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「上司や先輩に質問できない」の原因と対策

みなさんは仕事中わからないことがあるとき、ちゃんと質問できますか?

私は苦手です。

上司や先輩に質問しに行くのも緊張するし、
いざ質問しても、
「なにが聞きたいかわからない」
「そんなこと聞かんでもわかるやろ」
と言われる始末…

今回は「質問できない」の原因と対策について書こうと思います。

原因1 自分の今の状況を具体的に理解できてない

つまずいている作業について、自分はなにがわかってないのか、具体的に把握できてないときがあります。

ただ漠然とどうしたらいいかわからないと言う状態だと、なにを質問したらいいかわからない上に、いざ質問しても相手に質問の意図が伝わりません。

結果なにが聞きたいかわからないと言われてしまいます。

原因2 過去のトラウマ

これは過去に質問した時に
「なにが聞きたいかわからない」
「そんなこと質問しなくてもいいだろ」
と注意されたことが、質問に行く前にフラッシュバックしてしまい、質問できなくなるということ。

つまり怒られたくないから質問にいけないという状態です。

これらを解決しないことには、まず質問に行くまでに時間がかかり、いざ質問にいけても聞きたいことがうまく伝わらない、それで注意されてまた質問に行くのが嫌になる、という負の連鎖に陥ります。

こうならないための対策を紹介します。

対策1 質問文のカンペを作る

これには二つの効果があると考えます。

一つは事前にカンペを作ることで、相手に伝わりやすい文言で質問できます。

質問時にその場で考えて話すと、うまく言葉が出なかったり、逆に余計なことを言ってしまい、わかりにくい質問になります。

事前に考えることで簡潔でわかりやすい質問をすることができます。

もう一つは自分がわからないところや何を知りたいのかを把握しやすいというもの。

カンペを作る作業には、自分の考えていることを言葉にするという思考の言語化が含まれています。

自分が頭の中で漠然とわからないと思っていることを言語化することにより、疑問点の把握ができます。

それに付随して、現在の作業の進捗状況や目的なども整理できます。

以上より、質問文のカンペを作るという作業によって、作業に対する理解が深まり、相手に伝わりやすい文章が作れるため、良い質問に繋がります。

対策2 質問前の不安な気持ちをノートに書き出す

これは質問してまた怒られるんじゃないかという不安を取り除くための方法です。

質問に行く前に、とにかく頭に思い浮かんだことを書いてみてください。

「嫌だ」とか「また怒られるんじゃないか」とか「こう言われたらどうしよう」など。

ある程度書き出したら、その書いた中で自分の感情や妄想を消してください。

そうして残ったもの(事実や起こりうる未来)についてのみ検討していきます。

例えば「質問して怒られたくない」は感情なので消す。「質問しないと作業進まない」は事実なので質問の文言考えるなどの対策ができます。

この作業をすることで過度な不安状態が軽減でき、今の状況を客観視できるようになります。


以上二つの対策を紹介しました。

二つに共通することは、「思考の言語化」です。

頭の中だけで考えていると、思考が堂々巡りし、冷静に判断できなくなります。

「なんとなくわからない」「なんとなく嫌だ」といった状況を打破することが、いい質問への近道だと思います。

これで少しでも楽に仕事を進められるようになればいいなと思います。

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