境界性パーソナリティー障害の妻、その5
今回のテーマは「仕事中に大量のメール、会社の飲み会に電話で誰がいるのか確認される。」です。
よくドラマや漫画などで執拗に連絡してくる彼や彼女が描かれたものがありますが、そんなこと普通なかなかありえない。と思ってる方多いと思います。
私もそうでした。だってそんなことしたら気持ち悪がられてすぐに人が離れていってしまうやん!って思っていたぐらいです。
仮にそういう人がいたらすぐに気付くだろうし、めんどくさそうだから早めに見切りをつけて会うことや連絡することをやめるからです。
と、話の続きのその前に大前提を!
この記事は境界性パーソナリティーの妻の愚痴を書いている記事でも、批判している記事でもありません。ただの個性ぐらいに今では思えるようになりました。
普段は温厚で優しい妻・職場や近所では評判の妻が、突然、些細なことで、罵声を浴びせたり、自傷行為をしたり、勤務中にメールを執拗にをしてくる、挑発し、暴力を振るわせようと仕向け、自分を支配もしくは操作しようとしたり、周りに悪評を流したり、家族の悪口を言って家族と距離を置くようにしたり、友達にも悪いことを言ったりと、貴方を孤立させ支配するような行動がある、といったようなことはありませんでしょうか。
もしいくつか心当たりがあるとしたら境界性パーソナリティ障害の疑いがあるかもしれません。
この記事では私が体験した9年間の結婚生活と、生活の中での境界性パーソナリティー障害の妻との体験談の接し方によるエスカレートしていく行為、対処法などを赤裸々に公開します。
少しでも共感し心のストレスが減ってくれる方がいればと思います。
症状と徴候
境界性パーソナリティ障害患者は自分が見捨てられたり,無視されたりしたと感じると,強い恐れや怒りを感じる。例えば,自分にとって重要な人が約束に数分遅れたり,約束をキャンセルしたりするとパニック状態に陥ったり,激怒したりすることがある。患者はこのように見捨てられるのは自分が悪いからだと考える。見捨てられることを恐れるのは一部には1人になりたくないためである。
このような患者は,他者に対する見方を急激かつ劇的に変える傾向がある。関係の早期には,患者は世話をしてくれる人や恋人になる可能性のある人を理想化し,多くの時間を一緒に過ごし,あらゆるものを共有するよう求める。突然,患者は相手が十分に気づかってくれないと感じ,幻滅する;そして相手をけなしたり,相手に怒ったりすることがある。この理想化から幻滅への移行は白か黒かという思考法(善と悪の分裂,分極化)を反映している。
境界性パーソナリティ障害患者は他者に共感し,思いやりをもつことができるが,それは必要な場合には相手が必ずそばにいると感じる場合に限られる。
この障害の患者は自分の怒りをコントロールすることに困難があり,不適切で強い怒りを生じることが多い。患者は自分の怒りを痛烈な皮肉,嫌味,または怒りのこもった長広舌で表現することがあり,無視または見捨てられたことについて世話をしてくれる人や恋人に対して行うことが多い。そのような怒りの爆発の後,患者はしばしば羞恥心および罪悪感を感じ,自分が悪い人間であるという感じ方を強める。
境界性パーソナリティ障害患者は自己像を突然かつ劇的に変えることもあり,自分の目標,価値観,意見,職業,または友人を突然変えることで示される。あるときには愛情を強く求めていたのに,次の瞬間には不当な扱いを受けたことについて当然のごとく怒ることがある。通常,患者は自分を悪い人間と考えているが,自分を気づかってくれる他者がいない場合などに,自分が全く存在しないように感じることがある。自分の内面を空虚に感じることが多い。
気分の変化(例,強い不快気分,いらだち,不安)は通常数時間しか続かず,数日以上続くことはまれである;この変化は境界性パーソナリティ障害患者の対人ストレスに対する極度の敏感さを反映している可能性がある。
境界性パーソナリティ障害患者は,目標を達成しそうになったときに自らだめにすることが多い。例えば,卒業の直前に学校を退学したり,うまくいきそうな人間関係をだめにしたりすることがある。
