2Pick HOS チャレマス 新カードから見る現環境の大局観
※このnoteは4/10に執筆されたもので、4/10時点での個人的な環境認識です。今後変わっていくものだ、という前提でお願いします。
クラス順位 今環境現時点の認識
tier1 ネメシス
tier2 ネクロヴァンパイア
〜〜聳え立つ壁〜〜
tier3 ロイヤルビショップドラゴンエルフ
〜〜絶望的な壁〜〜
tier4 ウィッチ
tier34とtier12とでは差を感じる。
前期は各クラスの格差が少ない環境だったが、今期はクラス提示画面で絶望しなきゃいけないことがあるかも。
ちなみに、各順位を選択できる確率はこんな感じ。
1位→37.5%
2位→26.8%
3位→17.9%
4位→10.6%
5位→5.4%
6位→1.8%
7位→0%
8位→0%
上位3クラスのどれかは80%以上の確率で選択できる。信用できないけど期待はできるから我慢して?
チャレマスを取るということで5連勝に重きを置いた結果、ビショップの評価をロイヤルより上げてプレイしていた。安定しないのでレートでは下げの方針でいく予定。
ネメシス
新カードがとにかく強い。
環境の開拓が進んだり、アップデートでベルフォメットが出禁になったとしてもたぶん揺るがない。
続いて今回スタン落ちしてしまったカード
前期のネメシスは、フィクサーやエリーナを主体とした守りの動きが目立ち、エンハンス8エイミングガンナーより前のターンは能動的な攻めが少なかった。
カオスオーラが回ればその防御性能を活かせたが、そんなに毎回上手くいくはずもなく攻めの面で安定性に欠け、クラス順位はそこそこの立ち位置に留まっていた。
しかし新カードで、具体的で能動的な攻めが追加された。
これらのおかげで攻めの再現性と、前期から引き続き存在する防御札によって攻防が一体化した。
基本的にはテンポを取りながらエイミングガンナー、メタルマンモス、機構の暴走などのブロンズフィニッシャーに繋ぐことを狙う。
金虹に存在するパワーカードたちに頼ることなく勝てるので、ベルフォメットなどの金虹は上振れ要素程度に思っていればいいだろう。
ベルフォメットを使うには機械カードが必要だが、旧式機械兵やメタルマンモスは元々優先してpickするため「将来Pickできるかもしれないベルフォメット」のためだけに強くない機械カードを集める必要はない。
しかしデッキ作成の序盤でベルフォメットを取れた場合はベルフォメット軸に寄せてもいいだろう。エネスやメドリングエンジェルでベルフォメットをサーチできるようにして、機械カード全てを比較的優先してpickしていく。
ベルフォメットを使う際、5枚もドローすることができる。強すぎるあまりに手札が燃えてしまうことが多く、ベルフォメットを出せることが分かっているのなら手札を減らしていく方針のプレイが視野に入る。
しかし手札を減らそうとして7ターン目に雑魚カードを横展開、ハーフロックされてベルフォメットが出せないという事態だけは絶対避けなければならない。
ハーフロックされるくらいなら冷静に手札を燃やすべし。
そもそも、ベルフォメットを出した次のターンに疾走一枚投げるだけで勝つことの方が多く、ベルフォメットを出した後に何が燃えようと関係ない可能性が高い。エイミングや機構の暴走などの疾走を一枚も手札に抱えていない場合を除いて、無理にプレイを歪めてまで手札の枚数調整を行う必要はない。
ベルフォメットの盤面が返されるパターンは多くはないが、マーロンがあると簡単に返されてしまう。5回復までされてメガイラのバーンもほぼなかったことにされる。
マーロンはゴールドの新弾なので提示率は高く、対ビショップにおいては警戒する必要がある。マーロンを複数持っているケースは流石に割り切って、ベルフォメット前後でマンモスを投げて盤面形成を継続すれば大体勝てる。機械だからといってマンモスを融合しないように。
ネクロマンサー
前期はBANクラスだったが、アディショナル後ゼベットオディールの追加によって評価を上げたクラス。
弱いカードのスタン落ちと新カードによって今環境では上位クラスとなった。
ほとんどのクラスは学園パックのスタン落ちによって大ダメージを受けているのに対し、
ネクロは痛手が少なかったことで相対的に上がってきたクラス、ともとれる。
新カードの中でも特に優秀なのはこれら。
ネクロの特徴として、全体除去の多さが挙げられる。
これらに加えて先ほど紹介した金鉱の死霊術師もあり、金虹まで含めれば魔炎の斬撃やオディール、ゼベットなど全体除去がとにかく充実している。
