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はじめてのMMDモデルを作るまで!備忘録1 ~はじめの一歩編~
ほぼ初心者からだいたい一か月くらいでMMD用のモデルを完成させたので、記録を残しておきます。
誰にも相談できずに独学で勉強したため、いろんなところでつまづきました。でも大丈夫!できるよ!たぶん!
この記事はリオさんという方の「モデリングを始めて一か月でMMDモデルを作成した話(blender)」に触発されて書きました。初心者にとって非常に分かりやすい記事ですので、ぜひそちらも読んで頂ければと思います。
また、こちらのモデルはflill所属のIRIAMライバー、黄泉坂冥さんの二次創作です。
出来上がったものがこちらになります。一応ちゃんとできてるんじゃないでしょうか。どうだろう。あんまり自信ないかも。
0.そもそもMMDモデルってどうやって作るの?
簡単に言うと
①形を作る(モデリング)
一番基本的な作業です。慣れればめっちゃ楽しい!一番時間がかかります。
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②モデルに絵を貼り付ける(テクスチャ)
UV展開というちょっと大変な作業があります。最初は難しいけど何回もやれば慣れます。大丈夫。安心してほしい。
絵心があると楽ですが、なくても大丈夫らしいです。
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③動かすための「骨」を作る
骨のことをボーンといいます。そのまんまだね。基本的にはMMDに同封されている「あにまさ式ミク」というモデルと同じようにやれば大丈夫です。それに加えて髪やアクセサリー、スカートといった揺れるものにも骨を入れてあげましょう。
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この子は手がないのでちょっと特殊なボーンをしています
④骨とモデルをくっつけて、骨が動いたときにモデルも一緒に動くようにする(スキニング)
この時点で簡単に躍らせることができるようになります。動くととっても嬉しいです。仕組みを理解するまでが難しいけど頑張って~。
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⑤表情を作る(モーフ)
ぐっと生きてる感じが出ます。楽しい!
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⑥髪や服が揺れるように設定する(物理演算)
仕組みを理解するまでが大変です。BlenderではなくPMX エディタというソフトを使います。早く完成させたい気持ちが止まらなかったのでここは妥協しました。そのためここの段階は一晩でできました。
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この剛体はぜんぜんダメ
信じられない剛体をしている
こんな感じです!ちょっと大変そう?いや大丈夫!
世の中にはMMDモデルを作るためのいろんな解説が転がっています。情報をあたりながら頑張っていきましょう。えいえいお~!
1.Blenderをダウンロードしよう
Blenderはモデルを作るのに欠かせないソフトです。完全無料なのになんでもできちゃいます。
基本的には最新版をダウンロードすればいいみたいです。たぶん。私は3.4を使っていますが、特に問題が起きたことはありません。
注意点として、そこそこのスペックのPCが必要になります。最小要件にグラボがあるので、グラボのないPCだとちょっときついかもしれません。
Blenderはここからダウンロードできます。無料!
https://www.blender.org/
2.Blenderに慣れよう
Blenderは慣れるまで操作の難しいソフトです。最初はなんにもできなくて絶望するかもしれません。Blenderはショートカットキーを覚えるまでがちょっと大変です。慣れるまでのこの時期が一番挫折しやすいと思います。
でも慣れるとめちゃ楽しい!頑張ってこの時期を乗り越えていきましょう!
Blenderはとっても有名なソフトなので、初心者向けの解説が多く存在します。「Blender チュートリアル」で検索すると色々な解説が見つけられます。
その中でもモデルを作る人たちに人気なのがZenさんの動画です。通称ワニ。モデルを作るのに必要な知識だけを教えてくれます。Blenderは多機能なので、普通の初心者向け動画だとモデル作りに必要ない機能まで紹介してしまい混乱しやすいです。
ですので、Zenさんの動画を見るのが最短ルートだと思います!VRchatをやっていたときもワニの動画はいいぞ~、とたびたび言われたものです。
もうちょっとBlenderのいろんな機能を知りたい!という人は必要なときに調べれば大丈夫です。
「なんか不便だな~これ簡単にできないのかな~」と思ったら調べてみましょう。常人が思いつくほとんどの機能がblenderにはあります。すごい!
こういった動画も参考になります。色々作ってみましょう!
私も初心者の時期は色々作りました。
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もふもふ機能もMMDでは使わないですが
blenderに慣れるのには使えます
MMDを作るにあたり色々な機能を使いますからね
2.5.ミニキャラにチャレンジ
正直はじめてのチャレンジでちゃんとしたモデルを作るのは大変です。
そこで、等身大のモデルを作る前にミニキャラを作ると挫折しづらいかと思います。自信と実力をつけちゃいましょう。
ミニキャラの作り方は等身大のモデルの作り方とほぼ同じです。
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3.三面図などの参考資料を用意しよう!
blenderには参考資料を表示する機能があるのですが、そこで表示する資料を用意しましょう!
一番いいのは三面図を用意することです。三面図が用意できない場合はできるだけ単純なポーズの資料を用意してください。正面と真横があれば最高です。
私は黄泉坂冥の公式立ち絵、そしてそれを参考に友人が描いてくれた三面図を利用しました。
これで準備完了!
次回はモデリング編です。
おまけ:Vroid
Vroidというソフトを使えばゲームのキャラクリエイトの要領で簡単にモデルが作れます。自由度は下がってしまいますが、作りたいキャラクターのデザインによってはVroidがいいかもしれません。一度チェックしてしまうのも手です。
また、VRoidで体や髪を作った後に服だけblenderで作るなんて方法もあります。あまりにも体を作りたくなかった私はこちらの方法にも挑戦してみました。ただマテリアルの設定なんかがよく分からず、逆に難しかったため私は一から作ることを選びました。
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