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「勝手な追体験はもう終わり」(週報:2025年2月9日)
kurayamisaka@渋谷クラブクアトロ
2024年は(個人的に)kurayamisakaの年だった。何度もライブに足を運んだ。そんなバンドの初ワンマン。場所は渋谷クラブクアトロ。
この発表があった2024年7月、その日もkurayamisakaを横浜のライブハウスで見ていて、「めちゃくちゃ先じゃん…」と思ったのを覚えている。案外、早かったね。7月のライブは2024年の中でベスト5に入るぐらい良かった。いや、ベスト1かもしれない。
当たり前だけれど、本人たちにしか分からない色々な感情があったと思う。でもそれと同時に、自分も万感の思いを迎えてしまった。音楽的な話は他の人に任せて勝手な話をすると、kurayamisakaは架空の青春を追体験させてくれるような錯覚になる。「俺ってこうなりたかったのかもなぁ」と思う瞬間が多々ある。そこに悔しさがないと言えば嘘になるし、努力も怠ったからそんな資格も持ち合わせていないのだけれど。
そんなバンドが一つ大きな舞台に立った。たぶん、これからもっともっと大きな舞台に立つだろう。勝手な追体験は一旦終わりにして、これからも音源とライブを楽しみに待ってます。行けるところまで行ってくれ〜
チームラボみたいなやつ
銀座に新たに立ち上がったSony Parkに行った。ソニービルの建替ということもあり、ユニークで開かれた空間だった。凡人の自分ならカフェのひとつぐらい、何も考えずにいれてしまいそうなものだ。
羊文学の展示が行われているとのことで、慣れない銀座まで足を運んだ。
「ファイナンスは、詩だ。」がテーマの展示とのこと。実際には、暗い部屋に座り、モニターと水を眺め、羊文学の楽曲を聴く空間だった。正直、あまりよく分からなかった。
途中、「ふーん、チームラボみたい」と思いながら曲を聴いていた。恐らく、芸術的にも技術的にもすごい表現だと思うのだが、理解が追いつかなかった。
チームラボはそこそこ好きで何度か行っている。それが故に、光と水を見ると「チームラボみたい!」って脳みそが判定しているのかもしれない。我ながら幼稚な脳みそだと思う。