【LINE Nazo Maker】複雑なLine botをスプレッドシートを使って簡単に設定できるツール
概要
このツールではLINE botをスプレッドシートを使って簡単に設定できます。
また、LINEを使うユーザーごとにデータをスプレッドシートに保存することで、LINE公式アプリで実現できないような高度なLINE botを作成可能です。
主に謎解き界隈でよく用いられているLINE謎に用いることができます。
それ以外でもLINE botの受け答えの設定を、複数人共同で行いたい場合に使いやすいツールだと思います。
特徴
スプレッドシートからLineの受け答え(以降応答と呼ぶ)を簡単に設定可能
テキスト、画像、ボタンといった様々な返信方法をプルダウンで選んで、内容をセルに書くだけ
スプレッドシート上の応答ボタンを押すことで、入力内容がLINEにすぐに反映
ユーザーごとにステータスと呼ばれる情報を保存し、個別の反応が可能
1つのbotでキャラクターを複数出すような表現も可能
更に細かい特徴(LINE謎作っている方向け)
正規表現に対応、また「かんじ|漢字」のように書けば、ユーザーが「かんじ」「漢字」どちらを送信した場合でも反応します。
画像の共有URLを自動でLINEで使える形式に変換
(Dropbox, Google Driveに対応)botを動作した際のログをGoogle Documentに出力可能
応答のコードを生成しスプレッドシートに保存するため、
本ツールでコードを生成→別のシステムで読み込んでbotを作成
といった柔軟な使い方が可能
制限
動作が公式のLINE@に比べると少し遅くなることがある
同時接続人数が50人程度に限られる
reply数(botからユーザーへ返信できる総回数)が20000件/日
1つのスプレッドシートごとに20000回返信まで可能
ソース:https://developers.google.com/apps-script/guides/services/quotas?hl=ja
bot側から送る機能(push)はサポート外
免責事項
本ツールを使用して作成したLINE botを商用利用することは構いませんが、ご利用になったことにより生じたいかなる損害について、責任を負いません。
特に本ツールを用いて、同時多人数で接続する場合は動作の安定性を保証できません。ご注意ください。
本ツールは現在(2023/8/3現在)正常に動作しますが、LINEやスプレッドシートの仕様変更により動作しなくなる可能性があります。ご了承ください。
リリースノート
v1.0 -2023/8/6 初期版
v1.1 -2023/9/12 初期ステータスの仕組みを変更 、2つ以上のパラメータで返信の条件を書けるように機能追加
v1.2 -2024/11/12 キーワード自動正規表現変換のバグ修正
Special Thanks
K-dush2の皆さん
三ツ浜ともき (@TomokiMitsuhama)さん
購入にあたって
ここまで読んでいただきありがとうございます。作者(gawa)です。
LINE botを初めて作ったのが2019年(#BA謎)、それから大小合わせて30個以上botを作って、個人で/複数人で運用してきました。
このツール LINE Nazo Makerは誰でも簡単にLINE botを作成できることを目指して、作成しました。
多くの人に自分の思い通りにシステムを作れる楽しさを味わっていただき、LINE Nazo Makerで多くのコンテンツが生まれれば嬉しいです。
当初は、界隈をもっと盛り上げるべく無料にしようと思いました。
無料のLINE botの記事や公開されているコードには自分もお世話になりましたし、今でも公開していただいた方々には頭が上がりません。
ただ、かなり頑張ってこのツールを作ったので(少なくとも50個以上のサイトを調査・コーディング・運用期間含めて100時間以上)、気持ちの折り合いがつかず、このような形なりました。すみません。
その代わり、使い勝手の良いツールになったかなと思います。
また、このツールの説明だけでなく、デバッグの方法、このツールを使った謎解きで注意すべきこと、プログラムの参考になるサイトなど、かなり頑張って詳しく書いています。
まだ改良の余地はあると思うので、気力が続く限り皆さんの声を取り入れつつ改良できるところは改良できればと思います。
複数人で使う場合も1人のみの購入で大丈夫ですので、サポートいただけると幸いです。
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