15-成長するための余地

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概要:

コロラド州の母親。クリニックの医師らが息子の自己診断を受容したことで、息子の抱える問題が悪化した経験を語る。
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私はコロラド州デンバー市に住む母親です。息子は高校に入るまでは、とても呑気な性格でした。それが突然自意識過剰になり、不安を感じるようになりました。そして、同じように感じていた友だちと話し合うようになりました、彼らが一緒に出した回答は、自分たちはトランスであるということでした。私が息子の感情に気づいた時、強く疑ったのは、息子の自閉症スペクトラムとADHDが原因なのではないかということです。

そのためかかりつけの小児科医の勧めに従って、私たちはジェンダーの専門医に相談しました。専門家ならこの状況の対処法を知っているだろうと考えていました。ですが残念ながら、これは大間違いでした。そのジェンダーの医師は、息子に掘り下げた質問や診察をするのではなく、息子の不安を倍増させたのです。その男性の医師は息子の不健康で苦痛な考えを承認し、私たち両親が息子のトランス自認をサポートしないなら自殺してしまうだろうという考えを強化しました。私にとって、これは精神的な脅迫のように感じられました。

このジェンダー医との診察の後、息子の精神状態は一層悪化しました。息子は性別違和感に苦しむようになり、抑うつ状態になりました。これまでそんなことは一度もありませんでした。まるでメンタルの共同実験的な治療のせいでこの病気になったようでした。私には、もしジェンダー医が受容ではなく、気持ちや身体に違和感を覚えて不安になるのは若者にはよくあることで、成長するともっと身体に馴染むようになるよと言ってくれれば、全く違っていただろうとはっきり分かりました、

私は医療の専門家は信頼する方なのですが、このジェンダー医が息子のジェンダーの混乱に対してとった受容的アプローチは、何か違うと直感が働きました。私は息子をよく知っていますが、まだそれほど長く生きてもいないのに何度もアイデンティティを変えるのを見てきました。

たった30分しか話していないその医師の方が、私より息子をよく知っているなんて有り得るでしょうか? 10代の子どもたちが何か欲しい物を得るために作り話をするのとは訳が違います。なぜかジェンダーの分野に限っては、子どもの曖昧な感情に基づいた治療が受け入れられ、どころか必須とされているようなのです。

夫と私は、ジェンダー医のトランス強化にどのように対抗すればいいか決めなければいけませんでした。医師の言葉が息子に被害を与えたのです。私は息をのみました。それらの言葉は息子にとって大変重いものでした。専門家と呼ばれる人物の言葉に打ち勝つのはとても難しいことでした。それでも、私たちと息子の仲は改善し、息子も、私たち両親があの子を愛して将来を心配していると分かってくれています。

一方息子の友だちは、同じ時期にトランス自認を始めたのですが、今はホルモン投与を行っています。その子の両親は私と違って医師の見立てを全面的に信じてしまいました。その子は今、一生続く患者としての道を歩んでいます。そのせいで、その子が心身の健康について苦しんでいることの証拠が積み上がっています。その道は、彼自身とご両親、医師らが彼のためにと選んだ道なのです。

私たちは息子に医療介入は行わず、自然で健康な、あるがままの自分の身体の成長とそれを受け入れるまでの時間の余地を与えました。息子はもう性別違和感でも抑うつでもなくなり、楽しそうに自分で目標をたてています。今でも自分はトランスだと見なしLGBTコミュニケーションに属したがっていますが、私たちが正しいことをしていると確信できる安全と承認があってのことです。

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