インドの神様って何なん?
インドの神様というと私たちには関係ないと思うかもしれない。
私もバクティヨーガの世界を知るまでは、同じように思っていた。
「そういうのが好きな人もいるよね」くらいの。
お寺や神社はよく行っていて、神様や仏様に手を合わせるという最低限の信仰心はあった。
そんな中、ご縁もありましてキルタンに出会った。
キルタンは、インドのいろんな神様の名前や讃えるマントラを唄う。
ただ理由もなく、その音の響きと唄うことが好きだった私はキルタンに惹かれた。
カラオケだってなんでやるんかって聞かれたら、楽しいから好きだから。
ただそれだけでしょう。そんな感じであまり深く捉えてなかった。
続けていくうちにだんだんと、知識が入ってきて体感も伴って、その素晴らしさに
後になって気がついた。
インドの神様は、多神教と一般的に言われているが
ヴェーダンタによると、神様と言っても大きく2種類の神様がいる
1つは、バガヴァーンと言われる存在。
バガヴァーンとは至高の神様で、すべての存在の源と言われる神様。
その人の魂の望みに合わせてフォームを変えてあらわれる*
ブッダもそうだし、グレースとか、宇宙とか、光とかその人によって表現が違う。
ヴィシュヌ神もそう。クリシュナもそう。(このお二人の違いは、また別で書きます。)
そして、もう1つ 神々と呼ばれる存在たち。
この人たちはジーヴァと言って私たちと同じ魂で、同じ源から
発現した同じ立場の存在。
神々はバガヴァーンから与えられた、それぞれの役割をしている人たちで、
私たちより徳性の質に恵まれている
ハヌマーンとかさ、ガネーシャとかさ、インドラとか太陽神とか
ブラフマー神とか
例えると
会社の社長がバガヴァーンで、姿のあるヴィシュヌ神
その会社の部長とか課長とか役割のある人たちが神々
バガヴァーンは光り輝いていて眩しすぎるので、その姿はなかなか見えないのだけど、
その光を捉えられた人は、その存在を光というし、宇宙といったりする。
宇宙を維持しているのはバガヴァーンだからね*
で、その社長にもプライベートがある、家族がいて友達がいて恋人がいて
それが、クリシュナというお姿*
と、ここまで聞くと壮大すぎて、「へぇーなんかすごいね」と
人ごとに感じる人もいると思う。
けど、私たちは、空気がなくては生きていけないし、
水や食べ物がなくては体を維持できないよね。
それをすべて供給しているのは神様だし、
その食べ物を消化して栄養として体を養う機能を与えているのは神様で
「本当の私」「本来の自分」である魂はその源から来ていて、
その魂はハートにあるのだけど、その魂の隣にはいつもそのバガヴァーンが姿を変えて一緒にいてくれている。
私たちは、それを忘れてしまっているから苦しんでいるんだ。
それってすごくない?
孤独を感じることがよくあったけど、孤独ではなかったんだ。
自分が気がついてないだけなんだ!
って思った。
体感するまでは、半信半疑だったけどね*
その体感は、マハーマントラを唱えているうちに、
困難に直面した時とかに体験を通して、感じていった。
実践あるのみ。なのだ。
違う国の違う文化の神様なのではなくて、
本当はみんなに密接に関わってる宗教や文化を超えた神様なんだと知ったよ*
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