充実しすぎてデッキが除去だらけにならないよう、能動的に盤面を作ろうとする意識も持っておきたい。
基本的には豊富な除去を盾に、とにかく相手のリーダーを疾走やバーンで狙っていく方針でOK。次のターンまとめて除去するつもりで、相手の盤面を無視して顔を殴るくらいの乱暴さが求められている。
逆にネクロマンサーを相手にする時は、適度に圧をかけて「除去させている」くらいに思っていればいい。除去を避けようと面を空にしてターンを渡すと、カースドキングや屍を気持ちよく着地されて良くない。
ヴァンパイア
最強ブロンズカード、ボルトデーモンを主軸に戦うという方針は前期と変わらない。
ヴァンパイアを使う時はボルトデーモンをどうやって通すのかを常に考え続けていく。
ボルトデーモンの新弾ボーナスが無くなってしまったのが痛すぎるが、計算するとデッキ作成時に1回以上は提示される期待値。U10ギミックも同時に新弾ボーナスが無くなったことでボルトデーモンが消滅してしまうリスクも減ったので「耐え」とした。(異論は認めない)
2pickではLOがそこそこの頻度で発生するため、デモコン理論(超簡単に言うとランダムにデッキを捨てる行為はデメリットにならないとする話。詳しくはググって)は微妙に適応されずデッキが減ることは単純にデメリットでしかない。
目安として1〜2枚のボルトデーモン+αで金虹のパワーカードが1〜2枚あれば十分強いデッキが作れたと言えるだろう。足りないボルトデーモンは金虹で上振れて誤魔化せ!
ボルトデーモンは回復も守護もないため、着地した瞬間に疾走を通されてしまう。そのため7ターン目などに多少動きを歪めてでも事前に回復カードを使っておく意識が必要。
逆にヴァンパイアと対面したときは、「ボルトデーモンを処理できるように準備する」のではなく「ボルトデーモンを置かれたら勝ち」の形を常に狙っていく。
まぁ勝てない時は処理できるように構えるしかないんだけどね。
ヴァンパイアには狂乱以外にも、U10や進化関連、復讐などの関連カードが混在しているのでそれぞれのアーキについて少し。
・狂乱:条件達成の難易度は下がったが、狂乱状態を強く活かすカードが金虹依存がち。鍵盤など狂乱後も強いカードはカウント稼ぎに使うのか、条件達成後に使うのかちゃんと検討したい。
・U10:関連カードが軒並み新弾ボーナスがなくなり、寄せるのは難しくなった。優先度ダウン。
・進化:意外にもいけることが多い。メタリックバットとナイトメーカーに新弾ボーナスがあり進化は稼ごうと思えば稼げる。新弾のカードではないがアウナスも大きく進化回数を稼げるカード。
進化回数の条件を満たせば打点に繋がることが多いため、特にフィニッシャーが不足している場合は積極的に条件達成を狙っていく。
・復讐:ガロムマロンが落ちてオワコン。もはや相手がヴァンパイアでも復讐ケアは必要なのか検討すべき。影響が大きそうなのは金虹枠のフェルリルとロンドくらいなので割り切って攻めるシーンも多々ありそう。
ビショップ
偏差がより拡大。ライナとシナジーのあるカードが大量に追加され、ライナを引けた際のパワーがより大きくなった。言うまでもなくライナの新弾ボーナスは無くなっているのであまり依存したくないが...
前期までのビショップの主な勝ち筋は4パターン
①ライナ
②ブライトサンクチュアリや果実、配達の翼人アクアプリーストなどを用いた疾走連打
③相手のU10ギミックやライナが無いミラーマッチ、ドラゴンに対するLO
④禁忌の祭壇+ベルディリアによるOTK。アポストルアームズでも似たようなことができる。
①②を主体にしながらどちらにも寄せれなかった際の保険として④も存在していた。環境的にLOが狙いやすかったのもあって、筆者はビショップを上位クラスに置き、レートにおいても高い勝率を出していた。
今期のビショップでは
①ライナのシナジーカードが大量に追加されたもののライナの新弾ボーナスがなくなった。
②ブライトサンクチュアリ、アクアプリースト、アズライトメイデン、ガルラのスタン落ち。さらにナテラのせいで面が狭く果実も使いづらい。ブライトサンクチュアリの代用として使っていたエルヴィーラもスタン落ち。勘弁して
③tier1であるネメシスはデッキにカードを埋めるため絶対LOしない。特にカオスオーラ。
④ベルディリアのスタン落ち。
...壊滅した。
が疾走ビショップの新たなパーツをいくつか手に入れているのでまだ疾走ビショップを組む方針は残っている!
