KYOTO GREAT ROUND 2024 (130km) 後編


第5エイド(淀川)~第6エイド(折戸公園)

てかね、辛い。淀川エイドは、河原にポツンとテントが立ってて吹きさらし。が、後半に行くほどボラの皆さんが優しく(?)て、お汁粉を頂いたんですが、焼き立ての餅をチラ見したら「要る?いれましょか?」って。いや・・・そんなん絶対もらうでしょ・・・ ってことで、ここで餅(米)を結構食べて、白湯をフラスクで合成してもらって出発。(←暖かいんです。マジで。)

で、ここから淀川、宇治川河川敷を10km。ロードランとなります。はっきり言って辛いです。体感「あ、今1kmを5分30秒くらいで走ってるわー」と思ってガーミンを見ると、1km 7分30秒とか。。 疲れて、歩いちゃうランナーさんも多く見られますが 走・り・ま・し・ょ・う・!
実際、私も極力走りましたが、歩いたり、屈伸したり、ほんと疲れた体かつ、夜明け前の寒い時間帯にロード走かよ・・・で、テンションはダダ下がりです。でも、走らないと貯金が無くなります。KGRって、ボリュームゾーンのランナーは頑張らないとクリアできない絶妙な設定になってます。

伏見桃山辺りまで行くと、完全に夜明け。そして、市街地になるんで多少は気持ち的に楽になりますが、そのころには満身創痍。大岩山という、普段ならダッシュで登れるようなロードすら、恨めしく見えます。できれば、周りのランナーさんとオシャベリしながら引っ張り合うのが良いと思います。私も、強めのランナーさんに引っ張っていただいて、歩きたい欲求を打ち消してもらいました(つまり、走りました。。。)。

最終エイド(折戸公園)~なぎさ!(ゴール)

てかね、もう行くしかない。折戸公園のエイド。まぁやさしいやさしい・・・ 満身創痍のランナーに沁みます・・・ 「これ食べる?あれ食べる?何(フラスクに)入れる?お湯いる?」と。MCトモティー氏も「ここまで来たら行くしかない!」と煽る煽る。。 卵粥とチキンラーメンを食べて、フラスクをお茶で満タンに。ラスボス3連星に向かいます。

醍醐寺の境内を通り、まずは高塚山へ。直登です。。。 繰り返しですが、普段なら走って登り切れるような小山なんですが、満身創痍の体には壁に感じます。巻き(つづら折り)ながら登れるので、遠慮せず巻きでじっくりゆっくり登ります。河川敷で貯金を作っておくと、ここの登りはホントに牛歩で大丈夫。辛いですが・・・

で、せっかく登ったのに降ります。この下りも落ち葉で浮石が見えないイライラ系な下り。ストックを駆使して足の負担を少しでも抑えながら、残念ですがドンドン下ります。

牛尾観音にはウォーターエイドと法螺貝応援有。最後に麦茶と満タンにして、音羽山に。もうこのころは登りは おじいちゃん・おばあちゃん ペース。繰り返しですが、貯金があれば”進んでいればゴールできる”という気持ちで進み続けられます。100マイル選手や70kmの選手(?)がすれ違ったり追い抜いたりしますが、気にしません。気にする元気がもうありません。音羽山の山頂につくころには琵琶湖が見えて、ゴールを身近に感じますが、満身創痍の体には下りさえ苦痛になっています。下りも牛歩で、一歩一歩歩きます。

ジオグラフィカや、ゼッケンのギザギザを見て「ああ、もう1個登るのか・・・」と思いますが、ラストの京阪大谷駅からの登り返しは実はたいしたこと無いです。ほんと、拍子抜けするほどフツーです。なので、脚を使い切るつもりで登り返します。

昨日、分岐で「帰りはこっちからくるんですよー」と分岐した箇所までやってくる頃には、なぜか体は痛みを忘れ、異様なまでにペースが上がります。体もさすがに『ゴールさせた方が、コイツ体を休めるだろう』と判断するんでしょうね。

近いペースのランナーさんとは、不思議な団結が生まれて一緒にウイニングラン。長く・寒く・辛いKGRはようやくゴール。ゴールした途端、体は悲鳴を上げ、体臭も絶望的。しばらく悶絶し、終盤一緒に走ったランナーさんと色々お話ししつつ、動かなくなると体が冷えてきて早々に会場を後にしました。



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