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「デジタル証券(セキュリティトークン)シンポジウム~デジタル証券の課題と展望~」を開催しました!
noteをご覧のみなさん、こんにちは!
今回は、3月1日(金)にTokyo Innovation Baseで開催した「デジタル証券(セキュリティトークン)シンポジウム~デジタル証券の課題と展望~」についてご紹介します!
みなさんは、「デジタル証券」という言葉を聞いたことはありますか?
聞いたことはあるけど「今までと何が違うの?」という方や、「発行に興味があっても、発行までのプロセスやどのようなメリットがあるのかわからない」そんな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ブロックチェーン技術を活用して発行されるデジタル証券は、従来の有価証券に比べて小口での発行が可能で、発行体と投資家が直接つながることができる等の特徴があります。これまで1口あたりの金額が大きく、個人の投資家にとって手が届きづらかった商品が、デジタル証券によって小口化されることで購入しやすくなり、貯蓄から投資への流れを加速するものとして期待されています。
このような可能性を持つデジタル証券の発行事例が増えるよう、都は今年度より発行に必要な経費の一部を支援する取組を開始しました!
これまでの支援事例は、以下リンクをご参照ください!
この取組の一環として、「先進的な取組事例と発行にあたっての苦労や成果などを広く共有する機会を設けたい!」という想いから今回のシンポジウムを開催することとしました。
こちらが当日のプログラムです。業界第一線でご活躍されていらっしゃる方々や、実際に都の支援事業を活用された事業者様をお招きし、講演やパネルディスカッションを行いました。
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ここからは、当日の様子を写真でご紹介します!
当日は120名を超える方にご参加いただき、とても盛り上がりました!
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基調講演では、Progmat,Inc. 代表取締役 Founder and CEO 齊藤様に「デジタル証券の概要と国内市況」についてご講演いただきました。
なんと、2023年度時点のデジタル証券案件の残高総額は2,349億超まで到達見込み!
デジタル証券化によるメリットについて、講演の中で沢山お話ししていただきましたが、ここでは抜粋してご紹介します。
①小口化や流動性の向上
②従来の振替証券とは異なり、デジタル証券では誰が投資をしたのかという情報をリアルタイムに把握できる
とても魅力的ですね!
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「エンゲージメント強化に向けたデジタル証券の活用について」
パネルディスカッション第1部では「エンゲージメント強化に向けたデジタル証券の活用」についてディスカッションを行いました。
議論の中で、
デジタル証券を単なる資金調達手段としてだけではなく、マーケティング手法の1つとして活用し、投資家とより身近につながる工夫をしていくことが重要
顧客目線に立ってUI/UXを日々改善していくことが重要
といったキーワードが出ていました!
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「不動産デジタル証券の展望~二次流通市場の拡大とスタートアップによる発行~」
パネルディスカッション第2部では、プレイヤーの裾野を拡大するために、スタートアップ企業にも登壇いただき、「スタートアップによる発行を促進するためにはどうしたらよいのか」という視点も含め、不動産デジタル証券にフォーカスしてディスカッションを行いました。
議論の中で、
二次流通市場の開設によって、売買利便性の確保に成功した点は非常に大きな一歩
現段階では、スタートアップ企業がデジタル証券を発行するにあたり、コスト・法制面などのハードルが高いものの、ユースケースが増えることで、スタートアップ企業が発行しやすいコストまで下がるのではないか
「デジタル証券が当たり前」という時代が、もうそこまで来ている
といったキーワードが出ていました!
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シンポジウム終了後には、登壇者や参加者のみなさんで交流いただけるネットワーキングを行いました!
登壇者と発行を検討する企業やプレイヤーの方が活発に意見交換をされており、今回のシンポジウムの目的である「情報共有の場」として多くの方にご活用いただけたことと思います!
今年度の東京都のデジタル証券発行支援事業は申込受付を終了しましたが、来年度も引続きデジタル証券の発行促進に向けた取組を行っていきますので是非ご注目ください!
最後までご覧いただきありがとうございました。
次回の記事もお楽しみに!