絆を知り、世界の秘密を暴け！「勇者に敗北した魔王様は返り咲くために魔物ギルドを作ることにしました」
皆さん、おはこんにちばんわ。ししまるです。
今日はオススメの漫画「勇者に敗北した魔王様は返り咲くために魔物ギルドを作ることにしました」を紹介したいと思います。
作者は"とうろう"氏。
暴虐の限りを尽くすアグニインの魔王。
そんな恐怖の魔王に立ち向かう勇者達は激闘の末、アグニインの魔王を倒し、ようやく世界に平和が訪れる。
めでたしめでたし…。
とまあ、いかないワケでして。
どうやら主人公の魔王様は死ぬ前に自分の魂を分けていたようで、勇者に敗れても消滅は免れたみたいです。
しかし何とか生き延びる事は出来たものの、秘術の使用により力がかなり激減してしまい、
スライムにも勝てなければ…
ただのモブ兵士にすら手が出ない模様…
弱体化したとはいえ、最初の超シリアスグロ展開と圧倒的な画力で描かれた強そうな魔王様はどこへ行った？(笑)
こんな感じで苦労しまくる魔王様ですが、出会うモンスターは皆良い奴ばかりで、
主人公の正体が魔王だという事を知らなくても親切にしてくれます。
こんな強そうでクッソ怖い見た目の魔神でさえ、
実はとても優しくて礼儀正しい紳士です(笑)
こうして今まで自分が気にも留めていなかった他者と関わっていく事で、
自分以外は何の価値もない虫ケラと考えていた魔王の心に変化が。
自分が起こした人類との戦争…
自分の民であるはずの同胞の声に耳を傾けず、己の力以外は信じない…
そんな信念と闘争の果てに辿り着いた先は勝利の栄光ではなく敗北だった。
力を失った事で初めて見える様々な物事。
なぜ負けたのか？魔族の頂点に立つ王として自分は何をすべきだったのか？
答えを探し求める為、魔王は力以外の他のものを意識し始め、積極的に他者と関わるようになっていく。
そして魔王が敗北した後も続く人類との争い…
絆の力と素晴らしさを語った勇者でさえ、人とは種族が違うというだけで
悪と決めつけ、容赦なく滅ぼしに来る事への強烈な違和感。
力を失った魔王は絆の意味を知ると同時に、自分がいるこの世界の在り方に疑問を抱いていく事になる…
作品の内容はこんな感じになります。
基本的にギャグな感じではありますが、かなりシリアスな話にもなったりして、ギャグ・シリアスともに非常に高いレベルでバランス良く纏められている感じですね。
笑いあり感動あり、画力も非常に高くて特にモンスターのデザインが凄く
カッコいい( ^ω^ )
この記事を書いている時点で単行本は三巻まで出ていますが、一巻だけ読んでも既に万人にオススメできる名作と言っても過言ではないと思ってます。
今回はここまで！
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