Payaraのインストール
こんにちは!
今回からは実際にPayaraのインストールと設定について話していきたいと思います。
まずはインストール編です。
インストールするPayaraはコミュニティ版を使います。
資材はこちらのPayaraの公式サイトからダウンロードできます。
JavaはPayaraが推奨しているZulu JDKを使います。
Zulu JDKのダウンロードはこちらからできます。
PayaraやJDKの資材は、workディレクトリなど好きなところに置いておきましょう。
今回はtmpディレクトリ配下に置いておきます。
JDKの展開
まずは使用するJDKを展開して任意のディレクトリに配置しておきましょう。
# 資材配置先ディレクトリへ移動
cd /tmp
# 資材の解凍
tar xvzf zulu11.70.15-ca-jdk11.0.22-linux_x64.tar.gz
ll
drwxr-xr-x. 10 root root 175 Jan 5 23:09 zulu11.70.15-ca-jdk11.0.22-linux_x64
# 解凍したファイルを任意の場所に移動
mv zulu11.70.15-ca-jdk11.0.22-linux_x64 /opt
# 所有者変更(すでにrootの場合は不要)
chown -R root:root /opt/zulu11.70.15-ca-jdk11.0.22-linux_x64
ll /opt
# Javaのバージョン確認
/opt/zulu11.70.15-ca-jdk11.0.22-linux_x64/bin/java -version
openjdk version "11.0.22" 2024-01-16 LTS
OpenJDK Runtime Environment Zulu11.70+15-CA (build 11.0.22+7-LTS)
OpenJDK 64-Bit Server VM Zulu11.70+15-CA (build 11.0.22+7-LTS, mixed mode)
ユーザ作成
次にPayaraを実行するユーザを作っておきます。
UIDやGIDはお使いの環境に合わせて変えてください。
# payaraグループ作成
groupadd -g 580 payara
# payaraユーザ作成
useradd -u 580 -g 580 payara
# ユーザパスワード設定
passwd payara
# ユーザ作成確認
cat /etc/passwd | grep payara
payara:x:580:580::/home/payara:/bin/bash
Payaraのインストール
JDKの展開・実行ユーザの作成ができたら、いよいよPayaraをインストールしていきます。といっても資材を解凍して必要な場所に配置するだけなんですけど。。
解凍するとpayara6というディレクトリが作成されます。
# 資材配置先ディレクトリへ移動
cd /tmp
# 資材の解凍
unzip payara-ml-6.2024.3.zip
# 解凍したファイルを任意の場所に移動
mv payara6 /opt
# 所有者をpayaraに変更
chown -R payara:payara /opt/payara6
# 変更後確認
ll /opt
drwxr-xr-x. 7 payara payara 90 Mar 5 22:30 payara6
おわりに
以上でPayaraのインストールは完了です。
実際にはこの後に、ドメインやインスタンスの作成がありますので、すぐに使えるというわけではありません。
とはいえ、インストール自体は必要な資材を解凍するだけなので非常に簡単だと思います。ちなみにデフォルトで作成済みのドメインがあるので、それを使えば比較的すぐに使用開始できると思います。
次回はドメインの作成について取り上げていきます。
もし記事が役に立ったと思ったら、ぜひスキボタンを押してくださると今後の励みになります。
それでは、次回の記事でお会いしましょう!