令和のハラスメント感覚
テレビなどで、頭を叩く、あるいは叩かれる場面を外国の人が見たら、間違いなくハラスメント、あるいは暴力としか思わないだろう。そして日本人は何も感じないのかと。
バラエティだから、とかこの芸人は視聴率が取れるからといって見過ごしたらどうなるだろう。
ただでさえ、我慢を強いられる現在の社会、国際情勢。犯罪絡みのニュースには恐怖感がわく。人々に暴力行為に慣れて欲しくないし、子どもたちは、見過ごしているうちに深層心理に影響してくる。幼い子どもは大人の真似をする。大人の行動を見て、反面教師にする子もいれば、無意識にあるいは意識して同じことをする子もいるだろう。
昭和時代は長いし、いろんなことがあったけどそれを経験しているからこそ、今の時代のハラスメント感覚の大事さが身に沁みる。
簡単に言うと、人を馬鹿と言ってはいけない。人を叩いてはいけない。人がしないでと頼んだら、しない。
不思議に思うことがある。 名誉毀損や侮辱罪は、なぜ申告罪なのか。ハラスメントは様々な事情から本人が言いにくい弱みにつけこんでいるから、ハラスメントになるのだ。周りの人も、人として申告や報告の義務はありはしないか。飲酒と知りつつ運転させても、運転者に飲酒させても同罪であるように、ハラスメントと知りつつ見逃したり、ハラスメントとわかっていても黙っていれば同罪ではないのだろうか。
しないでと頼んでも、その約束を守ってくれない人とは、関係を絶ちきることだ。
優しいとは、何でも許すことではない。
自分はどう思っているかを丁寧に伝える強さが必要だと、私は私自身を戒める。
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