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素朴楽天主義の可能性

こんばんは、さかなです。
悲観主義、厭世主義よりは楽天主義でいたい、さかなです。

皆さま、『素朴楽天主義』って聞いたことありますか?
私は大学の発達心理学系の講義で初めて聞きました。
なんか響きが可愛くないですか、『素朴楽天主義』。

『素朴楽天主義』っていうのは、本当に簡単にざっくりふわわんとしか説明できないのですが、「今できてなくても未来ではできるようになっているだろう、何も努力しなくとも」というふうな考えで、幼児が持っているものです。

これが成長していくにつれて、努力依存の楽天主義、つまり「頑張ったらできるようになるだろう」っていうふうな考え方に変わっていきます。
なんか、悲しい。努力が必要なのは間違いないけれども。

『素朴楽天主義』は、「今はできないけどいつかは逆立ちができるようになっているだろう」っていう、まあ現実であり得そうなことに限らず、「今は飛べないけどいつかは空を飛べるようになってるはずさ!」みたいな、現実にはあり得ないようなことでさえも楽観的に捉えるのが特徴の一つのようです。多分。

これ読んでみてください、真実はここにあります↓
非現実的特性の獲得に関する幼児の信念:願望の役割
島根大学学術情報リポジトリ

20歳にもなって、「今はできないけど22歳になったら逆立ちで地球一周できるくらい体力ついてると思う!」とは豪語できませんが、もうちょっと現実的なことなら、豪語できるくらい楽観的になってみてもいいのかもしれない。と、『素朴楽天主義』という言葉を聞いて思いました。

努力依存の楽天主義って、何かを得るには努力をしなければならないんだって、成長したことでわかるようになったからっていう理由もあるかもしれないけれど、それだけじゃない気がします。
なんか、努力依存の楽天主義、ひいては努力依存の悲観主義はめちゃくちゃ内在化されてるんじゃないかって。
「頑張ってもうまくいかないだろう」、みたいな。

成長するにつれて、頑張ってもうまくいかないことが増えてしまうから、それはしょうがないのかもしれない。
けど、それだと悲しいから、どうせなら私は『素朴楽天主義』を採用したいです。成人版『素朴楽天主義』。
どうせなら、「どうにかなるなる!未来ではできるようになってるはず!」って言いながら努力したいですよね。

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