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Novel AIのモデルに追加学習した。

 先日Waifu diffusionのモデルを追加学習する記事をあげましたが、Novel AIのモデルがなんとリークされてしまったということなので、追加学習しました。Novel AIに対しては、あんまりいい気持ちじゃなかったのでやっちゃいました。

追加学習過程

  1. モデルにキャラクターの絵(2600枚)を追加学習(4エポック)

  2. hypernetworkで二人のイラストレーターの絵を追加学習

結果

 いい画像作るの面倒なのでチェリーピッキングなし。シード値4545~

通常衣装

イラストレーターA
イラストレーターB

 細部にAIらしさがあるのと、衣装も完全再現とはなってませんが、これほど複雑な衣装をある程度再現できてるだけでもかなり進化してるのではないでしょうか。
 プロンプトは特徴のタグを列挙しまくっただけです。

セーラー服ナイト

 制服の色が違うのはエポック数が少ないからかもしれません。1エポックでもキャラクターの顔部分の特徴はだいぶ再現できるのですが、セーラー服は学習しきれず青や黒など標準的な色になってしまいます。
 セイバー衣装やアポクリファ私服は再現できませんでした。データの数が足りないのか学習データに対する割合が少ないのかエポック数が少ないのかタグ付けの問題か・・・
どうなんでしょうかね?

メイド

 メイドは画像数多くて簡単に着替えられます。

花嫁・・・嫁??

 胸を平らにするのが大変。

水着

 ・・・続きはFANZAで^^

感想

 hypernetworkすごいですね。Dreamboothと違って85MBほどで切り替え放題なのがすごい。それとDreamboothだと学習に使った画像と、似たような構図の絵しかうまく対応できなかったのですが、hypernetworkだとそういうことがなさそうです。さらにAUTO氏が学習のUI対応してくれるし私が持ってるRTX3070tiでできるし最強だあ。
 NovelAIは画風を統一するために作ったんでしょうが、これからはいろいろなhypernetworkが作られまくって真逆のことが起きそうですね。しかも必要データ数も大したことないのでmimicし放題です。

おわりに・・ぽえむ

 ここまでできても正直AIの絵なんてどうでもいいというか少なくとも自分が作った絵には全然感動しません。技術的な興味があってやっている感じです。イラストレーターの仕事はなくならないどころか、むしろイラストレーターが積極的にAIを活用すれば、ぽっと出のAI絵師(笑)なんて簡単に駆逐できると思います。将棋だってAIの方が強いけどみんな人間同士の対局みてるし、今の方が10年前より盛り上がってるじゃないですか。しかも将棋は素人でもAIを使えばプロに勝てますが、画像生成AIは最善手を示したりしてくれないです。画像生成AI界隈には世界の大変革みたいなもの?に自分が居合わせていることにしたいがために、大げさなこと言ってる人が多すぎだと思います。