蛭子さんの診断に思う→鼻毛不要説続報

昼休みの恒例、yahooニュースでコロナ情報チェックをしていたら、蛭子さんがレビー小体型認知症とアルツハイマー型認知症を患っている、というニュースを見てしまった。

蛭子さんはメディアでの露出的には「天然ギャンブラータレント」だが、本職は漫画家だ。自分は「筒井読本」(筒井康隆の短編小説を色んな漫画家がトリビュートしたコミック)で読んだことがある。

確か蛭子さんが書いたのは題名は忘れたが、初期の筒井作品で警察官が人妻を犯して、怒った旦那の目をえぐりだして、「ホントに悲しいのは自分なんだ」と警察官が泣く。という。ね?複雑な作品である。多少内容は異なるかも。

蛭子さんの漫画に出てくる登場人物は複雑な表情をしているイメージがある。怯えと感情の分裂。そういう面ではピッタリのトリビュートであった。

そういえば、

漫画家という肩書でテレビに出演していたのに漫画を一切読んだことがないという人が結構いる。

共感いただける人も多いと思うが、クイズダービーのはらたいらさん。一度もマンガを見たことがない。他の番組の出演も見たことがない。謎だ。

それからお笑いマンガ道場の富永鈴木戦争の二人。車だん吉は漫画家なのか。わからない。謎だ。

あとは…いないか。あ、やくみつるもぼんやりと週刊誌に4コマを連載している?気がするが分からない。辛酸なめ子はどうか。やっぱり絵柄が出てこない。

考えてみれば、才能さえあれば職業を超えて活躍するのは当然である。クイズ番組に出てもいいし、相撲協会の理事になってもいい。

ちがう。今日はそんな話ではなく、蛭子さんの病気のニュースについてである。
最近その病気の片鱗を感じたことを思い出したのだ。

それは「相席食堂」の蛭子回である。

相席食堂は千鳥がMCを務めるロケ番組で、ゲストが様々な土地で地元の方と相席をする。一切アポがない中で、ゲストが体当たりで取れ高を稼ぐ、というものだ。自分も大好きでよく見ている。

蛭子さんは淡路島にロケに行ったのだが、開口一番「ここは日本ですか?」とのたまったのだ。そんなバカな。これは狙ってなければ症状の一端である。

見ていた当時は腹を抱えて笑ったのだが、今ではもう厳しい。エスパー伊東もそうだ。厳しい。

2025年問題に代表されるように、蛭子さんの世代(団塊)が一斉に後期高齢者になる。このような事例はタレントたちにどんどん増えていくだろう。

YOUTUBEがLINEのように生活に定着し、一般人にも芸能人にもチャンスが増えた。視聴者が支えるからチャンネルは成立している。

隣近所の高齢者にもそういう支えがあるといい。

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