社長の見た目とIR
こんにちは。
グラッドキューブ(証券コード:9561)IR担当の財部(たからべ)です。
前回は決算発表後にいただいた質問と回答について記事を書かせていただきましたが、その中になかったご意見について触れていきます。
機関投資家面談等でも何回かご意見をいただいたことのある、当社代表取締役CEO 金島の見た目と中身のギャップを感じたという点です。
創業ストーリーを交えて、金島のバックグラウンドをお話しさせてください。
創業前の話になりますが、金島は幼少期からずっと野球少年でした。現在のプロ野球選手のようなおしゃれな髪型は当時許されておらず、みなさまご想像通りの丸刈りです。高校卒業までの12年間、丸刈りだった金島は自由な髪型に憧れをもっていたそうです。
余談ですがそんな背景もあり、大学生になってからはロン毛を楽しみました。周囲の方から「社長さんってイケメンですね!」と言われますが、全盛期の人気芸能人の髪型をして雑誌のモデルをしていたこともあったそうです。
大学卒業後は「世の中の究極のお金の流れを知りたい」という気持ちから周囲の反対を押し切って消費者金融の道に進みます。
ここでまさかの第2次髪型しばりが始まりました。面接に行った際、面接官から聞かれたことが「パンチパーマあてられるか?ゴルフできるか?麻雀できるか?」の3つ。即答でイエスと答えたことで採用されます。
そして入社後に「厳つく見えるようにスーツはダブル、パチもんでええからロレックスやサングラス、ごっつい金のブレスレットもちゃんと付けとけや。」そう指導された金島は、まずは守破離、とすべて実行しました。
丸刈りから念願のロン毛、そこからのパンチパーマ。
知らない世界に飛び込んだ金島でしたが、野球少年時代から上下関係の厳しい縦社会で生きてきた礼儀礼節が活き、そして負けん気の強さから入社後の営業成績は断トツです。近畿ブロックで優秀賞を受賞したほどでした。
勤め始めて数年間、仕事は順風満帆でしたが一方で仕事のやりがいやお客様の喜びとは何なのかと日々葛藤が生じます。多重債務者は誰もが同じようにお金を借りるために平気で嘘をつき、泣いて逃げ切ろうとする世界。今日のお金、明日のお金のために土壇場で人間がとる行動や言動を嫌というほど学んできました。
そんなときに交通事故に遭い、インターネットを活用した本を手に取ったことがグラッドキューブ創業に繋がります。
創業から現在までのストーリーは今回割愛しますが、金島が今までなにかに縛られた経験があったこともあり、グラッドキューブでは大きな服装の縛りを設けておりません。
基本はビジネスカジュアルですが、髪型もヒゲもネイルも自由です。
唯一の条件として、「変わったスタイルをしたいのであれば、まずは実力をつけること」が共通認識です。
代表の見た目の話に戻りますが、創業までの切ったはったの世界を経験したからこそ、金島はジンクスを大事にしています。
いくつかあるジンクスの中で、創業時からメンターに教えてもらった金色のメイプルリーフ金貨をネックレスにすることや、厄除けの銀色を頭髪に選んだという理由があります。
「話をしたら良い意味で見た目とのギャップがありました」
「思っていたより真面目に経営されている社長さんなんですね」など、様々なご意見をいただきましたが、そうなんです。その通りなんです。
創業時からファイナンスもしっかり見てバランスを取り、事業も生み出していくから役員も社員もついていっています。
「髪の色を黒くしたほうが投資家にはウケがいいんじゃないか」そんなご意見もたまにいただきます。
でも、それによってIRがやりづらいことは今のところありませんし、海外の機関投資家とお話しすると銀髪だろうが金髪だろうが一切気にされていません。
まだまだグローバルを語れるほどの時価総額にはなれていませんが、どうか個人の見た目ではなく、我々がこれから国内で、海外で展開していきたいことに目を向けていただき、楽しみながら応援してくださると幸いです。
一見派手に見えるかもしれませんが、代表金島も会社も実績を積み重ねていくタイプです。
私たちグラッドキューブは亀のような歩みに感じられることがあるかもしれません。
それでも必ずうさぎを追い越します。
それが金島の生き方であり、グラッドキューブの歩みです。
次号に向けて
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
株主様からの率直なご質問や感想にも真摯に向き合い、今後もより良い会社作りを目指して、取り組んでまいります。ご意見・ご要望などがございましたらぜひお聞かせください。参考にさせていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。
(ご留意事項)
本記事は、情報提供のみを目的として作成しており有価証券の販売の勧誘や購入を勧めるものではございません。