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ワークショップは大変だ!
東京スピンニングパーティーのワークショップに3日間参加した感想と頭をよぎったちょっとした怒りについて、記憶が新しい内に書き留めておく。
その日の朝、ほぼ始発から信号故障で電車は動いていなかった。
「えっ、そんな」
そんなーという絶望感と、やはり前日に乗り込んだ方が良かったのかな? という考えが頭を過ぎるが、でも横浜なのだから、通えるって思っていたんで、二泊にした。
そんな早る気持ちを抑え、復活した電車に乗り込むが、パイプの入った袋とスーツケースが邪魔になるくらいの混み様。まあ、急遽、最寄り駅からの始発になった電車に乗れたので座れたが、車内ではごめんなさい!とずっと言っていたくらいの混みよう。やっと池袋駅に着いた。もうそれだけで、HPは下ずられまくりだね。
それから、横浜までは、湘南ライン、副都心線の選択だ。本当は和光市で、乗り換えの手段もあったが、もうスーツケースを持って列車から出ることは不可能に近く、諦めてしまった。
この頃は乗り換え案内も精度が落ちてるのか、自分が悪いのか、よく使えない。湘南ラインではもう間に合わないのと、スーツケースとパイプがあるので、横浜で動きたくないからと、副都心線に向かう。もちろん、丸の内線乗り口から移動だよ。この方が人は一つに向かうからね。
電車はやはり遅延中なので、きたのに乗ったが、後から来た快速に渋谷で抜かされるとかなので、乗り換えたりする。
こういう時に乗り換え案内のアプリって役に立たないんだよね。と悪態着くが、仕方ない。さあこれで横浜まで一歩だよ。
するとお腹空いてきた。
「アンパンマン、お腹空いたよ」
と言ってみてもどこにもアンパンマンはおらず、ボクの顔お食べなど言ってくれる人はいない。そんなわたしの気持ちを無視して、目的地の最寄り駅日本大通りに着いた。
さあ会場に。着くとなんかまだ準備中?アレ?確認しみると、なんと、今日のワークショップは、1時半からでした。焦って出てこなくって良かったと。
疲れて、お腹の減ったわたしは、速攻、目の前にあった大戸屋さんへ入り朝食兼昼食を取ります。
ほっとひと息つき、時間を見ると後一時間ぐらいありますが、お昼時なのでお店も混んできたので席を立つ。どこかで休みたいけど、コーヒー屋さんも昼時なので混んでいるのと、あまりコーヒーが好きでないから行きたくないんで公園を探す。思い出したのは、大桟橋。あそこで海を見ようと、港に向かう。
そう大桟橋ならデッキに休むところがあったはずと。大桟橋には、なんと飛鳥Ⅱが泊まっていました。大きいなあ〜って思いながら、一時間くらいは読書と決め込んだ。
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さあ時間です、下に降りると、飛鳥の乗船者がたくさんいました。ちょっと羨ましいよね。豪華客船の旅って。そんな事を思いながら、ワークショップ会場へ向かう。
手続きを経て、ワークショップの会場に入ります。会議テーブルを二つ縦長に並べて、それを二人で使うようだ。
適当な席につき、開始を待つ。もうあのマフラーを自分が作れるって興奮する。
先生はアクティブな感じの方でした。
まず、自己紹介から始まる。色々な所から参加されている様で、みんな積極的。この手の身体を動かすワークショップは、本当にアクティブな明るい方が多い印象。そんな事を自宅に帰ってから息子に言えば、
「子供がシャボン玉を見ると興奮するんだから、石鹸をぷくぷくする作業は楽しいんでよ」
なんて言われてしまった。まあでも納得できるね。泡をぶくぶくしたり楽しいし、気持ちいいからね。
それから、レッスンが始まる。まず先生から作品の説明を受け、まずデザインを考えるとなりました。あーでもないこーでもないとデザインを考えて、デザインをはプチプチに写してと準備を終え、今度は今回のレッスンのメインテクニック、松葉のやり方を教えて頂く。