これらの新カードを大量にpickできればまだ疾走ビショップとして戦うことはできる。新弾ボーナスのおかげで提示されやすいが、感覚としてこれらのカードを合計5〜6枚以上は欲しい。
要求される枚数が多すぎてとても安定するようなものではないが、金虹で打点が取れれば銅銀で疾走の枚数が少なくてもカバーできる。カード提示に祈りを。
ライナか疾走ビショップのどちらかが上手く組めればアリーナでの5連勝も簡単に達成できるパワーがある。どちらにも寄せられなかったデッキになったときの弱さも半端ではないので「上振れ狙いの偏差クラス」という認識。
下位クラスについて
⚠️ここから先は下位クラスです。上位クラスより触った回数が少ないため多少浅いかもしれません。
ロイヤル
前期まで覇権だったロイヤル。双剣使い、快進撃、訓練生、ガルドル、リーシャナノ、ガウェインのスタン落ちで打点軍団が崩壊。
アルビダは残っているが快進撃が無くくっつけるカードに困る。やるならアルビダアルベールが頻出?(15点)
渾身の大剣使いや透過の剣士、ダイナミックスティールなどの優秀なカードたちの新弾ボーナスもなくなり安定感ダウン。
しかし新カードでベイリオン、ブレイドライツの精鋭、無業の戦士が追加。
ロイヤルの基本方針は、横展開からダイナミックスティールによる全体バフを警戒させて相手に盤面処理を強要。相手に防御寄りの動きをさせながら連携を貯めていきフィニッシャーに繋げるという、前期の感じから変わっていない。
しかしスタン落ちによって大量のフィニッシャーを失っているので、多少強引にでも透過の剣士エンハンス8まで抱えるなど、どうにかしてフィニッシャーを確保したい。
脳死でカードを投げているだけで勝手に勝つようなパワーは無くなってしまった。
ドラゴン
ナテラのおかげでリソースが安定するように。バフギミックのスタン落ちが痛く打点不足気味なのは相変わらず気になるので、ヴァイディやファフニールなど金虹枠で打点を補えればベスト。金虹が弱かった場合は、ランプしながらドラゴンクロー金魚ヴェロキラプトルバイルドラゴンなどでなんとか削り切るしかない。もうこの際サイレンスドラゴン生存お祈りでもいい。
とにかく打点が足りないという意識をもって顔を削りにいかないといけない。
ディロフォサウルスやベオウルフなどの進化のいらない防御札を信頼して、積極的に進化顔を仕掛けていきたい。防御札のおかげで進化顔ができるので間接的に打点に変えるイメージでpickしたい。仮に後攻が3回進化顔したなら6点にもなるんだからね。ちょっと極端な話だけど。
逆に、金虹枠で打点が補えてしまった場合は普通に勝てそうな印象。金虹依存ということでクラス順位は控えめだが、銅銀だけでも勝つ可能性はあるので希望はある。
メタルマンモスが綺麗に着地したらディロフォでもバイルドラゴンでもファフニールでも倒せないので本当に注意。(マンモスどんだけ強いの...)
エルフ
伐採のドワーフ、雄々しき集い、カステル、農作のエルフ、アネモネサルビア、ソードラビット。。。
全てを失い人生終了。
バビーオベロンOTKは残ってるけど新弾ボーナスの無いレジェンド2種類要求。
ラティカバウンスしまくるか、ワイズベアアリア14点とかやるか。ナテラが邪魔でそれもできないか。
何を狙うとしても、金虹依存どころかレジェンド依存は避けられなさそうな印象。
ウィッチ
マナリア、土、機械、スペルブースト、チェス...
アーキがぐちゃぐちゃな上にコンボ前提カードが多くて本当に終わっている。前期ではマナリア寄せで組めた際は、ジルのマナリア2種類サーチのおかげで双華の結束でのOTKに比較的再現性があった。そのため上振れ狙いのクラスとして認識していたが、今回マナリアパーツのいくつかがスタン落ちしてその希望も絶たれた。もうアディショナルカードくらいじゃこのクラスを救える気がしない。
終わりに
ここまでの長文を読んでくださりありがとうございました。
前環境と比較しながらですが、なるべくゲーム中に強い動きや、ケアするべきもの、大局観を中心に書いたつもりです。
やりたい動きがイメージできていれば、それを実現するためのカードを逆算して考えて、何をpickしたいのかもプレイングも自ずと見えてくると思います。
レートも始まっていないような環境初期ですので精密な点数付けのようなことはまだしていません。レートが始まってある程度見えてくるまでは厳密には決めず、試行錯誤を楽しんでいきたいですね。
このノートが少しでも誰かの参考になれば嬉しいです。
普段2Pickで遊ばない方も最後に一回くらいチャレマスを目指したり2pickレートに潜ってみてはいかがでしょうか。
このnoteに全てを書けたわけではありませんが、普段youtubeで配信しているときはなるべく思考を言語化してますので、気になった方はぜひ遊びに来てくださいね。
ありがとうございました。