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2022年 北海道周遊ドライブ6

8月18日 7日目

北海道周遊ドライブも7日目。いよいよ太平洋側に戻る1日となる。
知床ウトロから知床峠を越えて羅臼を目指す。

昨日は見ることができなかった山頂までくっきりと見えた。

相棒のヴェゼルは、昨日のオフロードの影響で相当汚いのだが、これだけ引いて取ればわからない。

知床峠は、ドライブのお供ツーリングマップルの表紙にも採用された絶景スポットである。

知床峠にはバスに乗ってもやってくることができる。
そして、海に浮かんで見える島は北方領土の国後島である。

今、目の前に見えている国後島は、全体の1/3しか見えていない。
国後島の大きさは、沖縄本島よりも広く、想像より何倍も広大な島である。
国後島から泳いできたロシア人がいたが、確かに泳げそうな気がする距離感である。近くて遠い日本を実感した。

この後、羅臼側に下り、道の駅 知床・らうすで、塩水うにを購入した。
この時期の美味しい雲丹は、ロシア産のバフンウニとのことだが、入荷がさっぱりないようで3ヶ月待ちかもよ、なんて言われながら代金を支払った。

知り合いの方にお薦めされていた野付半島にやってきた。
野付半島は、全長約26kmの日本最大の砂嘴で、トドワラが有名である。
トドワラを見るには、片道30分ほど歩く必要がある。

野生の鹿が群れていた

散歩のようにぷらぷら歩いていると、トドワラに到着した。

海の上を歩いてトドワラを目指す。

トドワラとは、トドマツが海水に浸食されて朽ちていく様子が広がる場所で、テレビのロケ地としても多く使用されていた。

しかし、現在では、トドマツも少なくなり消滅してしまう寸前である。

かつてトドワラを形成していたトドマツの様子が見受けられる。

帰りもまだ鹿がいた
これに乗れば片道5分

野付半島のビジターセンター前には、国後島がはっきりと見える。
皆さんの自宅から16kmの距離には何があるだろうか。
北方領土の話は当然知っていても、すぐそこに国後島があるという事実は、その場に立たないとできない経験だ。

ビジターセンターで、ベイスターズを愛する会の方に出会った。
まさか野付半島でお会いできるとは。
この時のベイスターズはハマスタ連勝記録更新中の真っ只中でした。

野付半島の中間に位置するナラワラである。
こちらは、今まさに海水に浸食され始めた風景である。

ナラワラ駐車場で、地元の方に話しかけられた。
先ほどいたシカの群れは、この辺りにもやってくるらしい。
10分ほど話し込んだだろうか。
行こうか悩んでいた開陽台まで案内するで。というお誘いを丁重にお断りして中標津へ向かった。

むらかみうどん

目指していた中標津のジンギスカン屋がまさかの定休日で、うどん屋さんにやってきた。
Googleマップでたまたま見つけたむらかみうどんは、超人気店でお店前の駐車場も満車だった。しばらくして戻ってきても満車だったので諦めようと思ったところお店の裏側にも駐車場があることがわかり無事に順番待ちをすることができた。

おでんをつまみながらうどんを待つ。
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そしてやってきたのがカルボナーラうどん。
カレーうどんを目当てにやってきたが売り切れで、普段頼まないようなカルボナーラをチョイスした(ちなみに、このカルボナーラも私で売り切れになったようで人気店恐るべし)。

うどんの上にかかるチーズは、ストップというまでかけてくれるスタイル。
そう言われても困ってしまい、店員さんのオススメの量をかけてもらった。
正直、もっとかけても良いです。笑
別オーダーで頼んだチーズの天ぷらが非常に美味しくて、天ぷらを齧りながらうどんを食べることで完成する旨さであった。
次回はカレーうどんも食べたい。

中標津からは、曇ってきたので開陽台は諦めて、別海町を経由しながら根室を目指します。別海町の有名店「ロマン」のポークチャップはいつか食べてみたい。

そして、宗谷岬、停車場に続いてこの度の目的地である納沙布岬に到着した。

さまざまな、岬に行ってきたが、日の丸が掲げられた場所は初めてである。
羅臼からやってきていると、実感としてよくわかる北方領土が影響している。

知床半島を津軽半島、根室を下北半島のように置くと、ご覧のように北方領土が位置しており、納沙布岬からは歯舞群島の貝殻島がすぐそこにみられます。

想像よりも近くに位置している北方領土。
国後島をルーツにして道内に住んでる人もたくさんいることだろう。
21世紀になって、ロシアが戦争を始めるなんて考えられない世界情勢で、この北方領土問題も日本人として知る必要があるはずだ。
択捉島や、国後島の大きさは、なんとなく佐渡島とか、伊豆大島とか日本の島と呼ばれるイメージだったが、沖縄本島よりも巨大であるのだ。

納沙布岬から、根室市街に戻る途中で寄り道してきた。
日本最東端の駅、根室本線花咲線の東根室駅である。

住宅街の中にあるひっそりとした小さな駅でした。

夕食は、根室といえばどりあんのエスカロップである。

エスカロップとは、バターライスの上にとんかつが乗った料理で、このどりあんから根室に広まった料理である。
非常に美味しくて、みんな大好きなのだが、ボリューム感は喫茶店らしい軽い感じで、夕食として食べるならば、大盛りでガッツリ行きたいところだ。

ということで、続いてあんくる&チボリという洋風居酒屋に入った。
今回の旅で、居酒屋に入るのは八戸以来のことで、そろそろ酒場の空気を感じたいというのも大きな要因である。

豚串
椎茸のアヒージョ

ビールを飲んだら、エスカロップを食べた後とは思えない注文になった。
ちなみにここにもエスカロップありました。

鹿肉の食べ方も、複数から選べたのだが、ハイボールと共にサイコロステーキでお願いした。ピントがブレブレということで、程よく酔っ払っていることがお分かりいただけるだろう。

ハイボールにたどり着くまでに空知のワインを飲んでいました。
特にこのオレンジワイン美味しくてぐびぐび行ってたので上記のようなピントとなっております。

ホテルに戻ると連勝街道が続いていた。

根室では、ホテル海陽亭に宿泊した。
非常にサービスの素晴らしいホテルでした。

朝食バイキングは豪勢なもので、ちょっとずつ和食も洋食もどれも美味しかった。

そして、お鍋もバイキングで取ってくるスタイル。
具材が盛られたお鍋に数種類の出汁から選んで完成!
ワクワクする朝食バイキングに久しぶりに出会いました。

ここでも懲りずに、カレーの味見は忘れない。


7日目走行距離 267km
総走行距離   2353km


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