Indy500と愛国心。
5月22日から1週間ほど
中学生の頃からの念願である “Indy500”という
カーレース観戦のため、アメリカに行ってきました!
実は、このレースは世界3大レースの1つで、
今年も30万人を超える観客が集まりました。
※甲子園球場収容人数:4万7千人
予選から数えると1週間以上続くイベントは、
文字通りお祭り騒ぎで、
いかにもアメリカ!という雰囲気が漂います。
しかしそんなイベントの中で唯一、
30万人の会衆が、脱帽し、胸に手を当て、
静まり返る時間があります。
それは国歌斉唱でも、国旗掲揚でもなく、、、
戦没者追悼の言葉が述べられている時。
記憶を頼りに訳すと、こんな内容でした。
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この宣言の後、表彰台に立つ軍人や、
殉職した軍人の家族には、
心からの敬意を表して、拍手が送られます。
アメリカ人でない私でさえ、
胸が熱くなりました。
アメリカの国体ともいえる “自由” は、
命を懸けて、それを守ろうとした人々の、
大きな犠牲の上に成り立っている。
しかし、
その事実以上に私の心を揺るがしたのは…
独立宣言から248年。
今も人々がしっかりと先人の犠牲を心に刻み、
感謝の意を表しているということでした。
宣言の間だけではありません。
私が滞在していた期間、
いくつかパレードにも参加しました。
そこでも軍人や国旗が目の前を通るたびに、
老若男女問わず、みんなが立ち上がり、
拍手を持って敬意を表するのです。
悔しいことに、独立宣言から250年も経っていない
アメリカという新しい国でさえ、
人々の生活にこれほどまでに “国を大切にする心”が
浸透していることに嫉妬を覚えました。
日本では、 “国を愛する” とか、
“愛国心” というと、右翼だ!と
後ろ指を刺されてしまうこともあります。
たった250年の歴史しかない国に、
2000年以上紡いできた “国体を大切にする心” を
奪われてしまった日本。
とはいえ、来年には戦後80年を迎えることも事実です。
いつまでも戦後レジームを言い訳にしていて
良いのでしょうか。
アメリカ人の愛国心に思い知らされるのは、
なんだか皮肉ではありましたが、
自分の国に誇りを持てる日本人でありたいな。
と思わされた週末でした。
アメフトチーム:NE Patriots(直訳すると愛国者)ファンらしいでしょ。
p.s.
日本人ドライバー佐藤琢磨選手はアメリカでも大人気!
Tシャツを着ていたら、
こんな声をたくさんかけられました。
「彼はサムライだ!」
「人間としてもドライバーとしても尊敬している」
「彼の故郷を見たいから来月日本に行くよ!」
日本人として世界で活躍されている方の存在に、
奮い立たされた旅でもありました。
追って、観戦記を真面目に書きます。
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