蒲田ガーデンサウナに行く!→ペットボトルのキャップがちいせぇ

コロナ以前、サウナブームなるものがあった。鶴見川の南にはサウナ合戦(昔からあるサウナ群がお互いのサービスをめぐる抗争を繰り広げた)、新宿や秋葉原にはモダンなサウナが続々オープン。「整った」や「サウナ―」などという言葉も聞かれるようになった。

かくいう自分もかなりサウナに行く方だ。ただし「整った」という感覚はいまいち分からない。サウナと水風呂を往復して思うのは「こりゃあビールがうめえだろう」である。ほら、汗がすごいから。

昨日は久々に地元大田区の男性専用サウナ「蒲田ガーデンサウナ」に行った。どの辺がガーデンなのかよくわからない(ガーデンがないし、仮にあったとしてもそもそも窓がないので外は一切見えない)が、もう6年ほど通っている古いカプセルホテル付きのサウナである。大森蒲田界隈では一番広々とした造りになっている。

このサウナ、サウナ室が2つ、水風呂も2つ、それぞれ「強」と「弱」がある。その日の体調に合わせて選べるのがいい。みんな「強」の水風呂が好きなので、混んでいるときは体育座りのおっさんたちが水風呂強にひしめいていて面白い。

で、昨日久しぶりに行くと、「強」のサウナ室のテレビが撤去されていた。テレビがあった場所には漆黒の穴が空いていて、みんなその穴を見ながら無言で汗をかいている。怖い。早くテレビを戻してほしい。

浴場にあったアカスリ屋も無くなって、代わりに大きな業務用送風機とベンチがあった。要は「外気浴」のスペースだ。スタッフに聞くとアカスリの担当者が具合が悪く退職したとのことだった。結局一度もやったことがなかった。

ひと汗かいた後は、薄暗い食堂で一杯やるのが普通だが、昨日はマッサージ機にかかって、ソファーで30分ばかり寝て立ち飲み屋に行った。食堂ではテレワークをやっている人もいた。これは真似したい。

繰り返しになるが、古いサウナである。ここが良いのは男性専用で私語が全くないことだ。格安のマッサージも漫画も雑誌も休憩室もある。料理も酒も和民ほどの値段である。子供も利用可能だ(無料)。

即ち、古臭い部分に目をつむれば楽園である。

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