リコリス・リコイルが好きだ
リコリス・リコイルが好きだ。大好きだ。
元々アニメが好きでたくさん見てきたが、元々少年ジャンプが好きなこともあって、少年漫画原作のアニメを好んでいた。
なので、オリジナルアニメは意図的ではないものの今まであまり通ってこなかった。
ただ、リコリス・リコイルはそんな私に衝撃を与えてくれた作品だった。
生まれて初めてBlu-rayを全部買った。今の時代サブスクで見れるのに。
だって、円盤を買えば2期への軍資金になると聞いたことがあるから。
続編が見たくて見たくて仕方なかった12話で終わってほしくなかった。
とにかくそれくらい好きだ。
リコリス・リコイル(以下リコリコ)は2022年7-9月にで放送されていたアニメである。制作会社はA-1pictrues。なので、絵も見やすい。キャラデザもいみぎむるさんが担当していてとってもかわいい。
ストーリーは私の拙い説明で語るよりサイトを見ていただいたほうが伝わるだろうということで、URLはこちら↓↓
種類としてはいわゆるバディアクションものだ。
ガンアクションも緻密に描かれていて、迫力もある。基本的に1話完結なので話もスッと入ってきて見やすい。
だが私がのめり込んだ理由は、そこではなく、メインキャラクターである錦木千束(名前の響きがかっこよすぎる)と、井ノ上たきなの2人の女の子の関係性の変化を12話で十分すぎるほど堪能できるところにある。
関係性が描かれている作品大好きお化けなのでもろに刺さった。
以下でなぜリコリコにここまでハマったのか書こうと思う。
誰に向けるものでもない。自分の思考と好みの整理のためにつらつらと書かせていただく。
まず、キャラクターが魅力的だ。1クールのアニメとは思えないほど、1人1人のキャラが作りこまれている。
上述の通り、千束とたきなの関係性の変化の描写が素晴らしい。
2人がバディを組み日常をともに過ごしていくうちに、お互いの価値観・思想・信念に触れることが増えていく。その中で緩やかにかつしなやかに変わっていく関係性。
たきなが任務中におこしたある事件(ロケットランチャーぶっ放し)をきっかけに偶然出会った2人だったけれど気づいたらお互いに必要不可欠な存在になっており、最終話を見終えた後は2人の出会いは【必然】だとさえ感じてしまう。
2人の関係性の変化には、たきなの精神的成長が大きく関係していると思っている。元々、たきなの行動基準の最優先事項は「合理的であるか否か」である。たきなが喫茶リコリコに異動となったきっかけである事件も行動自体は、危険な状況にいる同僚を助けたいという感情が故の最適解であったわけだが、それがあるから千束に出会えたわけである。
この事件のせいで、DAから追い出され、たきなにとって唯一の居場所を奪われてしまったのは事実であるが、事件を起こしたからこそ、出会えた新しい居場所が喫茶リコリコなんだと、たきなが回を追うごとに強く実感していく過程を視聴者が一緒に見ることのできる演出 is so Good…
そして、たきなにとって、自分を大きく変えてくれた大切な存在である千束が、大切にしている喫茶リコリコを何より大事なものと認識し必死で守り抜こうとする姿勢にやれれてしまう。
次に錦木千束という女。
何を隠そう、今まで出会った創作物のキャラクターの中で一番好きだ。私の人生におけるビッグバンといっても過言ではない、これまじで。
顔がかわいくて、天真爛漫で、おもしろくて、皆に愛されていて、スタイルもよくて、そして、何より強い。伝説のリコリスと呼ばれているくらいなのでそりゃもう強い。実弾を動体視力で避けるってなにそれ。人間技じゃないでしょ。
とまあ、あまりにも好きになる要素が整いすぎている。千束のこと好きにならない人類っています??といった具合に錦木千束強火オタクの出来上がりである。
そんな錦木千束のモットーは「やりたいこと最優先」である。
やりたいこと最優先な理由は、回を追う中で明かされていくのだが、その理由がもう・・そんなんありかよ・・って胸が締め付けられる。
ここからはネタバレに触れる部分なので一応アナウンスしておきます。
千束の心臓は人口心臓だ。人口心臓の活動限界がきたらそこで終わり。だから人生に期限がある。普通の人よりずっと寿命が短い。
それなのに、不安や心配を他人の前では見せずに、いつだって天真爛漫でいてくれる姿に精神力の強さを感じる。偉すぎる。だからこそ余計に「やりたいこと最優先」のモットーがしんどい。
それに、終わりを理解しているのであれば、もっとわがままやりたい放題したって少しは多めに見てもらえると思ってしまうものだが千束はそんなことはしない。あくまで、お転婆ではつらつな少女としてのわがままにとどまる程度だ。なんでその若さでそこまで人間が完成しているんだ錦木千束・・
普通の人が過ごすであろう平均的な時間と日常を自分は一緒に刻んでいくことはできない。だからこそ、関わる人にとっての自分は良い思い出であってほしい。それくらいのわがままは許してねと言わんばかりに、持ち前の明るさと人懐っこさで出会う人たちを皆、虜にしていく錦木千束という女。
本当に罪深い女だよ。
ここまで自分の思うことを吐き出しまくったわけだけど、自分の思い込みやこうあってほしいみたいな部分で脳が凝り固まっている部分もあるから、もう一度見返してみようと思った。
新作ショートムービー制作も決定してキービジュアルも公開されたしね!!千束かわいい!みんなかわいい!楽しみ!