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まあ、細かい作業が始まる。ただこの時、もう少しデザインとテクニックの問題、考えられれば、最後までとは行かなくても、ある程度、この場でできたかな? という考えが浮かぶ。だからこの気持ちを忘れない様に、noteに書いてる。その辺の自分のテクニックの未熟さもあるけど、ある程度のデザインに重きをおかず、作業工程へのサジェスチョン、「手間がかかる作業が多いから、松葉の面積は少な目で」とかあれば、まあ、言われていたんだんだけど、気が付かなかったという感じかな? 細かい作業が追いつかない時はお手伝いに来てくれたしね。
まあ、この辺はテクニックを習いに行きているから、そのテクニックの習得が目的だからというのもある。だからこそ作品も完成しないと、なんのために安くはない費用を払ってまで仕事も休んで来ているのか、わからなくなるからね。その上、この時は、羊毛フェルトで薄く作る技術も習えるとありましたから。なら、まずカンタンなデザインから作品を完成させることを目指していくんでは? と、今更思ってしまう。
まあデザインは楽しいんですよ。できるか出来ないかは置いといても。そして、この時、デザインを考えるより手を動かす事、この後の時間配分についても説明があれば、さっさと、フェルト置いて、ローリング終わらせて、持って帰っても安心できるくらいは、この場でやっていたと、できたなあと、今になって思ってしまう。
というのは、実は、ワークショップが終わった後、ホテルのお風呂で色々とやっていたんです。まあ、ホテルでやったのは、アレ、コレ今やらないと出来ないんじゃない?っていう危機感からね。そして、翌日、もし先生に会えたら、分からない事、できない事を、色々聞くことができるということ邪な気持ち。まあ欲深いんですよ。レッスンとか受けて、その時間が楽しければというタイプではないから、新しいテクニックを身につけて、新しい作品を作りたいという気持ちがあるからね。本当に欲深い。
それでは、レッスンの流れに戻りますね。
今回のメインであるテクニックの説明の後、羊毛を置く時の注意が、上に下に出す出さないとかを考えてと。すると頭がはふ? 思考停止となる。
先生は作品を見せて、こうするかしないかです。と丁寧に具体的に説明してくれる。わたしは、工程が頭になくて、アレ、よく分からなくなっていて、ちょっと不確定に進んでいる感じになる。なら先に松葉を置いてからですかね?
いや、一緒に周りも地の所もフェルトを置くと。あれ? 頭が追いつきません。
フェルトで長いモノを作る時、場所がない時のやり方も説明しますって言われたんですからね。で、やはりモリモリのレッスンになって、それを気がつかず、こちらが消化できなくなっていたんだと。
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なら作品を作らないという手もあるですが、それだと楽しくないんですよね、手芸って。基本モノを作ることが好きでやっているから。
でもねえ。最初に、デザインを考えてきてくださいってとかあれば、時間短縮できたって思うし、今日はフェルトを置いてしまいますとか、明日までにローリングを終わせて、細いところはおうちでやってもらいます。って最初に工程の説明をしてくれるとと、ねえ、って思っちゃう。
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というのは、ホテルで、作業を、叩きつけてフェルト化させてる事をやってしまったからなのです。その時、あちらこちらが、すぐくっついてしまうんです。それを丁寧に剥がすんですが、破けて、穴が空いてしまうんです。その修復とかも教えて欲しかった。薄いからそうなるのですが、早くフェルト化しようと、回数を多く叩きつけると、すぐにあちらこちらがくっいてしまい。剥がす、破けるの連続です。この工程は、やはりレッスンの時、やりたかったと。
わたしが未熟なんだと、そう思ってしまう。
夜ホテルで、2時間くらいやり、朝も1時間半やり、どうにかマフラーの大きさに縮めてやめました。少し無理したのか、薄かなった部分や小さな穴が見える。
ワークショップって、有名な先生を呼んでとなると、どうしてもテクニックの問題で経験がない人に、先生がかかりきりになるし、わたし自身も自分の作品を作ることに夢中になり、質問もできないまま未完成の作品が残ると。
