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グラッドキューブが捉えようとする巨大市場 ~スポーツベッティング市場の現在地と展望~ 

こんにちは、グラッドキューブ(証券コード:9561)経営企画部 IR担当の太田です。

今年も無事に株主総会が終了しました。
当社の株主の皆さまはたいへん温かく、おかげさまで良い総会になりました。
お忙しい中、当日ご来場いただいた皆さま、書面にて議決権を行使していただいた皆さま、ライブ配信をご視聴いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

さて、今回皆さまにお話ししたいことは、グラッドキューブが虎視眈々と狙いを定めて、粛々と準備を進めています、スポーツベッティング市場の現在地と展望についてです。

グラッドキューブがどれくらい巨大で、今後さらに成長しようとする市場に参入しようとしているか、お伝えしたいと思います。


■世界のスポーツベッティング市場

世界の市場規模は、上記のグラフのとおり、近年大幅に成長しています。2023年の市場規模は1,090億1,000万米ドル(約16.3兆円)から2024年には1,146億8,000万米ドル(約17.2兆円)の市場規模になると予測されており、 さらに2028年には1,374億 8,000 万米ドル(約20.6兆円)(CAGR 4.6%)まで成長すると予想されています。
(参考:Research and Marketskets research reports)

市場の急激な成長要因として、インターネット普及率の向上、5Gネットワ​​ークなどの通信環境の進展およびスマートフォンや PC などのスマートコンピューティングデバイスへのアクセシビリティの向上などにより、オンラインでの拡大が主たる要因とされています。

今後もスポーツベッティング環境の進展やスポーツリーグやスポーツイベントの拡大により、本市場はさらに成長していくものと考えています。

■米国のスポーツベッティング市場

米国のスポーツベッティング市場規模推移(引用:Polaris Market Research reports)

米国の市場規模は、2023年に136億6,000万米ドル(約2.0兆円)と見込まれており2024年は150億4,000万米ドル(約2.2兆円)、そして2032年までに326億3,000万米ドル(約4.9兆円)(CAGR 10.2%)まで成長すると予想されています。
(参考:Polaris Market Research reports)

米国では、スポーツベッティングに対する社会の考えに変化があり、偏見から娯楽やレジャーの一種として捉えるように変わりつつあります。この変化は、米国の多くの州で段階的に合法化されたことによってさらに促進され、より多くの州が合法化を受け入れようとしていることも要因と考えられます。

このように、米国における社会の変化により、スポーツイベントの一つとして広くメディアで取り上げられ、多くの人々がさらに親しみやすくなり、より身近で魅力的なものになる事で、本市場はさらに拡大していくものと考えられます。

■世界のオンラインスポーツベッティング市場

オンラインでの市場(世界)は、2019年から2022年にかけてCAGR 10.2%で成長しました。2022年の市場規模は270億8,000万米ドル(約4.0兆円)で、2029年には706億3,000万米ドル(約10.5兆円)に達すると予想されています。
(参考:Research and Marketskets research reports)

インターネットの世界的な普及拡大により、より多くの人がオンラインスポーツベッティングのプラットフォームにアクセスできるようになりました。
また、オンラインベッティングプラットフォームとモバイルベッティングアプリの広がりにより、かつてないほど簡単に参加できるようになり、本市場はさらに成長が期待されています。

■日本のスポーツベッティングの展望

現在、日本においてスポーツベッティングは法律上できない状態ではありますが、最近の法改正により、ようやくかすかな光が見えてきたと言えます。
法改正により、日本でも可能となった場合は、世界的にオンラインベッティングのプラットフォームは構築されているため、日本では急激に市場規模が拡大するものと予測されています。株式会社サイバーエージェントが発表したデータによると、日本においてスポーツベッティングが解禁された場合の市場規模は、中央競馬の2019年実績売上の2倍以上である年間最大7兆円の売上額となると推計しています。

また、大阪の統合型リゾート(IR)事業(カジノを含む)が計画されており、2030年秋頃の開業を予定しています。この大阪のIR事業の開始は、日本の本市場の拡大に大きな影響を与えるものと考えており、この開業を皮切りに日本でのスポーツベッティングは大きく進展するものと考えております。

(大阪の統合型リゾート(IR事業))

■グラッドキューブのポジショニングについて

それでは、この巨大なマーケットに対しグラッドキューブはどのようなポジショニングを取り、事業展開していくのか、皆さまにおかれましては大変ご興味をお持ちいただいているかと思います。

具体的なお話しは、今後のIRでご説明をさせていただくことになりますが、現在は、本市場への参入に向け、あらゆるスポーツのデータを取扱い、そのデータを分析予想するためのベッティングに関するシステムの開発を行っております。
また、DRAGON DATA CENTER(ドラゴン データセンター)では、あらゆるスポーツのデータを取扱い、それらのデータを世界のスポーツベッティングに関する企業への提供を行う準備を進めております。
グラッドキューブは、この潮流にしっかりと乗って事業展開を進めていこうと考えております。

最近、機関投資家含め多くの方々から、「このスポーツベッティング市場への参入ができれば、グラッドキューブは大きく化ける」との期待のお言葉をいただいており、また「時価総額1,000億円どころの話ではない」とご期待していただいております。
これについての言及は避けたいと思いますが、グラッドキューブは皆さまのご期待以上の成長を考えております。

最後にはなりますが、「とある時期にとある一歩を踏み出した瞬間」に、グラッドキューブの見られ方は大きく変わっていきます。皆さまには、ご期待いただきたくお願いいたします。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
「グラッドキューブが捉えようとする巨大市場 ~スポーツベッティング市場の現在地と展望~」について、いかがでしたでしょうか。

今後も、株主の皆さまをはじめステークホルダーのご期待に添えるよう努力を重ねてまいります。
より一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


(ご留意事項)
本記事は、情報提供のみを目的として作成しており有価証券の販売の勧誘や購入を勧めるものではございません。