2022年 北海道周遊ドライブ7
昨日で、この旅の目的地である宗谷岬、北浜駅、納沙布岬を訪問できた。
8日目以降は、自宅までの帰路となるため、道中写真も少なめである。
8月19日 8日目
この日の根室は霧雨。そして寒い。
東京で猛暑日が続く中で、気温は15度。
薄手のパーカーを念の為持ってきていたが、それじゃ全く役立たないほどの寒さである。
根室駅にやってきた。こんなところまで車でやってきたのかと改めて再認識した。
列車は昨晩からの大雨の影響で運休となっていた。
この日は、とりあえず厚岸まで海沿いに走る予定である。
野生の馬かわからないものの、いた。
霧多布岬はまさに霧がかかっていて、展望は望めなかった。
浜中町はモンキーパンチ大先生の故郷のようで、温泉施設のゆうゆやセイコーマートでもルパン三世コラボグッズが販売されており、お土産で購入した。
そんな影響で、花咲線に(北浜駅で見たあの)ルパン三世ラッピングの列車が走っているようだ。
霧多布岬に寄り道したり、道に迷ったりしていたら、お昼時に厚岸に到着した。
厚岸の道の駅は、道内でも有数の美味しい道の駅で有名である。
厚岸といえば牡蠣である。道の駅で牡蠣を食べられる店舗は複数あってどこも大盛況で、個人的にはオイスターバーがものすごく心惹かれた。しかし、道の駅にお酒を飲ませるお店があるなんて憎い。
今回は、レストランエスカルでランチとした。
メニューが豊富で、目移りしてしまい注文するまでにだいぶ時間をかけた。
生牡蠣と欲張りなプレートをチョイスして大満足であった。
厚岸から国道44号線で釧路に向かっていると、道路沿いにつがいのタンチョウがいた。冬場にはよく見かけられるとインターネッツの情報があったが、まさか野生のタンチョウに出会えるとは。しかし、地元の人はいつものことのように、見向きもせずに通り過ぎていた。
車に念の為積んでいた100−400mmレンズが役に立つとは。これもまた自家用車でやってきた恩恵である。
釧路では、和商市場を見学。本体ならば釧路でお昼にしようと考えていたが、厚岸になってしまったので、今回は眺めるだけ。
釧路は道東で最も人口の多い街で、駅舎も立派である。
札幌から特急列車はここが終点である。
さて、この日は、帯広が宿泊地である。
国道38号線の直線道路に出たところでは道内で初めてネズミ捕り現場に遭遇した。皆様お気をつけください。
帯広が近づくにつれて、天気も回復してきたものの、写真はなし。
帯広駅前にあるふく井ホテルに宿泊した。昔からあるホテルのようで、温泉も気持ち良い。
北海道を一周している中で、内陸に立ち寄ったのは、帯広にいる大学の先輩にお会いするためである。この先輩は転勤でどんどん北の方に移り住み、ついには帯広に辿り着いた方である。
先輩に連れられてやってきたのがほたるである。
食べたいだけ頼み、飲みたいだけ飲んで至福のひとときだった。
ご馳走様でした。
8日目走行距離 291km
総走行距離 2644km
8月20日 9日目
ふく井ホテルの朝食は、和食か洋食の選択制である。最近は和食が中心だったので洋食でお願いしたのだが、非常に美味しかった。ジャムなんて普段食べないけど絶品だった。
この日は、帯広の東側に位置する芽室町に行った。
芽室小学校、芽室中学校を見学するためである。
この地で、安住紳一郎氏は生まれ育ったんだなぁと、日天リスナーらしく聖地巡礼。芽室ジャガーズが練習しているかもなんて思いを馳せてグラウンドを見つめた。
芽室中学校から南下し、襟裳岬を目指す。
風が強く、何もないで有名な襟裳岬である。
確かに、襟裳岬の周りに何もないのだが、この日は晴天に恵まれて素晴らしい景色が広がった。
流木が押し寄せる。北海道内は大雨が続いており、その影響もあるだろう。
こういったところほど、天候に左右されるだろうが、この日の襟裳岬は本当に穏やかで気持ちよかった。
時刻はちょうどお昼時。襟裳岬の食堂でお昼を食べる。
これが、この周遊ドライブの道内最後の晩餐だ。
最後の晩餐に選んだのは、えりも岬の名前を冠する定食だ。
しかし、運ばれてきた食事ははっきりいって美味しくなかった。
まず焼き魚が硬く、小鉢もうーん。周りを見ても、もっと高い丼もイマイチそうで、カツカレーにすればよかったと後悔。でも最後にカツカレーというのもなぁと思いやめていたのだ。
この定食なら、この旅行中で何度も美味しいホテルの朝食に出会っていたし、そっちのほうが、ね、
帰りのフェリーは苫小牧から出港となる。
その途中で、廃線となった日高本線・様似駅舎に立ち寄った。
駅には観光案内所が併設されており、そこで日高本線の沿線風景と列車のポストカードを購入した。高波によって線路が被災し、その後は代行バスで維持されていた路線も令和3年4月で廃線となった。一度見ておきたかった風景というのは簡単だが、何もない日常を見に行くというのもまた難しいものだ。
しばらく車を走らせると、なんだかお腹が空いてきた。
最後の晩餐のやり直しをすべく、浦河の町で美味しそうな飲食店を探す。
国道235号線沿いにあるうどん屋を見つけた。中標津でもうどんを食べたが、その良い印象に再びうどんを選んだのかもしれない。
とり天ぶっかけとミニカレー丼を頼んだ。
女将さんに、カレールー少なかったから、これはサービスね。と持ってきていただいた。
北海道最後の晩餐に相応しい、美味しいうどんで、とり天もカレーも最高であった。少し、提供に時間がかかるようだが、そんなことは関係ない。だって美味しいんだもの。
お会計の際、本当にご飯をサービスしていただいたのだが、半ライスというメニューもあるわけだし、ちょっとのカレールーでも十分に満足したのでお釣り入りませんと、千円札を置いてきた。
さて、そんなほっこりとした思い出を手土産にいよいよ苫小牧港へ最後のドライブとなる。フェリーの模様は次回、最終回として記録する。
9日目走行距離 320km
総走行距離 2964km
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