テレビや書棚や飾り棚も備えた少し豪華な居室部分は使用申し込みが無い時間帯にはやはり壁面を全て開放してラウンジの一部として使えるように設計しましょう。部屋がもう一つあるので連泊で使用するときは戸を閉めて遮断しますから、日中はコワーキングスペースとしても使えます。
5. レンタサイクルと電動キックボードのステーション
都心のマンションは都市交通の最寄り駅から近いので、移動に自動車は必須ではありません。多くの駐輪場よりもレンタサイクルや電動キックボードのような簡易な移動手段の置き場を十分に確保しておけば、駐車場は来客用と身障者用だけでも良いのかもしれませんが、バイク置き場と互換性のある子育て自転車用の駐輪場は平置きで必要かもしれません。
6. フロントヤード
エントランスへのアプローチが華やかで美しければ、建物の品位が上がります。そこは街との接点なので、セキュリティを十分に確保したうえで、街を行き交う人が憩える木陰やベンチ、あるいは雨宿りができる軒先のような空間を設けられればさらに建物の品位が高まります。予算が許せばぜひ設置したい空間です。
7. コンシェルジュデスク
セキュリティ対策は重要なので人的セキュリティ対策として、平日は女性のコンシェルジュが、休日は男性の管理人が、それぞれ10時~16時まで管理業務を行います。管理人室には機材や書類が保管され、机とロッカーが有りますが、そこでは着替えや朝晩の簡単な事務作業をするだけです。通常スタッフはそこではなく、エントランスラウンジの一角に設置されたコンシェルジュデスクに常駐します。建物内の掃除とゴミ出しは別のスタッフが時間と曜日をきめて対応し、女性ではできない管理業務は休日に男性の管理人が行うことにすれば、高額の費用負担をしなくても、管理人もコンシェルジュもいる住人サービスとセキュリティの水準が伴に高いマンションということになります。
8. オートロック、宅配ボックス、24時間ゴミステーション
オートロック、宅配ボックス、24時間ゴミステーション、ラウンジ脇の誰でもトイレなどは、セキュリティの側面からも必要な設備です。
9.ホテルライクな住人サービス
高額の居住費用を負担して都心の居住を選択する理由は高度の利便性ですが、購入でも賃借でも居住費が高額なので、広い住居を望むのは困難です。ですから住人は単身者やカップルなどの小家族が多いので、ホテルライクな住人サービスができる共用施設が必要です。
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