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未だに、何者かになりたくて

珍しく仕事の話をします。



普段その時その時に思ったことがあったら書くこのnote。だけど、転職した時以外ではほとんど仕事の話を書いたことはない。

普通にずっと一生懸命仕事をしてきたし、それなりに愚直さと真面目さは評価されてきたと自分では思っている。
つまり、仕事は稼ぐ手段と割り切っているわけではなくて(というか、割り切れないだけですが)、それなりに日々仕事のことは色々考えているんだけど、まあnoteに書くほどでもなくて書いていなかったということです。

で、今回は思うことがあったから珍しく書いてみようと。だからあんまり珍しがらないで下さい。まあ事実として珍しいんだけど。



今年の2月に転職して10ヶ月が経った。

その間、だーいぶ自分を抑えて、行動の選択肢があればとにかく無難な方を選択し、無害な自分をずっと演じてきたわけです。
最初から自分を出して一か八かの勝負に出るよりも、無害な生き物ですよーと相手の警戒心を解くのが優先と思いまして。

まあそれはそれでそれなりに、上手くいったかは分からないですが、失敗ではなかったはず。

ただ、自分らしくはなかった。それは確実に。



秋口に、上司から二言三言、小言を言われた。
曰く、もっと自分で考えろ的なことを。

僕自身は自分で色々考えてはいたのだけど、忙しい時に滔々と意見発表会をするのも気が引けて抑えていただけなんだけど。
こういう時って表面的な部分だけ捉えてほしくないよなぁ。部下はいつだって気を遣っているんだぜ。



まあそんな感じで、僕的には結構腹が立ち、そんなら開き直って一回自分の思った通りに好き勝手にやったるわ!となりまして。

自分を出さなくても怒られるんだったら、自分を出して怒られた方がマシだしね。
結局こういう部分は関西人の我の強さがしっかり残っているw
やられたら、やる。ヤンキーマインドなんですよねw



そんな感じで好き勝手にやってみたら、結論、仕事が面白い。

自分らしく出来ることって、こんなに大事なんだなぁ。



今再放送している朝ドラの『カーネーション』で、主人公の父親役の小林薫が言う台詞があって。
『そっちの方が、おもろい』って。

ここでいうおもしろさって、自分が楽しい、ワクワクするっていうような意味合いなんですよ。
自分がおもしろいと思ってないと、他人にもおもしろがってもらえない、という。



仕事が面白くなってきて、それが嬉しいなって思うのは、結局僕は仕事が結構好きっていうことなんですよね。
大前提でダルいのはダルいけど、でもなんか面白く出来るなら、そうしたいと思うから。

凄い中二病みたいなことだけど、僕は自分がまだ何者かになれると思っているフシがあるんです。
自分を諦めてないというか、まだ頑張って、何かをしたいと思えてしまえている。
この歳で。



友達に、まだまだ夢見る夢男だわって言ったら、それがゲイの良いところでしょ、何でも好きにやれるんだから、と言われた。

ほんとにそう。
だから、僕はまだ、何者かになるのを目指します。
あとちょっとで34歳になるけれど。


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