そうなると、できる、やりたい人に裾野を広げようとしたことが無駄になってしまうのでは? でもある程度の慣れた人だけだと、もうどこに行っても知った顔が居るってなりますからね。レッスンも進みが速く、コレも消化不良になることもある。
今回は、最初から仕上がらないのは感覚で分かっていたから、レッスンの後、家でやるつもりで参加したので、それくらい期待していたワークショップでした。それなのに、漠然とした不満とちょっと未消化になって終わってしまった感じなのが残念で、とても楽しいレッスンだったからそこ残念で、コレを書いてみました。
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わたしは批判したいのでないんです。
水フェルト、ソープフェルトと言われる物は、場所と時間を選ぶ作業なので、やりたいと思ってもなかなかできないんですよね、だからこそ、こういう貴重な機会はたくさんあった方が良いと思っているのですが、今回はあまりにもお粗末なので、どうにかできないかな? と思ってしまいました。
もう何年も、ソープフェルトをやってる身からすると、多分できる人には問題ないけど、多くの人はお家に帰って続きをやった時とても迷ってしまうんですね。
あの後、翌日、先生にお会いすることが叶い、「叩き付けていると、すぐ、フェルト同士がくっついていまう」と、お話したんですが、ガンガンに叩きつけないで、数回づつやり、くっついてしまったら優しく剥がすとアドバイスをもらいました。何かあったら連絡下さいとも。先生もあそこまでに、終わってしまったのは、初めてなのでフォローはしたいとの事。
ただ、メールだと、作業中にはメールできねーし、言語化できねー、となると、疑問も聞けませんからね。この辺、テクノロジーでうまくできないかな? とは思います。まあ、時間を合わせて、zoomとかで話し合えばとかしか思い浮かばないんです。それだと、on timeになってしまうから参加できない人も出るしね。難しい問題ですよね。
まあ材料は買ってきたので、リベンジします。
翌日です。シェットランドレース編みの講習。
今わたしの中ではとても習いたいと思っている講習。不思議な編み方をして、ウールでレース編みをそれも棒編みで。レースの尖りもあるけど、編み図を見ても難しい編み方をしない。増し目に減らし目でただガータで編んでいくと、とてもシンプルな編み物なんですが、コレがとても難しいの。もうパターンでなく減目増目で、頭が回転しなくなる、編み図が頭に入らない感じ。
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こんな感じにトゲトゲができる編み方をする。ああ、レース編みですよ奥さん。もう、それだけでたまらない。仕上げ方も教わり今まで疑問に思った、この仕上げ台の作り方も教わり、満足感たっぷり、全然アームウォーマーは編めませんが、知りたいことが知れたし、やはり、この手の細いウールは、自分で紡ぐとの話とやり方まで教えて頂けたからだと。
どちらにしても講習時間は限られているし、その時間でできることはほとんどないんですが、それでも満足して帰るって結構難しいのでは?って思えた3日間だったと。
しかし、宿題が山積みで、仕事しながら、色々とやっている方には、敬服しちゃう。わたしは大体、仕事は、仕事で休まずやり、手作りは仕事をどこかにやってから取り組むので、今まではバランスよくやってきた気がするが、今はフルで普通に休みが入る働き方になってしまったんで、ちょっとハードワークになってしまう。でも手作りが好きだから、まだまだ新しい技法を身につけたいからと、頑張っているけど、なかなか難しいなあと、この頃は思っている。
でもふわふわの羊毛から布になったり、一本の糸、ウールから繊細なレースが生まれるとか、すごくワクワクする。だから色々と作るんだと思う。
さあ、今回、山積みされた宿題を仕事の合間に頑張ってやらないとね。
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