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☆ホントは怖い京都人??☆
これは約一年前、北海道のお店でお鮨を食べた時の事である
そのお鮨屋さんは友人が懇意にしているお店でご主人の話を聞きながら、そのお店が長年関係を築いた漁師さんから届けられる、北海道や他県からの選りすぐりの食材で舌鼓を打てるお店です
(残念な事に今はなぜか東京に移転してしまった、、、)
僅か8席のお店なのですが、これはそこで起きた恐怖の出来事
当日残念ながら私の友人は参加できず、友人の友人(私は顔を知っている程度)と、その顔を知っている知人の北海道での友人二人という、変則的な組み合わせでお店を訪れた
その知人はその鮨屋は初めてか二回目だったように思う
カウンターには我々4人と私の右横には別な4人のグループが座り、一緒にお食事愉しみましょうと軽くご挨拶をして、コースは始まる
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動産ではありませぬ、笑
聞くとは無しに耳に入る言葉で、お隣にいるグループの方々は関西からだと知る
そのメンバーの中でそのお店のお得意さんがおひとりいて、何か月か一度道外からこのお鮨屋さんに食べに来ると言う
他の3人はそのお得意さんに連れられて初めてこのお店に来たようで、神妙な雰囲気でお鮨を食べ始めた
ご主人との会話で分かったのだが、落ち着いて物静かな雰囲気なので意外であったが、お得意さんは、芸能関係のイベント会社の京都出身のひとらしかった
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青森産だが大間じゃないとこ、でも同じマグロ、笑
私のグループは私以外は法曹関係で仕事仲間の繋がりのようだった
というのも、他の二人は本日初めまして、でカウンターなので余り詳しい話はしないまま宴は続く、、、
というわけで私の左隣には知人が座る
私の悲劇はこの知人の隣に座った事かもしれない
兎に角、この知人、めちゃうるさい
私の長くて短い人生で、良い年してこんな煩いオンナは初めてである
時々若くてきゃぴきゃぴしている女の子で煩いのはいるが、おばさんでここまで煩いのは驚きであった
どの位うるさいか、、、左耳潰れると思うほど、、、
いやもう黙って食えよ、のレベル
そして彼女1人余りにも煩いので、みんなし~~~んとしてしまったのである
私の直ぐ右隣は別なグループの人達で小さい声で
「美味しいですね」
とか
「これは××(北海道の地名)のウニですって」
などと上品に話している
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そんな中、お酒も入ったせいか、まるで雰囲気感じ取らない左の知人おばさんはどでかい声で
おいしいい~~、ほ~~んと、おいしいいい~~~、あ~~もうさいこ~~~
通常、そのお店では(他の和食の店でも同じだと思うのだが)、店名でご主人を呼んだり(例えば、鮨好という店名なら鮨好さんとか)、大将と呼んだりすると思うのだが、
このウルさおばさんの場合、なぜかご主人の苗字呼びで、それがなぜかとても不気味に響く
武藤(仮名)さ~~ん、も~~~さいこ~~~
ホント、もう辟易して帰りたいと思い始めた時、京都のおじさまがぽつりと
今日はほんまにぎやかですな~
と、関西(京都弁?)の優雅な抑揚で言う
なんかその言葉の隅に苛立ちを感じてしまった私、、、
思い余ってウルさおばさんに「他の方達もいるのでもう少し静かにしましょうよ」と言っても
なんで?こんな美味しいじゃない、ね、武藤(仮名)さ~ん♡
と、益々レベルアップ
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飲むアルコールはお店に任せて出して貰ったのだが、その酒を飲むたびにまたまたうるさい
やだ~~、この××(ワインの名前)凄いおいし~~、お鮨にあって、もうすご~い~~~
私は段々うるさ過ぎて何を食べているか分からなくなり、右隣の人達はひたすら黙って黙々と食している
我々グループはウルさおばさんとその仕事関係のひとが座っているので、時折仕事の話もするのか、どうにか黙っている時もあるのだが、それは僅か数秒位、、、
ウルさおばさんの騒音は続く。。。。。。。。。。。
その騒音の中再びポツリと
今日はほんま、にぎやか、ですな!
ぎゃ、絶対この京都のおじさま怒っているよ、、、
時折、京都のおじさまはご主人と話をするのだが、その話の途中でもウルさおばさんはご主人に
「安藤(仮名)さ~~~ん、これおいし~~」
と声を掛けるので、京都のおじさまの会話に割り込む形になっていた
いや、凄い失礼でしょ、それ、と思いながら、ウルさおばさんまるで我関せず、、、
「もう少し静かに食べましょうよ」と言うと
え~だって美味しいんだもん、良いじゃな~い
良くないでしょ、一体どういう神経してんの?と思った時
京都のおじさまが美しい京都弁の抑揚で
今日、は、ほんまに、にぎやかですな!!!!
めちゃ怒っているよ、当然だよな、、、
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美しい味でしたがうるさくて味わえない、、、
他のグループに申し訳無い気持ちになるし、左耳は痛いし、早く帰りたいと思い、漸くコースも終わりお会計に、、、
その時、何を思ったかウルさおばさんすくっと立ち上がり、京都のおじさまの方につかつかと歩いて行った
ウルさおばさんが席に座っている間、私を通り越し、右隣のグループをチラチラ見ていたので、お隣を意識していたのは確かなのだが、いきなり立ち上がり何をするかと思いきやいきなりの名刺交換
京都のおじさまは
「はあ~、○○のお仕事ですか、それはそれは~~」
と彼女の名刺を受け取りながらトドメの一言
いや〜、今日は煩くして、ほんますんまへんでしたなあ~
私はそれを聞いてぞぞ~~とした
いやいや、あなた方グループは本当に物静かに召し上がっていたでは無いですか、常識はずれの煩さはむしろ、、、
と、ウルさおばさん
何も分からない鈍感力なのか、図々しいのか、厚かましいのか分からないが、ウルさおばさんの一言が凄い
いいえ~、気になりませんでしたよ~
いや、みんな、貴女の騒音を気にしていたと思うよ
京都人に勝つのは鈍感力か、、、色々学ばせて頂きました~w
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