衝動性が自傷行為につながることが多い。このような患者は賭け事をしたり,安全ではない性行為を行ったり,過食したり,向こう見ずな運転をしたり,物質を乱用したり,浪費したりする。自殺行動,演技,脅しと自傷行為(例,刃物で切る,熱傷を負う)が非常によくみられる。このような自己破壊的行為の多くは死ぬことを意図したものではないが,このような患者の自殺リスクは一般人口より40倍高く,患者の約8~10%が自殺により死亡する。このような自己破壊的行為は通常は養育者または恋人による拒絶,見捨てられる可能性,または失望により引き起こされる。患者は,自分が悪い人間であることを埋め合わせたり,解離エピソード中に自分が感じることができる能力を再確認したりするために自傷行為を行っている可能性がある。
上記のような行動が多くなると、周りの人間はかなりの確率で振り回されて消耗していきます。さらには自分自身がアルコール依存症やうつ病になってしまったり。子供にも影響して行きます。
では、どうしたら治療できるのでしょうか。
境界性パーソナリティ障害の主な治療は精神療法です。
多くの精神療法的介入が,この障害の患者の自殺行動の低減,抑うつの緩和,および機能の改善に有効であるといわれています。
ただ、いきなり病院に行こうといっても行きたがらないのがほとんど、なぜなら自分でも生き辛さや違和感を持っていて精神病と診断されるかも。と思うので足が進みません。ただ、まずは気づくことの大切さを伝えなければいけません。また、彼女だけでなく自分自身や家族にも関わることという認識を持たなければいけません。
今回は私が体験した9年間の結婚生活と、生活の中での境界性パーソナリティー障害の妻との体験談の接し方によるエスカレートしていく行為、最後に実践した精神療法をお伝えします。ただパーソナルな部分が多いので真剣に悩んでいる方だけにお伝えできるように途中から有料とさせていただきますことご了承ください。
それでは体験談の方に話を戻します。
今回のテーマは「仕事中に大量のメール、会社の飲み会に電話で誰がいるのか確認される。」です。
出会った頃は、それはそれはとってもかわいいメールを送ってきます。
「今日は出会って1ヶ月目だからお祝いでどこかへ行きたいな!」
「初めて映画に行った日だから記念においしいもの食べたいな!」
「今年の年末は初めてだから記念に〇〇に行きたいな!」
記念日多くねぇっ!!!!!!
俺が知っている記念日は誕生日と結婚記念日くらいの認識ですけど!
1ヶ月ごとに記念日あったら行事ごとに記念日あったら大変じゃね?
と今なら冷静にツッコミを入れることができますが、当時の頭はお花畑と経験がないことから、なーんて可愛い子なんだ!一つ一つの行事を大切に過ごしているんだな!!うんっうんっ!
ぐらいに感じていました。
付き合い経ての頃はそんな感じで何やらただただ可愛いだけの感じで、メールなども1日に2、3回あるかないか。な感じで、まあ普通な感じでした。
そしてこちらのボーダーライン、(どこまでこの人は私のわがままを許しているかを無意識に判断している部分)で私の心の許すバロメータがほぼほぼ掌握されたあと、事は少しずつ起こり始めます。
彼女のわがまま、〇〇がしたい。〇〇はしてほしくない。とただただ気持ちを素直に言ってるだけのような発言たちが、一般の感覚で言うと相手の気持ちも考えて発言されるので、そこまで負担になることもなく時々発生するわがままですが、境界性パーソナリティー障害ではそう言った次元ではなくなります。
例えば!
平日の昼間の仕事中にメールが来るようになります。
相手からのメール「今日は仕事遅くなるの?」ときます。
こちらは仕事で打ち合わせや、その足でそのまま別の会社へ打ち合わせその間に資料作成など色々と考えて動いているのですが、遅くなるかどうかは帰る間際までわからないことも多い職種でしたので、
私のメール「ちょっとどうなるかわからない、結構最近忙しいから今日も遅くなる可能性が高いよ〜」と返信します。
相手のメール「何時くらいになりそう?」と返信がきます。
私のメール「協力会社の作業を待ってたりもするし、納品まで時間がないから今日はどれくらいになるかわからない。」
相手のメール「そんなわからないことなんてあるの?明日に回して貰えばいいじゃない」
私のメール「もちろんそうできるように今段取りとかして今日やれることをまとめたりしてるから、忙しいから一旦このメール返信してる時間を業務にまわしていいかな?」
相手のメール「私より会社の方が大切なのね!わかった、もういい。」
私の心「・・・・・・・・・・・・」
さて!
