☠病院の怖い話 その2☠
重症な骨折をした私は都心にある病院にやっと入院することが出来ました
その病院は以前も入院した事があり、とても優秀で対応の良い病院で今も感謝の嵐、なのですが、やはり病院は病院、怖い事も多々あったわけで、、、
笑えるゾッとした話を書いてみます~
恐怖の黄色いリボン
私が入院した病棟階はやけに若いナースが多いなとの印象でした
入院当初は自分の事で必死で余りナースの違いなど分からなかったのですが、一回目の手術後には少し周りを見渡す余裕も出来て来ました
そんな時に経験したのが恐怖の採血注射、記念すべき第一回ゾッとする採血詳細は下記に書いてみました、お時間あればご覧ください
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担当医師チームは大怪我した私に血栓ができる事を警戒していて、数日に一度採血を指示して来ました
ところが、その度に担当してくれるナースがとにかく採血が苦手
1回で終了した事が無く、やり直しの2回目でも出来ず
選手交代で次にベテランナースが来て3回目でようやく採血が終了という、採血針三回勝負!が続きました
(この病院のハウスルールでは、採血の失敗は二度目まで、三度目は違うナースが担当する事になっていました)
私の腕はアッと言う間に注射痕が沢山出来てしまいました
これが意外と痛いというか、痒いというか、左右の腕に針を刺せる場所も減り、血栓を作らないよう血液サラサラ注射も毎日するので、私の二の腕は修羅場と化してしまい、、、
入院一週間もすると、どうも私の病室を担当するナースは黄色いリボンをつけているひとばかりだと気が付きました
ある日担当ナースにその黄色いリボンは何なのか聞くと
「今年4月から入職したナースがつけるようになっていて、まだ新人だという印なんですよ、半年したら取れるので10月からリボン無くなります」
なんと黄色いリボンは新人マーク!
因みに入院したこの病院では、ナースがつけるのは水色リボンもあり、それはチームの責任者との事、経験3-5年のナースが水色リボンつけるようでした
三回目採血担当ナースは皆ベテランで、ERや別病棟から来たナースも多く、採血もうまく無駄がない動きにほれぼれしたものです
これぞプロという感じかな
三回目採血に来てくれたあるベテランナースからこんな話を聞きました
「私が新人だった頃(約7年前)、朝いちの仕事が採血で、兎に角慣れなくちゃと必死、でも、今はパワハラだのゆとりだので昔と教育が違ってしまい、入職しても最初の一か月は何もせず病棟見学がメイン、仕事もなかなか身にはつかないですよ、叱る事もご法度だし、困った世の中だと思いますね~」
どの業界も新人教育には苦労されているようで、、、しかも医療業界は、人の命を預かるわけで、職場でのミスは許されず更に責任重大ですね
新人ちゃんが一か月が何もしない見学研修なら、、、
私が入院した時、新人ナースは実地4か月目???
少なからず不安な気持ちも沸いて来ます
でも頑張っている若いナースを見ていると、お世話してもらう身としては採血針三本刺しでも仕方ないかなと、また、私に採血する事で彼女達の看護技術が上がれば良いなあとも、その時は真剣に思っていました
新人ナースでも優秀で良く気が付くひとも多くいましたが、入院後半にもなると、なぜか私の担当する子達は、出来たら手を抜きたい系、とか、不思議ちゃん、とか、ナースやっていたらダメなのでは、、、という恐ろしや的な子、などなどが多くアサインされることが多かったです
多分、私が、VIPではない、文句を言わないおとなしい部類の患者、怪我しているが比較的元気、死ぬことはない、という大前提があったからかなと勝手に推測しております
入院患者のカーストですね、笑笑
下記の記事に病院のカーストについて書いてみました、読んで頂けると嬉しいです 最下位カーストが一番幸せかもよ、、、ですw
恐怖の天敵針(点滴針は太くて天敵なのよ)
この腕が新人ナースのトレーニングになるなら、採血に三回針刺されても良いかなあと思っていましたが、ただ単に、採血の注射針が、そう思える程度の痛さだったからだと思います
次の恐怖は2回目の手術前だったかと、、、
手術の数時間前から点滴を始めるのですが、その点滴の準備にナースがやって来ました、その方は新人ではなく黄色いリボンをつけていなかったように記憶しています
「〇〇さん(私の名前)今から点滴針刺しますね」とナースB
「お願いします」と私
点滴針は太いせいか若干痛みが増します、ぶす~~と刺されて、痛いが、無事終わったと、ほっとした途端
「ごめんなさい、ちょっとうまく刺さったのですが、薬液が出て来てしまって」とナースB
え、それってうまく刺して無いのでは、、、と思いましたが、一生懸命してくれていたので文句は言いませんでした
が、、、
「わわっ、なにこれ???」⇒私の心の声
なんと、点滴針が刺さって、またなぜか、別な場所から針が皮膚の上に出てしまっています
まるで縫い針で何か布を縫っているようにも見えました
仕方無いので気を取り直してもう一度、、、
また、ぶす~~~と点滴針を刺され、ホッとしたのだが、、、
「すみません、〇〇さん、うまく血管に入っていかなかったです」と済まなそうなナースB
「だ、大丈夫ですよ」と痛み堪える私
まさか、採血注射と同じ道???点滴針三回刺しですか???
次にベテランナース登場
二か所点滴針を刺した右腕にはもう針を刺したくなく左腕にお願いする私
ベテランナースはサクサクと点滴針を刺し手術準備終了!
漸くホッとする私にナースBが「では血圧測りますね」と血圧計の器具を右腕に巻き、空気を入れて行きます
しゅこしゅこしゅこしゅこ~(血圧計に空気を入れる音)
「ぎゃあああああ」と私
血圧計の器具が空気が入りぎゅっと締まった為、点滴針の失敗跡2か所を刺激して、この世のものと思えない位の痛さを引き起こしたのでした
あの時はマジで針がまだ腕に残っているかと思うほど痛かった、、、
後から知ったのですが、この病院では、点滴針を刺せるナースと刺せないナースがいて、点滴針オーケーになるにはテストが必要とか
ナースBはまだテスト前のお試し期間だったのだろうか??
いやはや、点滴針は一度でナイスに刺してほしいですね
今回はそれほど痛かったです
ただ、こんな点滴針を何度も刺されたのは、今回入院ではこの時だけでした
まあ、そんな何度もあっちゃいけないでしょうしね
退院する少し前に新しく患者さんが別な部屋から移動してきました
大部屋なので患者の会話も途切れ途切れに聞こえて来ます
担当ナースが何か説明していたようですが、最後にその患者さんから
「採血の担当者は慣れている方にお願いします」とぴしゃりと一言
「三回も針を刺されるのは勘弁して欲しいです」
その患者さんは私より早く退院されましたが、その後なぜか私の採血担当者もベテランナースとなり採血針は一回刺し!となりましたw
私も最初からお願いすれば良かったかな、、、
でもちょっと面白い経験でした
誰にでも初めてはある!
ここまで読んでくれて有難うございました
怖い話はまだまだ続くよ~、という事でまた次回に
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