みなさん!
色々と冷静に見ると何気ないやりとりのようにみえますが、
まずここ!
>相手のメール「何時くらいになりそう?」と返信がきます。
の部分
その前のメールで私はこのように返しています。
>私のメール「ちょっとどうなるかわからない、結構最近忙しいから今日も遅くなる可能性が高いよ〜」と返信しています。
わからないと言っているのに、時間を聞いてきています。よくよ〜く、普通に考えたら私の話聞いてますでしょうか?です。
なので、もう一度私も詳細に状況を説明してどうなるかわからないと説明メールを返しています。
>私のメール「協力会社の作業を待ってたりもするし、納品まで時間がないから今日はどれくらいになるかわからない。」
しかし、こちらの言い分が正しいもしくはこれ以上ツッコミどころがない返答をするとと面白いことしてきます。
話の軸を そっと ずらします。
>相手のメール「そんなわからないことなんてあるの?明日に回して貰えばいいじゃない」
もう、何時とかの話じゃなく私の行動をコントロールしにきています!
ここの気づき、めちゃめちゃ重要です!
当時の私はその質問にも一生懸命答えようと次のように返信しています。
>私のメール「もちろんそうできるように今段取りとかして今日やれることをまとめたりしてるから、忙しいから一旦このメール返信してる時間を業務にまわしていいかな?」
そもそも、そもそもですが、こちら今仕事してる中一生懸命、まずあなたに連絡返してます。早く帰るために一生懸命段取り組んで、打ち合わせしてます。その状況想像したことありますか?というか仕事中にそんなに帰り時間必要?そもそもこの前に食事の用意とかあるから通常時間に帰れそうなときは連絡するという約束もし、帰る定時にはいったん連絡を入れるという約束も待っていますけど!といいたいところですが、私もまだこの頃はそんな彼女に、早く会いたいんだな!しょうがないな!頑張って早く帰るね!なんてぐらいにしか感じていません。
はい、はっきり言って頭お花畑でした。というか、そんな考えを持った個性の強い人がいることを知らなかっただけでした。
しかーし、その一生懸命に帰るための努力をしているメールに対しての返信が、予想斜め上でした!
私の予想では、「そっか頑張ってるんだね!じゃあご飯一緒に食べれるかわからないけど、作って待ってるね!」くらいのノリで帰ってくると思っていました。私もだいぶお花畑ですが、実際は。。。。。
>相手のメール「私より会社の方が大切なのね!わかった、もういい。」
へっ?
いつの間にか、私は彼女より会社を選ぶ人間の加害者になっていました。。。。
さーて私はどうしたらよかったのでしょうか?
今抱えている仕事全部ほったらかして、会社をクビになってでも帰った方が良かったのか?なんて思いすらよぎってしまう仕打ち。
そんなことしたら、ただのアホです。そのあと、なんでそんなことで会社をクビになったのと言われるのが関の山です。
まあそんなこんなで、私もなんとか仕事を終えて遅くまで頑張ってくれた仲間たちとご飯も食べれてなかったので軽く食事でもして帰ろうと、会社近くの食事処に行きました。
時刻は21時ごろ。私は昼間のメールを気にしつつ会社のメンバーもこの1週間頑張ってくらたこともあったので、一瞬連絡を入れてからご飯に行こうかと思ったのですが、「私より会社の方が大事なのね」のメールが残ってたので、ここで連絡しても余計に怒ってしまってもしかしたら伝家の宝刀リストカットを発動してしまうかもと思いメールはせず食事に行きました。
すると。。。。
食事の途中に私のスマホの着信音が鳴りました。。。。。。
そう妻からの電話です。私は迷いましたが、なんで出ないの?と後々言われそうな気がしたので、電話に出ました。
てかそもそもそんなに怯える電話はもはや呪いの電話と後々思いましたが、それはさておき。
ガチャ!
妻「ねぇ、まだ仕事終わらないの?」
第一声いきなり喧嘩腰の声にまず、やる気を削ぎ落とされます。
逆に言うと予想通りですが。。。
そこから、連続で攻めてきます。
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